【冬も春も大活躍】2023年4月ドラマの注目俳優“7人”

あっという間に桜が開花し、季節が春へと変わろうとしている。そして春も話題ドラマが目白押しとなっている。

今季は一体どのような作品が視聴者を夢中にさせてくれるのだろうか。

今回は、冬から春へとドラマ出演が続く俳優をピックアップ。注目ポイントをチェックしてみる。

田中圭

■出演:「unknown」(テレビ朝日・4月18日21時スタート)


「リバーサルオーケストラ」(日本テレビ)での天才指揮者から、「unknown」では交番勤務の警察官へ。天才もポンコツも、熱血も無気力も、変人も平凡も、どんな役が来ようとも、もはや安心して観ることができるのが俳優・田中圭だ。

恋人・こころ(高畑充希)との結婚に一歩踏み出せない田中演じる虎松。実はお互いに重大な秘密を抱えている。一方で、2人が住む街では殺人事件が連続して起こっていた。それも、体内の血液が抜かれているという異様な状態で発見される……。

こころと虎松のラブストーリーと共に、本格サスペンスの要素がある本作。

また制作は「おっさんずラブ」チームが手掛けるというから、否応にでも期待が高まる。さらに、「おっさんずラブ」で欠かせない存在であった吉田鋼太郎も参戦するとあって、田中とのどのようなやりとりが観られるのかも楽しみだ。

それにしても、相変わらず引っ張りだこな田中圭。2022年は地上波のドラマ出演は1クールだけだったが(いや、普通は1クールでも大変だと思うのだが)、公開となった出演映画は主演2本、吹替1本を含めて計5本。さらに、バラエティでは「田中圭の俳優ホン打ち」(フジテレビ)がスタート。「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」のメインキャスターも務めており、どういうスケジュールになっているのか聞いてみたいところである……。

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山田裕貴

■出演:「ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と」(TBS・4月21日22時スタート)


引っ張りだこと言えばこの人もそうである。山田裕貴。「女神の教室~リーガル青春白書~」(フジテレビ)ではロースクールの教員・藍井を演じた。判例オタクで東大法学部在学中に司法試験に合格した天才、そして変わり者。ちょっと陰気な空気も醸し出している。

「ペンディングトレイン~」は偶然同じ電車に乗り合わせた乗客たちが未来へのタイムスリップに巻き込まれながらも、元の世界に戻ろうともがく姿を描く。

山田が演じるのはメディアでも活躍するカリスマ美容師。コミュ力が高くて何を考えているのか分からない、危険な色気が感じられる、という人物像だけで期待がマックスに高まる。そもそもポスタービジュアルだけでも良すぎる。その上、複雑な過去を抱えているときたら……!

今年は大河ドラマ「どうする家康」で猛将・本多忠勝も演じている。1年でこんなにいろんな山田裕貴が観られていいのだろうか……。

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桐谷健太

■出演:「ケイジとケンジ、時々ハンジ」(テレビ朝日・4月13日21時スタート)


いや、振り幅!!
 と声を大にして言いたくなる。

先日まで「インフォーマ」(カンテレ)でゴリゴリの極道……ではなかったがどう見ても一般人に見えない情報屋を演じていた桐谷が、今度は元熱血体育教師から警察官に転職した仲井戸豪太を演じる。

本作は2020年1月期に放送された「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」の続編となり、暑苦しさ満点、人情に厚い仲井戸の印象が強く残っている人も多いのではないだろうか。

ヤクザも、インテリも熱血警察官も似合うから、桐谷健太は怖い。あと、人に対しての想いが強い(執着が強いともいうのかもしれない)役が似合うのが興味深い。

今回はどのような熱血刑事ぶりを見せてくれるのか。

 
ちなみに、仲井戸に振り回される検事チームのひとりには、桐谷と同じく「インフォーマ」に刑事役として出演していた西村元貴も出演する。

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坂東龍汰

■出演:「王様に捧ぐ薬指」(TBS・4月18日22時スタート)

2017年の俳優デビュー以来、年々その存在感を強めている坂東龍汰。「リバーサルオーケストラ」ではフルート奏者・蒼を演じ、音楽と人生への葛藤、そしてヒロイン・初音(門脇麦)への切ない恋心に共感した人も多いはず。

「王様に捧ぐ薬指」ではヒロイン・綾華(橋本環奈)の初恋相手・神山絢斗を演じる。

家族を守るために“ツンデレ御曹司”新田東郷(山田涼介)と打算的に結婚した“ド貧乏シンデレラ”綾華のもとに、留学先から戻ってきて綾華たちの新婚生活に関わっていく……という役どころ。契約結婚をする“ド貧乏シンデレラ”はモテると相場が決まっているので(?)、東郷と恋のライバル関係になるのか。

しかし、こういう場合、最初は愛がない結婚をした2人の間に、本当の愛が芽生えることが大半なわけで! ということは当て馬役でしょうか。だとしたら、とびきりきゅんきゅんさせてくれるのではないか。

「リバーサルオーケストラ」ではひたむきに初音に恋する姿が印象的だったので、思う存分、その魅力を発揮してほしい。

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赤楚衛二

■出演:「ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と」/「風間公親―教場0―」(フジテレビ・4月10日21時スタート)


朝の連続テレビ小説「舞いあがれ」ではヒロイン・舞(福原遥)の夫・貴司役を演じた赤楚。理想の幼馴染すぎて震えた。旅をしながら歌人の道を模索するという役どころは、本来なら眉をひそめてしまう人もいるだろうが、その誠実さに心を打たれ、結果的に権威ある短歌賞を受賞しているのだからすごい。

「ペンディングトレイン~」では消防士役、「教場」では新人刑事役を演じる。誠実で人を助けようとする役、優しさが感じられる役はぴったりだというのは多くの人が頷くところだろう。

しかし、「ペンディングトレイン~」では何か事情を抱えているようだし、「教場」では優しさだけでは事件が解決できないことを身をもって知らされていく。

優しさのその先に、どのような演技を見せてもらえるのか。赤楚が演じる苦悩する役は切なさが視聴者の心を打つ。つい、苦しみを共有したくなる。答えを見つけたあとの優しい笑顔が見られることも同時に期待したい。

 
「教場」には「星降る夜に」に出演していた北村匠海も新人刑事として登場する。

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横山裕

■出演:「帰ってきたぞよ!コタローは一人暮らし」(テレビ朝日・4月15日23時スタート)

©津村マミ/小学館(「ビッグコミックスペリオール」連載中) ©テレビ朝日

朝の連続テレビ小説「舞いあがれ」ではヒロイン・舞の兄・悠人を演じていた横山が、「帰ってきたぞよ!コタローは一人暮らし」に連続で出演。さらに「コタローは一人暮らし」は続編ものとなる。

「舞いあがれ」ではエリートであり、カリスマ投資家として脚光を浴びたものの、のちにインサイダー取引で逮捕とされるという栄光と転落を体験。また、家族への複雑な愛情を抱え苦しむ悠人を繊細に演じた。家族に対して思いを吐露する姿には、観ているだけで涙がこぼれてしまう。「俳優・横山裕」としての新たな一面を見せることになったのではないか。

そして一転、「コタローは一人暮らし」では売れない漫画家へ。同じ金髪でも、表情が全く違うのでそれだけでも役としての存在感はバツグンだ。

ただ、共通して、情に厚くて、ちょっと素直になるのが下手な役がめちゃくちゃ似合うな、と思う。

今年42歳となる横山だが、大学生役もこなしてしまうので、もしかすると今後さらに役の幅も広がるのでは? と期待も高まる。

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菊池風磨

■出演:「隣の男はよく食べる」(テレビ東京・4月12日0時30分スタート)

「嘘だろ!?」というぐらい、最近テレビで見かける機会が爆増中の菊池風磨。

「大病院占拠」(日本テレビ)では病院を占拠する鬼のリーダー・“青鬼”を熱演。鬼の面で顔が半分以上隠れているにもかかわらず、初回で中の人が菊池風磨だと言われていたのももはや彼の魅力のひとつなのかも。

クールで、頭の回転が速く、淡々と計画を進めていく青鬼に主人公・武蔵(櫻井翔)が翻弄されるストーリーを毎週楽しみにしていた人も多いのではないだろうか。

そんな菊池が「隣の男はよく食べる」では主人公・麻紀(倉科カナ)に想いを寄せられる年下男子を演じる。ひょんなことをきっかけに隣で暮らす麻紀と接点ができ、手料理を振る舞われる。隣に暮らす年上女性×年下男性+手作り料理+ラブストーリー=胸キュンに決まっている。胸キュンじゃなかったら泣く。

がっつりラブストーリーを演じる菊池を観られる機会はこれまでにもそう多くない。だからこそ、ドラマ、バラエティでも活躍をしている姿を見せている菊池に沼落ちするきっかけになるかも?

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2023年春ドラマも要チェック!

わずかだが、紹介しただけでも豪華な顔ぶれとなっている。今季はどのような俳優が私たちを魅了してくれるのか。

ぜひ夢中になれる俳優、作品を新たに見つけてみてほしい。

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