国内ドラマ

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2022年06月23日

<やんごとなき一族>松本若菜が魅せる、唯一無二の松本劇場

<やんごとなき一族>松本若菜が魅せる、唯一無二の松本劇場

第1話:美保子の鮮烈なデビュー戦(?)タケノコ節と顔芸


オンエア直前のカウントダウンムービーからして拍手のクセがすごかった美保子。一見親切な振りをして、わざと佐都が笑いものになるように仕向けるなど、嫌味な言い方と態度がすごかった。自分ではなく佐都が”女主人”になると聞いてヒートアップ!

「この雨後のたけのこが! ずうずうしく 人の家にのこのこのこのこニョキニョキニョキニョキタケノコタケノコ ニョッキッキと生えてきやがって!」

と言う早口セリフが忘れられない。それだけでなく、佐都が兄弟の祖母・八寿子(倍賞美津子)に一目置かれたのが許せなかったらしく、佐都に瓶に入った液体を頭からかけ、サウナに閉じ込める。


©フジテレビ

閉じ込められた際に落ちた佐都のスマホに「佐都の母・良恵(石野真子)が倒れた」という連絡がきたが、代わりに出た美保子は佐都に窓越しに変顔で伝え、閉じ込めたまま行ってしまう。

ここでわかるのが、美保子には善悪の基準などないということだ。例え嫌がらせをしたいといっても、親が倒れたのに閉じ込めて放置というのは、さすがにまともな神経じゃない。自分の目的のためなら、気に入らないやつに嫌な思いをさせるためなら何でもする、それが美保子なのだ。

そして、大変腹立たしいシーンであるにも関わらず、彼女の変顔が抜群に面白いのだ……。1話からして、すでに美保子に釘付けだった。


第2話:ここから始まる、歌による嫌がらせ


第2話もノリノリの美保子、倒れた母と深山家のしきたりの間で苦しむ佐都の顔を「グーチョキパーで グーチョキパーで 何つくろう~何つくろう~♪ 右手もパーで左手もパーで板挟み~板挟み~♪」と歌いながらはさんできた。「何なのこの人」と言う佐都、大正解。この回からたびたび歌(童謡が多い)を歌いながら佐都を刺激してくる機会が増えた。しかも、歌がうまいところがたまらない。

さらに、健太の就任パーティーに健太の幼なじみで元許嫁の泉(佐々木希)が来ると知り、わざと佐都のドレス選びについてきて、全く同じものを泉に送ったのだ。泉と佐都のドレスがかぶっているのを見て騒然とする会場の人たちを見て、他の人から見えないように手で顔を隠しながらカッ! と勝ち誇った顔(変顔)を佐都に向けたのが最高すぎた。

明人がたしなめようとすると、にらんで黙らせる。夫婦の力関係がはっきりとわかった瞬間でもあった。

第3話:離れ離れの誕生日、嫌味な替え歌をプレゼント


©フジテレビ

佐都と健太は誕生日が一緒なのだが、圭一が仕事の予定を入れたことにより一緒に過ごせなくなってしまった。そこへわざわざやってきた「バッドバースデイトゥーユー♪」「ぼっちバースデイフォーユー♪」と嫌味な歌をプレゼント。や、嫌なやつ~! しかし、歌が無駄にうまいのだ。


また第2話で佐都が大介夫妻の離婚に加担したと怒る圭一が、健太に任せるはずだった大きな仕事を明人にやらせることにした。その瞬間の美保子の表情とガッツポーズも忘れられない。


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