ニューシネマ・アナリティクス

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〈新作紹介〉『ひらいて』レビュー:山田杏奈×作間龍斗×芋生悠が、綿矢りさ原作の残酷かつ繊細な思春期の狂気と哀しみを真摯に体現!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT『ミスミソウ』(18)や『名も無き世界のエンドロール』(21)『樹海村』(21)など、山田杏奈が出演している映画は「何か」があるような気がして、進んで見るようにしています。一見童顔な風...
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「そしてキアロスタミはつづく」 デジタル・リマスター版特集上映:イラン映画界の世界的名匠が遺した珠玉の7作品が銀幕に蘇る!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」2021年10月16日より東京ユーロスペースを皮切りに、「そしてキアロスタミはつづく」と称した イラン映画界の名匠アッバス・キアロスタミ監督の生誕81年、没後5年を記念して、7作品のデジタル・リ...
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『キャンディマン』レビュー:続編でありリブートでもある、現代社会を見据えた異色ホラー映画!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT鏡に向かって「キャンディマン!」と、その名を5回唱えると死んでしまう!『キャンディマン』のシリーズは1992年以来3作品が作られてきましたが、今回はその最新第4弾と呼ぶには少し抵抗があ...
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『Our Friend/アワー・フレンド』レビュー:愛情とか友情といった言葉はもはや不要!夫婦とその友人それぞれの“想い”の映画

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT余命宣告を受けた妻とその夫の実話の映画化……と聞いただけで、いわゆる難病映画かと思ってしまった方、ちょっと待ってください。実はこの夫婦に献身的な夫の友人が関わってくることで、本作は従来...
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『WHOLE/ホール』レビュー:ハーフ?ダブル?それともホール?それぞれのアイデンティティ

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT以前某お笑い番組の中でハーフ芸人が一堂に集って、ハーフならではの自分たちのあるあるネタを面白おかしくしゃべって笑いを誘うものがあり、こちらもそのときは楽しく笑いに誘われながら見ていたも...
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『最後の決闘裁判』レビュー:リドリー・スコット監督版『羅生門』!そして“決闘者”こそは彼がこだわり続ける世界である

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORTもう見出し通りの映画です。まさにリドリー・スコット監督版『羅生門』!もっともこの作品、犯された妻、犯した友人、犯された妻の夫、単にそれぞれの証言が食い違うといった次元のものではなく、あ...
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『DUNE/デューン 砂の惑星』レビュー:デヴィッド・リンチ監督版の再評価まで誘うほどに器の大きなファンタジー超大作の一大傑作!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT本作のことを語る前に、やはりどうしてもデヴィッド・リンチ監督の1984年作品『デューン/砂の惑星』のことに触れざるをえません。当時『イレイザー・ヘッド』(76)『エレファントマン』(8...
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『燃えよ剣』レビュー:岡田准一=土方歳三に誰もが惚れずにいられない!激動の現代に贈る原田眞人監督のエンタメ時代劇傑作!

→『燃えよ剣』画像ギャラリーへ■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT幕末の動乱を現代社会の混沌と見事にだぶらせながら繰り広げられる時代劇大作。時代と社会を見据えた秀逸なエンタテインメントを一貫して連打し続ける原田眞人監督作...
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“キング・オブ・ホラー”ジョージ・A・ロメロ監督、幻の3作品がついに劇場公開!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」ジョージ・A・ロメロ監督といえば、『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(68)『ゾンビ』(78)『死霊のえじき』(85)などのゾンビ映画で一世を風靡するとともに、今に至るブームを築き上げた第一人...
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『メインストリーム』レビュー:「いいね」するのが怖くなるほどモンスター化したSNSの闇を描いた衝撃作!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORTSNSなどをやってますと、どうしても「いいね」の数だったりアクセス数だったりが気になり始めてしまうもので、一度そうなるともうどんどんエスカレートしていき、またそんな自分が時折いやになっ...