「ウチの娘は、彼氏が出来ない‼」全10話のあらすじ&感想!|この親子は今後も、泣いたり笑ったりしながら共に成長していくんだろうな
第5話あらすじ&感想&感想
第5話あらすじ
碧と漱石の突然のキス!?……は空の帰宅によって未遂に終わる。碧は、クールに距離を置こうとする漱石の本音をはかりかねるが……。
一方、空は漫画制作を通し、自然に光に心を開いていく。作品のタイトルが決められず悩む空は、碧の作品『アンビリカルコード』が『臍の緒』を意味することを光に聞き、初めて知る。そんな中おだやでは、俊一郎が新しい恋人を連れて皆の前に現れる!その相手は、なんと漱石のストーカー彼女だった“サリー”こと沙織!漱石との苦しくなるような恋に疲れた沙織は、年の離れた俊一郎といるとふんわりした気分になると語る……。
その夜。碧は空が寝静まった家で、一人鍵のかかった引き出しを開けていた。木箱の中には“臍の緒”が入っていて……。
翌日。空は渉との仕切り直し本格デートに挑む!緊張と楽しさで心がぐちゃぐちゃになる空。そこに光から電話がかかってきて……。表面上は空の恋を応援する光だが、心の内では空への思いが募っていた……。
新刊企画の締め切りに追われる碧のもとには、ゴンちゃんが訪れる。ネタが浮かばず苦しむ碧に、ゴンちゃんは大好きな空のことを書くべきだと勧めるが……。訳あって一人で空を育ててきた碧には、空には言えないある秘密があった。いつかは話さないといけないと思っている碧だが……。
そんな中、光は、碧が抱える母娘の“秘密”に思わぬ形で近づくことに……!仲良し母娘に不穏な大波が降りかかろうとしていた!
第5話感想
母や娘の恋愛を描いたドラマでもあるが、やはり主軸は母娘(親子)の関係性にある。傍から見れば仲が良さそうに見えるトモダチ親子。実際に碧&空親子は自他ともに認める仲良し親子なのだが、5話で垣間見えたのは「まだ言えない秘密」だった。親子の関係性は複雑で根深い。「愛を与えられずに育った」と子が思ってしまえば、どれだけ年齢を重ねてもその恨みはなかなか晴れないものだ。親側からしてもそれは同様で、「育児が大変だった、身を犠牲にして頑張った」……そんな思いが強ければ強いほど、子に対する執着も増す。碧&空の親子にはそんな心配はないだろうが、おそらく、まだ空には言えないある秘密を抱えた碧ーー伝えるタイミングをはかっているらしいが、伝え方を間違ってしまえば無用な軋轢を生んでしまうだろう。
タイトルも含め、コミカルな台詞や展開が多いため失念しがちだが、デリケートな親子関係を描く深みのあるドラマだ。俊一郎&サリーの恋人関係や、サリーにフラれてしまった漱石の思い(そして碧との関係)、徐々に空に惹かれつつある光の気持ち、そして渉と空のこれからなど……気になるポイントはいくつもあるが、やはり次回6話のキーポイントは「親子間における秘密」になるのではないか。
個人的には、ぜひともゴンちゃん&碧が一緒になり、幸せになってほしいと思う。そうなると漱石ひとりがかわいそうなことになってしまうが……。
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