ドラマ「その女、ジルバ」全10話のあらすじ&感想|ありがとう「その女、ジルバ」ありがとうジャックアンドローズ
第7話あらすじ&感想
第7話あらすじ
大晦日、BAR「OLD JACK&ROSE」で大掃除をしていた新(池脇千鶴)の前に現れた白浜(竹財輝之助)。クリスマスの夜、閉店間際に店を訪れ、新に花束を渡して立ち去ったあのイケメンであった。
「ジルバは死んだよ…」幸吉(品川徹)が告げる。
ジルバの写真に手を合わせた後、白浜は語り始めた。ブラジル育ちの白浜は、現地で出会ったある男に「日本に戻ったらジルバに会いに行け」と言われ、かつてジルバを訪ねた。しかしジルバは突然取り乱し、白浜を追い返したのだという。
「どうしてあの時…あんなに」白浜が話したその時、店にふらりと真知(中尾ミエ)が現れる。仕事が終わったので幸吉と一杯やろうと立ち寄ったのだという。
白浜に尋ねられるがままに真知が語り始めたジルバの過去。それは、かつて地球の裏側で起きた悲劇の物語だった…。
年が変わり1月、新は故郷・福島へ帰ってきた。弟・光(金井浩人)のカフェのオープンを応援するためだ。大盛況の店内で、早速手伝い始める新。
そして新が実家に帰ってきたのには、もう一つ目的があった。
職場の異動、バーでのバイト…ずっと両親に言えずに逃げてきたことに、いよいよ決着をつける時が来たのだ。
第7話感想
アララこと新(池脇千鶴)が福島の実家に帰り、震災後のやり取りをお互い引きずっていた弟の光(金井浩人)とのわだかまりが消え、お互い思い合っていることがあらためてわかってよかった。またひと悶着あったものの、アララの家族全体の温かさが伝わってくる回だった。特にお父さん(大和田獏)の言葉がよかった。前回現れた謎の男(白浜というらしい)ただのブラジル育ちのいい青年だった。この人アララと恋に落ちたりするのかな? とちょっと思ったけどブラジルに行っちゃうなら違うのか。写真集を見せてくれたシーン、すてきだった。
チーママ(中尾ミエ)の着物の着こなしがかっこいい。ラメの入ったストールを腰に斜めに巻き、その上からベルト(帯?)を締めている。ヒールブーツと合わせててかっこいい。正統派の着こなしではないけど、かなり好き。とても似合ってる。終戦後ブラジルに住む日本人の間で起きた「勝ち組」「負け組」の話は初めて聞いた。
弟に「あの時はごめん」と謝られたとき、忘れたふりをした新。光に思い切って店を始められた理由を聞いて、「あんたにはかなわねえ」と言った。
新がずっと気にしていたように光も気にしていたし、何だかんだいい姉弟だ。
新はついに、倉庫送りになったことと夜のお店一本にしたいと言ったことを告白。激怒する母、馬鹿正直に全部話さなくていいのに、あの人(母)ただでさえ理論立てて考えるの苦手なんだからと言う弟、真面目な新の考えたことなんだからと宥める父。温かくていいなと思った。
おばあちゃんが夢枕(?)に立つところ、観ていた自分もおじいちゃんに会いたくなってしまった。しかしおばあちゃんの一つだけ言っておきたいこと、それでいいんか。
夜に二人で話したとき、新との婚約を破談にした前園のことを刺してやろうかと思った、会ったらはっ倒したいと言い、お前が元気になるならいい、困ったらいつでも帰っておいでという言葉、泣けた。大和田獏さん、お元気そうでよかった。
以前も流れた弟が新に怒鳴るシーン、前後が足された。弟・光の心境を理解したいが、自分も首都圏にいた人間なので、し切れていない。
ギャル(アララ)にお菓子の福袋買ってきてくれるお客さん、かわいい。
今年もよろしく、チュウ〜とネズミのキャラ弁を立ててみせる前園に対する新の「こぼすよ」が冷静。
スミレちゃんが幸せになったのは大変よろこばしいが、ただの恋する乙女になってしまった。でも幸せのあまり、今まで同じ境遇のナマコにしか言ってなかった、自分が施設育ちなことを軽く新に言えてしまうくらいになっている。ならば良かった。恋ってすごい。お弁当がバナナじゃない。
次回、スミレちゃんに何が? 妊娠? 結婚? でも一悶着あるんだな。今回あんなにお花畑だったのにナーバスモードになっている。スミレちゃんには幸せになってほしいよ。予告で出てきたアララの大きなイヤリングがかわいくてきになる!
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