俳優・映画人コラム

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2021年03月24日

名子役「白鳥玉季」の魅力|「極主夫道」「凪のお暇」「永い言い訳」などで存在感

名子役「白鳥玉季」の魅力|「極主夫道」「凪のお暇」「永い言い訳」などで存在感


ブレイクのきっかけ「凪のお暇」地位を不動にした「極主夫道」


「凪のお暇」より ©TBS


1歳からキャリアを積んできた白鳥玉季。ブレイクのきっかけとなったのはTBS系ドラマ「凪のお暇」で演じた白石うらら役だろう。黒木華演じる主人公・凪が仕事や人間関係をすべて精算し移り住んだアパートで出会う小学生。最初はつっけんどんで無愛想だが、顔を合わせるたびに挨拶をし、徐々に一緒に遊んだりご飯を食べたりしながら、関係性を深めていく。

このうららちゃんが、またとんでもなく可愛らしいのだ。最初こそ無愛想だが、心を開いたあとの懐き方や笑顔がたまらなく愛おしい。その匙加減もまた絶妙で、それこそ「最初から人懐っこい小学生なんて、そうそういないよね」と思わせられる。知らない人に話しかけられたら用心するように、と教えられる今時の小学生らしい警戒心も、また自然だ。


「極主夫道」より (c)読売テレビ

同じく小学生役を演じている日テレ系「極主夫道」は記憶に新しいだろう。玉木宏演じる龍と川口春奈演じる美久とともに暮らす、娘の向日葵役だ。龍と向日葵は血の繋がらない親子だが、付かず離れずの距離でバランスのいい関係性を築いている。

この距離感が原因で、第9話ではひと悶着起こる。「連れ子ゆえに愛されていないのではないか」と悩む向日葵の様子は、子どもから大人の心へと成長しつつある、思春期の女の子らしい知性も感じさせるのだ。変に力まず、でも言いたいことは伝える。子ども特有の無愛想さもありながら、心を開いたあとの天真爛漫さにはホッと心が緩む。

白鳥玉季の演技には「自然で在ろうとする不自然さ」がなく、どこまでも自然にそこに在る。大物俳優との共演歴は他にも引けをとらない。今後の白鳥玉季がどのような作品に出演するのか、心待ちにしたい。

(文:北村有)

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