「ウチの娘は、彼氏が出来ない‼」全10話のあらすじ&感想!|この親子は今後も、泣いたり笑ったりしながら共に成長していくんだろうな
第7話あらすじ&感想
第7話あらすじ
「かーちゃん、誰?」親子の血の繋がりがないことを知られ、空(浜辺美波)から問い詰められた碧(菅野美穂) は、それまで空に隠していた“真実”を語り始める……。かつて心から愛した男性がいたこと。その人に裏切られたこと。死を決意して訪れた樹海で置き去りにされている小さな空に出会い、一緒に生きようと思ったこと……。
碧の話を聞き、今まで以上に母娘の特別な“絆”を感じる空。しかし二人の間には、それまでとは違うぎこちない空気が漂うようになっていた。さらに、新作小説に取りかかっていた碧は再びスランプに悩まされる。そんな中、碧の小説『アンビリカルコード』を読んだ光(岡田健史) は、あることに気づく。小説の内容が、空から聞いた碧と空のなれそめとそっくり同じだったのだ……!一方、空は、碧の引き出しの奥に“臍の緒”が隠してあるのを見つける。自分が拾われた子なら、なぜ臍の緒があるのか、疑惑を抱き始める空……。
翌日。空と光は、本当のことを知るであろう俊一郎(中村雅俊)とゴンちゃん(沢村一樹)を問いただすが、二人はお茶を濁し……。碧がなおも自分に嘘をついていたことを知り債る空は、今度こそ本当のことを聞き出すため、光と沙織(福原遥)、ゴンちゃんと俊一郎を連れて、碧の元へ!打ち合わせに訪れていた漱石(川上洋平)も巻き込み、碧が空に話したくなかった衝撃の真実がついに明らかに……!
そしてその頃一。疎遠になっている空からフラれることを怖れる 渉(東啓介) は、ダイビングに訪れた海で、流木を集める謎の男に出会っていた。怪しげでありながらどこか雰囲気があるこの人物の正体とは……!?
第7話感想
血の繋がりって、そこまで大事だろうか?「自分がかーちゃんの本当の子ではない」と気づいた空の衝撃は、想像するしかない。トモダチ親子としてこれまで仲良く、互いになんでも話してきたふたりにとって、血の繋がりがないと発覚したときの心境は……とても言葉になんてならないだろう。
それでも、だからこそ、「血の繋がりがなんぼのもんじゃい?」とも思うのだ。そのことに、途中から空自身も気づいた。自分のルーツ、出生にまつわるあれこれは気にかかるけれど、現実を見ればかーちゃんはここにいて、支えてくれるたくさんの人たちの手もある。碧が「空がいなくなっちゃうかも……」と心配するのは、取り越し苦労に見えてならない。
シンプルに楽しめるラブコメかと思いきや、第7話でガラリと印象を変えてきた。自身のルーツや、それに伴う親子関係の見つめ直し……。傍目にはそう見えなくても、万人に共通するテーマを深くえぐり取るドラマになっていくだろう。
「この子動いてる 生きてる」
「幸せになるために産まれてくるんだよ」
血の繋がりなんて関係ないという思いと、それでも自身のルーツが気にかかる心の動きと。板挟みに苦しみながら、次回はついに本当の父親と対面することになる。空は、そして碧は、開けずに済めばいいと思っていたパンドラの箱を開けてしまった。
幸せになるために産まれてきたのなら、通らなければならない道なのだろう。
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