U-NEXT×HBOmax 独占パートナーシップ締結|『ジャステス・リーグ:ザック・スナイダー・カット』はどこへいく?
WIN-WINのU-NEXTとHBOmaxのパートナーシップ
このように、群雄割拠といった状況の日本でのサブスク系動画配信サービス。そんな中でで、会員数で国内上位(国内企業としては最王手)にいるのがU-NEXT。テレビや映像制作会社ではないUSENの系列という、ちょっと異色の存在です。それでも会員数では日本国内で200万人以上の会員数(国内企業では最多)を誇る有力な配信プラットフォームの一つと言えます。
ただ、競合するNETFLIX、Amazonプライムビデオ、Huluとの比べた時に、オリジナルコンテンツの量の面で遅れを取っていました。
NETFLIXはオリジナル映画、ドラマが毎週のように配信開始されています。海外作品だけでなく日本語映画・ドラマ・アニメシリーズ多数リリースされています。AmazonプライムビデオもNETFLIXほどではないもののオリジナルタイトルが並んでいます。Huluは日本テレビと直に繋がっている強みを最大限に活かしています。そんな中で、配信本数では負けていなくてもU-NEXTはオリジナルタイトルの面では勝負できる部分が少なかったのも時事です。
そんな中でU-NEXTとワーナーメディアがパートナーシップを締結。一気にU-NEXTは大きなアドバンテージを得たことになります。
今回のパートナーシップの締結でU-NEXTは過去のアーカイブも含めると一気に1000話以上のコンテンツが増えることになります。元々取扱い作品数では国内トップを誇っていたU-NEXTにこの大きな“プラスα”が加わることになります。
一方で、ワーナーメディア(HBOmax)側としても、日本向けのサービスプラットフォームを作るところを省いて、日本への作品供給体制を確保できるために大きな利点があると言えます。しかもU-NEXTはすでに日本国内で200万人の会員数があるわけですから、HBOとしても最初のスタートの時点で大きなアドバンテージを持って始められることになりますね。
このU-NEXTとワーナーメディア(HBOmax)のパートナーシップの締結は日米動画配信サービスの戦線の流れに大きな変化を与える一手になるかもしれません。
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