アニメ「呪術廻戦」第17話:野薔薇と真希の生き様がかっこよすぎる件
>>>「呪術廻戦」画像を見る
テレビアニメ「呪術廻戦」第1期が2022年4月3日(日)より放送スタート。
『劇場版 呪術廻戦 0』は大ヒットし、2023年にはテレビアニメ第2期の放送が予定されている。
本記事では、第17話をcinemas PLUSのライターが紐解いていく。
>>>「呪術廻戦」関連記事を読む
呪術廻戦 第17話「京都姉妹校交流会 団体戦③」レビュー
東京校と京都校の戦い、女性陣にスポットが当たった今回は、名言のオンパレードだった。
三輪は真希の強さに圧倒されていた。真依に聞いていた事前情報と違い、めちゃくちゃ強い。三輪の考えることを読み、斬新な方法も使って攻撃してきた真希に、刀を取られてしまう。
真希は本当は2級くらいに上がってもいい能力を持っているが、「禪院家」が彼女の昇格を邪魔しているらしい。
真依を悪く言われて腹が立った西宮は、女の呪術師が持つ苦悩、求められるのは”実力”ではなく”完璧”だということ、さらに禪院家に生まれた真依がどんなに理不尽と戦ってきたかを訴える。そりゃ大変だろうけど、今その話関係ある……? とちょっと思ってしまった。その理不尽、野薔薇のせいじゃないし。
言い返すとともに反撃に出る野薔薇のセリフがめちゃくちゃかっこよかった。
「うるせぇよ、不幸なら何しても許されんのかよ」
「じゃあ何か? 逆に恵まれた人間が後ろ指さされりゃ満足か?」
「どんな生い立ちだろうと私はアイツが気に食わねぇ。同じ生い立ちでも私は真希さんが大好きだ!テメェらこそ、これから呪おうとしてるバカがどんな人間か少しは考えたことあんのかよ」
「“完璧”も“理不尽”も応える義務がどこにある? テメェの人生は仕事かよ」
「男がどうとか女がどうとか知ったこっちゃねーんだよ!! テメェらだけで勝手にやってろ!!」
「私は綺麗にオシャレしてる私が大好きだ!!」
「強くあろうとする私が大好きだ!!」
「私は“釘崎野薔薇”なんだよ!!」
いや、かっこよすぎるだろ……。
何かと人と比べてしまったり人の目を気にしてしまいがちなご時世、高校生で自分の価値は自分で決められる野薔薇、かっこいい。
そして真依と真希、因縁の姉妹対決。
真依が回想しながら何度も「嘘つき」「大っ嫌い」と言っているの、もはや途中から大好きの裏返しのように聞こえてきてしまう。自分から家を出て、高専に入った真希。真依は「置いて行かれた」と感じていた。
そして、自分は呪術師になんかなりたくなかったのに、真希が頑張るから頑張るしかなかったと言う。
「なんで一緒に落ちぶれてくれなかったの?」という言葉に
「あのままじゃ私は私を嫌いになってた、それだけだよ」
「ごめんな」と答えた真希。
真依は、子どものころの「絶対おいてかないでよ」「当たり前だ、姉妹だぞ」というやり取りを思い出していた。一人うずくまり「嘘つき…大っ嫌い」と再度言われたセリフが切ない。禪院家の人たちがもっと人格者だったら、二人はずっと一緒にいられたのかもしれない。
でも、それぞれの状況の中、自分で自分を好きでいるために呪術師として生きる道を選んだ真希や野薔薇、心からかっこいいなと思った! 女子たちが男前すぎる。
呪術廻戦 第17話「京都姉妹校交流会 団体戦③」ストーリー
交流会団体戦は続く――。対峙する真希と三輪。三輪は真希の等級には表れない圧倒的強さに驚きを隠せない。同じ頃、箒で空中を飛び回る西宮を追う釘崎。真依の苦労、女性呪術師として生きていく意味を語る西宮をバッサリ切り捨て、一気に反撃に出る。そして姿が見えない真依は――。(文:ぐみ)
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会