国内ドラマ

REGULAR

2023年09月06日

「なれの果ての僕ら」第11話:“ネズ”井上瑞稀の絶叫が教室に響き渡る…。未来を殺したのはあの人だった!

「なれの果ての僕ら」第11話:“ネズ”井上瑞稀の絶叫が教室に響き渡る…。未来を殺したのはあの人だった!

©「なれの果ての僕ら」製作委員会 ©内海八重/講談社

▶︎「なれの果ての僕ら」画像を全て見る


井上瑞稀(HiHi Jets/ジャニーズJr.)が主演、犬飼貴丈が共演するドラマ「なれの果ての僕ら」(テレビ東京系)が、2023年6月27日深夜にスタート。

内海八重の同名漫画を実写化した本作は、命の危機の極限状態に追い込まれた人間たちを描く衝撃の予測不能サスペンス。同窓会に参加したクラスメイトたちの監禁劇の行方は果たして――?

本記事では、第11話をCINEMAS+のドラマライターが紐解いていく。

[※本記事は広告リンクを含みます。]

▶︎「なれの果ての僕ら」をU-NEXTで観る

「なれの果ての僕ら」第11話レビュー

「お前らの中に噓つきの殺人鬼が紛れてるんだよ!!!」

と、未来(大原櫻子)を殺した犯人は、生き残ったクラスメイトの中にいると疑うネズ(井上瑞稀)。
早乙女(菅生新樹)が犯人だと考えたネズは、銃口を早乙女に向けた。
発砲しようとしたところ、葉月(紺野彩夏)が語り出した。

©「なれの果ての僕ら」製作委員会 ©内海八重/講談社

葉月が言うには、今回の事件はもともとみきお(犬飼貴丈)と坂本(倉本琉平)が裏で組んでおり、いじめっ子の谷口(松原冬真)を二人で殺したところからはじまったという。
谷口と言えば、初回でロッカーからバラバラ死体になって出てきた生徒だ。

坂本とみきおの犯行を知ってしまった葉月は、坂本にみきおの暴走を止めてほしいとお願いした。
しかし、当然止めるわけがない。
坂本は突然、葉月に襲い掛かってきたという。
首を絞められながら、坂本の目に自分の髪止めを突き刺した葉月。

これは立派な正当防衛だと思う。
この時点でクラスメイトに助けを求めたらよかったのに、そこへ早乙女がやってきて葉月のことを守るためにブロックで坂本の顔面をぐちゃぐちゃにし、トドメを刺した。
早乙女は懸命に「事故だったんだ。葉月は殺すつもりなんてなくて…」とネズに言い訳をするが、早乙女が話をややこしくしてしまったことは否めない。

©「なれの果ての僕ら」製作委員会 ©内海八重/講談社

さらに葉月は未来を殺した理由を語る。
坂本を殺した時にイヤリングを屋上に落としたことに気づいたため、屋上に向かうと未来がいたという。

ミキオを殺したことに絶望していた未来を葉月は、「未来がみんなを守ってくれたんだよ」と慰める。
そこで終われば良かったのに未来は、
「葉月はなんで坂本君を殺したの?」と言って、握りしめていた葉月のイヤリングを見せた。

あわわわ…。
そこは今、触れなくてもいいんじゃない? と思ったのも束の間、
自分が坂本を殺したことが、未来にバレたとわかった瞬間、葉月は反射的に未来を蹴り続け、死に至らしめたと泣きながら告白した。

女子が、女子を殺すまで蹴り続けるなんて…
筆者はこんな殺人方法を見たことがない。
これは相当、恨みがないとできない行為ではないだろうか。

©「なれの果ての僕ら」製作委員会 ©内海八重/講談社

未来の死の真相を理解したネズは「俺が未来の復讐を果たしてやる!!!」と今度は葉月に銃口を向け、「終わりだ」とつぶやいた。

あぁ、これで終わるのか、と思っていたところ、なんとネズが撃ったのはちょうど教室に入ってきたみきおの母、亜夜子(雛形あきこ)だった。

©「なれの果ての僕ら」製作委員会 ©内海八重/講談社

へ?

「どうして……」と、か細い声で言う亜夜子。

第11話は、当時の殺伐とした教室の様子と同時にネズと記者の星野(森カンナ)との現在の対峙のシーンもあり、ネズが今何を思っているかも知ることができた。

なんと、ネズは「もう一度あの状況になっても俺は撃ったと思う」と自分の罪を否定していない。

本来なら同窓会で6年生の記憶を皆で共有し、笑顔で再会を誓って別れたはずなのに、身勝手な人間の歪んだ実験のせいで、多くの人が命を落としてしまった。

やるせない気持ちでいっぱいだが、みきおの実験から人間は異常な環境に置かれたら、予想のできない行動をとってしまうということがよくわかった。
これをドラマ化したことには意味があると思う。

いよいよ次週で元6年2組の「なれの果て」がどうなったのかがわかる。

最後まで彼らの運命を見届けたいと思う。

(文:駒子)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

©「なれの果ての僕ら」製作委員会 ©内海八重/講談社

RANKING

SPONSORD

PICK UP!