増當竜也

ニューシネマ・アナリティクス

『DUNE/デューン 砂の惑星』レビュー:デヴィッド・リンチ監督版の再評価まで誘うほどに器の大きなファンタジー超大作の一大傑作!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT本作のことを語る前に、やはりどうしてもデヴィッド・リンチ監督の1984年作品『デューン/砂の惑星』のことに触れざるをえません。当時『イレイザー・ヘッド』(76)『エレファントマン』(8...
ニューシネマ・アナリティクス

『燃えよ剣』レビュー:岡田准一=土方歳三に誰もが惚れずにいられない!激動の現代に贈る原田眞人監督のエンタメ時代劇傑作!

→『燃えよ剣』画像ギャラリーへ■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT幕末の動乱を現代社会の混沌と見事にだぶらせながら繰り広げられる時代劇大作。時代と社会を見据えた秀逸なエンタテインメントを一貫して連打し続ける原田眞人監督作...
ニューシネマ・アナリティクス

『最後の決闘裁判』レビュー:リドリー・スコット監督版『羅生門』!そして“決闘者”こそは彼がこだわり続ける世界である

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORTもう見出し通りの映画です。まさにリドリー・スコット監督版『羅生門』!もっともこの作品、犯された妻、犯した友人、犯された妻の夫、単にそれぞれの証言が食い違うといった次元のものではなく、あ...
ニューシネマ・アナリティクス

“キング・オブ・ホラー”ジョージ・A・ロメロ監督、幻の3作品がついに劇場公開!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」ジョージ・A・ロメロ監督といえば、『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(68)『ゾンビ』(78)『死霊のえじき』(85)などのゾンビ映画で一世を風靡するとともに、今に至るブームを築き上げた第一人...
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<香川照之>「動」だけではない「静」の魅力を伝える6作品<「日本沈没」も始まる>

10月10日(日)21時よりTBS系列でドラマ「日本沈没―希望のひと―」が始まります。小松左京の一大ベストセラー小説を原作に、現代に即した視点から新たなる日本沈没を描くこの作品、基本ストーリーなどを調べるとかなり大胆なアレンジが成されている...
ニューシネマ・アナリティクス

『草の響き』レビュー:東出昌大らが走り、導かれる、人生の再生と危うさの示唆

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT北海道函館市が生んだ小説家・佐藤泰志の文学が映画化されるのは『海炭市叙景』(10)『そこのみにて光輝く』(14)『オーバー・フェンス』(16)『きみの鳥はうたえる』(18)に続いて5本...
ニューシネマ・アナリティクス

『メインストリーム』レビュー:「いいね」するのが怖くなるほどモンスター化したSNSの闇を描いた衝撃作!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORTSNSなどをやってますと、どうしても「いいね」の数だったりアクセス数だったりが気になり始めてしまうもので、一度そうなるともうどんどんエスカレートしていき、またそんな自分が時折いやになっ...
ニューシネマ・アナリティクス

『人と仕事』レビュー:志尊淳&有村架純が探る、コロナ禍の日本で「仕事」する人々の現実

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT志尊淳と有村架純をメインに、2020年9月から2021年4月までの日本で働くエッセンシャルワーカーの人々を取材&撮影しつつ、およそ1年のコロナ禍の流れを追ったドキュメンタリー映画。もと...
ニューシネマ・アナリティクス

『キャッシュトラック』レビュー:ジェイソン・ステイサム無双、現金輸送警備会社の中でも炸裂!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT我らがジェイソン・ステイサム兄ィとガイ・リッチー監督、『リボルバー』(05)以来久々のコンビ作となります。今回はフランス映画『ブルー・レクイエム』(04)を原作にしているのですが、これ...
ニューシネマ・アナリティクス

『ONODA 一万夜を越えて』レビュー:小野田氏に29年も「任務」遂行させた要因を探る地獄の戦場サバイバル劇!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT1974年に小野田寛郎氏(最終階級は予備陸軍少尉)がルバング島から29年ぶりに日本に帰還したときのことは、幼いながらも鮮明に覚えています。その前の1972年に横井正一氏(最終階級は陸軍...