映画コラム
<ネタバレ>『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』の魅力とマニアックな小ネタを5つのポイントで解説!!
<ネタバレ>『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』の魅力とマニアックな小ネタを5つのポイントで解説!!
レゴの世界
劇中ではサプライズ要素として、レゴで描かれた並行世界が登場しました。レゴ版スパイダーマンといえば過去に「LEGO マーベル スーパー・ヒーローズ ザ・ゲーム」などでも映像化されていますが、なぜ、レゴだったのでしょうか。
その理由のひとつに"製作陣"の経歴が関係しています。
本作の脚本家・プロデューサーであるフィル・ロード&クリス・ミラーは、かつて『LEGO® ムービー』で大成功をおさめたコンビ。この場面はまさしくそのオマージュとして成り立った演出と言えるのです。
また、この場面にはもう一つ面白い裏話があります。それは製作スタッフが弱冠14才の映像作家だということ。
つい数か月前まで、プレストン・ムタンガさんはBlender(CGアニメ作成アプリ)のレゴアニメをネット投稿する一般の青年でした。
しかし、2023年1月に公開した『スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース』のレゴ版予告は思わぬ反響を呼び、フィル・ロード&クリス・ミラーの目を引くことに。
その結果、オファーを受けた彼は春休みを利用してこの場面を製作したといいます。
looks like I can officially confirm it now-プレストン・ムタンガさんによるツイート(彼の公式YouTubeチャンネルでは劇中のアニメーション場面をレゴで再現した映像も鑑賞できる)
yes, I animated a part for #AcrossTheSpiderVerse! it was honestly such an amazing journey and working with @philiplord, @chrizmillr, @CSteinberg9, and the rest of the spider-verse team was a dream come true. you guys absolutely ROCK pic.twitter.com/QnSZrcOf99 — LegoMe_TheOG (@FG_Artist) June 7, 2023
第1作目のテーマ「誰でもヒーローになれる」を実現したかのようなサクセスストーリーは、まるで映画のような実話と言えるでしょう。
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