「君の花になる」で注目の“8LOOM”!メンバー&曲の魅力を徹底解剖



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挫折した元高校教師・あす花(本田翼)が、ひょんなことから崖っぷちの7人組ボーイズグループ8LOOM(ブルーム)の寮母となるドラマ「君の花になる」

劇中だけでなく、実際に期間限定のボーイズグループとしてデビューし、曲を何曲も配信リリースしている点が、これまでの同題材ドラマと一線を画している。

約1年前にオーディションが行われ、選ばれたメンバーのほとんどが歌・ダンスもしくは芝居のいずれかは未経験。彼らがスキルを高め、仲を深めていく様子が「君の花になるまでの365日」、放送開始後の別コンテンツとして「君花アフターパーティー」がYouTube・Paravi(未公開映像つき完全版)で配信されている。



1から作り上げられたとは思えないパフォーマンスのクオリティや、メンバーの仲睦まじい様子に「期間限定なのがもったいなさすぎる!」という声も上がっている。

本記事では、本編や配信コンテンツに触れつつ、8LOOMメンバー7人のオン(役柄)オフ(本人)両面の魅力を中心に「君花」について語っていきたい。

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「8LOOM」メンバー7人の魅力を徹底紹介!

■佐神弾 役・高橋文哉 


埼玉県出身、A-PLUS所属。昨年2021年に話題を呼んだドラマ「最愛」での主人公・梨央(吉高由里子)の弟・優役をはじめ、今年も「ドクターホワイト」で研修医・佐久間役、「悪女(わる)〜働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?〜」では会社の清掃アルバイトから作中で新入社員となる山瀬役など、この2年で7作品の連続ドラマに出演。そのため7人の中では、高橋の知名度がもっとも高いかもしれない。

これまでどちらかというと弟・後輩などの“かわいいポジション”のイメージが強かった印象の彼が本作で演じる弾は「グループの音楽を作るリーダーでセンター。一匹狼に見えて、若さと青さが残る一匹ワンちゃん。仲間想いだが、ツンが多めのツンデレ。」といったキャラクター。

あす花と先生と生徒だったという関係はあるものの、グループの中では背負うものも多いしっかり者であり、素直になれずツンツンしてしまうという、これまでになかった要素の多い役だ。(作中で「弾の背負うものが多すぎる」という話になり、リーダーは宝に変更された)

高橋文哉の透明感のある美しさは、センターという設定に説得力を持たせているが、歌・ダンスに関しては全くの未経験。同じく未経験の綱とともに、前向きにレッスンに取り組む様子が評価されていた。

実際披露されているパフォーマンスでは、ゼロからレッスンした人とは思えない歌声で努力の跡がうかがえる。また「君の花になるまでの365日」では作中とは異なり、ほかのメンバーに息を吹きかけたり接触したりすることが多くてなんだかかわいい。「なんでもノート」に領収書・出演作品のロゴ・出演作品のメモ・豚汁のレシピなど、タイトル通りなんでも書きこんでいて興味深かった。

人としては不器用な弾が、あす花やメンバーとの関わりを経て成長していくのも「君の花になる」の醍醐味。今は恋愛よりアーティスト活動に集中してほしいとは思うが、彼が今後どうなっていくのか楽しみだ。

■成瀬大二郎 役・宮世琉弥(みやせりゅうび)


宮城県出身、スターダストプロモーション所属。「もしも、イケメンだけの高校があったら」「村井の恋」「闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん」そして「君の花になる」と、2022年だけでも多くの連続ドラマに出演。

ここ数年は俳優として活躍している一方で、ボーカルダンスユニット「M!LK」の元メンバーであり、8LOOMの7人の中で唯一歌やダンス・演技全ての経験が豊富。赤い髪の毛と大きな目が印象的だ。

なるの「最年少だが精神年齢が高くメンバーの仲を取り持つしっかり者」という役どころは「友達と複数人でいるときも俯瞰で見ているほう」と、自身に近いと言っている。ストーリー序盤では、なるが他のメンバーと衝突する弾に声をかけることも多かった。

宮世は「演技の引き出しを作るためにいろいろな作品を観ている」と語っていたのが印象的だったため、「君の花になる」で見せる引き出しが楽しみだ。

なるはこれまで安定していたが、7話と8話予告では何かを悩んでいるようで心配だ。

■古町有起哉 役・綱啓永(つなけいと) 


千葉県出身、ワタナベエンターテインメント所属。2017年、第30回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにてグランプリ(コンテスト史上初の敗者復活によるグランプリ)。『騎士竜戦隊リュウソウジャー』(2019)にてリュウソウブルー / メルト役を演じるなど、これまで俳優として活動してきた綱は、高橋とともに歌・演技未経験での挑戦。

演じる有起哉は「感情表現がストレートで男気のあるグループ最年長。様々な苦労を乗り越え、やっとの思いでデビューを掴み取った努力家」とあり、作中でも人一倍8LOOMを大切に思っているのが伝わってくる。

序盤は弾と衝突し、言い合いになることが多かったが、オーディションやドキュメント映像ではその印象とは異なり、ニコニコ話す様子が印象的だ。初顔合わせの日、奇しくも高橋と上方の雰囲気が似ており(ストレート前髪ありでおろしている状態)公式双子もいるが、こちらも双子みたいだなと思った。

高橋とともに歌・ダンス未経験だが、ドキュメントでは常に前向きに楽しんで取り組んでいる様子だった。また、ダンス経験者のメンバーたちからも「綱くんは成長が早い」と評価されていた。

個人の感想として、Sexy Zoneの菊池風磨と同じ系統の顔のような気がしていて、これからさらに人気が出そうだ。

■一之瀬栄治 役・八村倫太郎 


神奈川県出身、ホリプロ所属。清潔感・上品なところを評価されていたのが八村だ。ダンスボーカルユニット「WATWING」のメンバーで、この春慶応義塾大学を卒業している。

知的な雰囲気や本人の経歴もあってか、演じる栄治は「アーティスト活動をしながら現役大学生をしているしっかり者」という役どころ。お兄さん組ではあるが、ちょっと自信がなかったり、同じ事務所の売れっ子・CHAYNEY(チャイニー)のユズ(INI 髙塚大夢)とは幼馴染という設定でけんかするシーンがあったり、かわいい一面もある。

ドキュメンタリーでは、他のメンバーがアーティスト写真を撮るときにたくさん褒めていたり、先ほど触れけんかのシーンでは演技に慣れず緊張している髙塚に「僕も緊張してますから」と声をかけたり、一人だけ参加できなかったイベントで大いにいじられていたりと、場を和ませてくれるキャラだ。

上品で知的な一方、パフォーマンスはダイナミックで力強く、そのギャップもいい。3話では幼馴染であるユズとのけんかシーン、6話では栄治が悩んできたことが明かされるエピソードがある。

■桧山竜星 役・森愁斗 


東京都出身、スターダストプロモーション所属。ダンスボーカルユニット「BUDDiiS」のメンバーでもあり、歌とダンスは経験があるが、演技は初挑戦となる森。

演じる竜星は「歌うことが大好きで、甘えん坊でふざけたりもする弟組。鼻が利き、あす花が作っている料理のメニューがわかるほか、人の気配がわかるという特技がある。自由人で少しミステリアスな一面もある。」といった要素がてんこ盛りになった結果、一言で言い表せないキャラだ。

グループが若干ギスギスしていた序盤、竜星が匂いで料理を当てるシーンには和んだ人も多いだろう。山下幸輝演じる宝とは弟組同士で“公式双子”と呼ばれており、かわいい。5話で宝をさりげなく励ますシーンは感動した。

オーディションでは真摯に臨む姿勢が印象的で、合格発表を告げられたときには「応援したくなるような人を探していて、そういう意味でもステキでした」と言われていたのも納得だ。

ドキュメンタリーでは多忙なスケジュールの中、部屋で寝るシーンを撮っている間に本当に寝てしまい、そのまま撮影を決行、寝起きの反応を含めてOKカットとなったというハプニング(?)は微笑ましかった。同じ「BUDDiiS」メンバーでもあるお兄さんとのYouTube(もーりー【アホと弟】)・TikTokも面白い。

■久留島巧 役・NOA


東京都出身、アミューズ所属。なんと12歳のときから6年間、YGエンターテインメントで日本人初の練習生として韓国で過ごし、帰国後ソロアーティストとして活動している実力派。

艶のある高音や色気漂う独特の雰囲気とオーディション時の礼儀正しさ、どちらも印象的だった。また合格を告げられたときに「鳥肌が立った」と言い、手で口元を覆って感動して、スタッフも「そんなに喜んでくれるなんでうれしい」と言ったほど。顔合わせのとき、山下も八村もNOAのファンだと感激していた。

演じている巧は「パフォーマンスの実力は格別で、一見クールで完璧そうな雰囲気だが、実はド天然。生活力は低めというギャップがある」という、ちょっと不思議ちゃんなキャラ。

ドキュメンタリーやメンバー同士のインスタライブを見る限り、NOA自身も天然なところがありそうに思えるので、結構なハマり役かもしれない。YouTubeでは自身のこれまでを語るコンテンツも始まり、今後もチェックしたい。

■小野寺宝 役・山下幸輝


大阪府出身、ワイケーエージェント所属。ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでファイナリストになったほか、高校生の頃にダンス大会で何度も優勝しているという実力の持ち主で、パフォーマンスのキレがすごい。8LOOMの活動では、実際に3rdシングル「Melody」の振り付けにも参加。オーディション時に上京してから半年ほどと話しており、7人の中では比較的最近芸能界入りしたようだ。

「キレのあるダンスが最大の武器。パフォーマンスにだけは絶対的な自信を持つ陽気な弟キャラ。一方で自然と年上メンバーのケアをするなど、世話好きな一面がある」と、本人に近めのキャラ設定だ。

宮世にも「幸輝くんはかわいいですね、すべての仕草があざとい」と言われているが、実際MVなどでのパフォーマンス中のウインクのタイミングが完璧である。

合格発表の際、合格を伝えられたことに気づかず、廊下に出てインタビューされた際に合格が判明するという天然すぎるハプニングには笑ってしまった。

歌と演技の経験はほとんどなく、台本読みの時などノートにメモをびっしり書いている真面目な一面もあり、その姿は5話で宝がメンバーのいいところをびっしり書いていたところとリンクする。TikTokではさまざまなダンスを踊る山下を見られる。

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(C)TBS

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