映画コラム
『トイ・ストーリー4』が賛否両論である「3つ」の理由と、それでも肯定したい理由
『トイ・ストーリー4』が賛否両論である「3つ」の理由と、それでも肯定したい理由
2022年6月24日に『トイ・ストーリー4』が金曜ロードショーで地上波初放送される。本作はSNSでかなりの賛否両論を呼んだ内容であり、『トイ・ストーリー3』と2週連続で放送されること自体にも激烈な批判的な意見が飛び交っている。
まず、筆者個人は『トイ・ストーリー4』が大好きだ。絶賛派としての意見、またスタッフの「完璧だった前作の続編を作る意義」などについては、以下の劇場公開当時の記事にも記したので、合わせて読んでいただきたい。
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そして、絶賛派として、様々な意見を知って改めて思ったことは、否定的な評価をした方も、その気持ちは大切にしてほしい、ということだ。なぜなら、何かが受け入れられない、拒絶反応を覚えたということは、その人にとって大切な価値観を再認識できた、ということでもあるのだから。
同時に、誰かにとって嫌いな作品でも、他の誰かには大切な作品になることもある。個人の否定的な感想そのものを改める必要はもちろんないが、他の方への過剰な強要は避けるべきだろう。そのことを前提としつつ、『トイ・ストーリー4』が賛否両論を呼びやすい理由と、「個人的には肯定したい理由」を記していこう。本編のネタバレ全開となるので、ご覧になってから読んでいただきたい。
※これより『トイ・ストーリー4』の結末を含むネタバレに触れています。あわせて『トイ・ストーリー3』のラストのネタバレにも触れています。
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