特撮向上委員会

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2022年12月24日

『仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル』はどこを切り取ってもエモい!篠宮暁がネタバレ有レビューで絶賛

『仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル』はどこを切り取ってもエモい!篠宮暁がネタバレ有レビューで絶賛



ネタバレ有!この姿を見るだけでも映画館に行く価値がある

「ギーツ/リバイス」製作委員会(C)⽯森プロ・テレビ朝⽇・ADK EM・東映
▶︎『仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル』画像を全て見る

まず、龍騎が最高すぎた!

バトルロワイヤルということで、ギーツやリバイスの前に王蛇とナイト、そしてリュウガが立ちはだかるんですが、令和4年に最新のライダー達と、この三者が一戦交えるのを見ることができるなんて興奮しないわけがありません。

対決の前には3人揃って同時変身するシーンもあるんですが、ここでの浅倉威と秋山蓮による一連のやり取りもしびれますし、最新技術で描かれる変身シーンの迫力はすごいったらありゃしない。

まだ肝心の龍騎が出てきてないというのに、すごい満足感。

「ギーツ/リバイス」製作委員会(C)⽯森プロ・テレビ朝⽇・ADK EM・東映
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一体どこで龍騎が出てくるんだろう……とドキドキしていると、後半、むちゃくちゃいい展開で登場。龍騎のこの立ち姿を見るだけでも映画館に行く価値があります。

からの、ドラゴンライダーキック2022。

2002年のキックも、当時としてはすごい映像でしたが、今見るとCGのぎこちなさが多少あったりします。しかし今回のはなめらかもなめらか。そして迫力ももちろん増し増し。東映特撮の技術の進歩に感動します。

まだまだ続きます。映画終盤には、素面の城戸真司と蓮のやり取りが。

「RIDERTIME 仮面ライダージオウvsディケイド」でもやりとりはありましたが、今回の方がより当時の真司と蓮の雰囲気が出ていて、城戸真司はむちゃくちゃ城戸真司だし秋山蓮もむちゃくちゃ秋山蓮なんです。

また、セリフとして明確に言葉にされていなくとも、2人が絡むだけでいろんな背景が勝手に脳内で再生されるんです。とにかく最高でした。

龍騎のことばかり書いてすみません。

「リバイス」パートでの最高の演出とエンディング

「ギーツ/リバイス」製作委員会(C)⽯森プロ・テレビ朝⽇・ADK EM・東映
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バイスの復活もたまりませんでした。やはり、「リバイス」の最後はバイスに泣かされてるわけですから、お祭り映画だからといって簡単に復活して欲しくはないなと思っていたわけです。

しかし、そこは流石の柴﨑貴行監督。

前半30分をたっぷり使って、バイスが復活するまでの道のりを丁寧に演出していきます。「リバイス」だけの世界。

冬映画でがっつり現行ライダーと前ライダーが最初から絡み合っていく展開になって久しいですが、単独で「リバイス」の世界を描いていくあたり、初期の頃の“MOVIE大戦”を思い出しました。

バイスを忘れてしまった一輝が必死に手繰り寄せるように、やっとバイスまでたどり着き、最後は精一杯手を伸ばして……。ここで僕は気づきました。

精一杯手を伸ばす演出に、僕はめちゃくちゃ弱いと。

満を持して復活したバイスへ心の中でスタンディングオベーション。スクリーンせましと気持ちいいくらいに活躍してくれるバイス。

「ギーツ/リバイス」製作委員会(C)⽯森プロ・テレビ朝⽇・ADK EM・東映
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もうこのままバイスがずっといてくれても構わなかったんですが、テレビ本編の最終回のバイスの想いが茶番にならないように、しっかりと考え抜かれたバイスの結末でした。

でも、「ギーツ」のエッセンスが混じることで、モヤモヤしていたリバイスの最後が晴れやかになるような終わり方。

この映画はもうどこを切り取ってもエモかったです。もう一回、見に行ってきます。

(文:篠宮暁)

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