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2021年06月18日

「レンアイ漫画家」全11話のネタバレ感想|どこまでも対等なあいこと清一郎、最高のハッピーエンドをありがとう!

「レンアイ漫画家」全11話のネタバレ感想|どこまでも対等なあいこと清一郎、最高のハッピーエンドをありがとう!

第2話あらすじ&感想

第2話のあらすじ

刈部清一郎(鈴木亮平)は、久遠あいこ(吉岡里帆)に早瀬剛(竜星涼)と別れるよう指示。清一郎が描く漫画のための恋愛ミッションとはいえ、早瀬に本気になりかけているあいこには受け入れがたい。  清一郎とあいこが押し問答をしていると、レン(岩田琉聖)が来て学校に行きたいと話す。行きたいなら行けと言う清一郎に、レンは子供には転校の手続きが出来ないと訴えた。清一郎に意見するレンに、あいこは二人の関係の変化を感じる。すると、レンは清一郎とは対等になったとあいこに告げた。清一郎は仕方なくレンから手続きに必要な書類を受け取るが、この手のことが不得手なため、あいこに押し付ける。
 
その夜、あいこは二階堂藤悟(眞栄田郷敦)の店で向後達也(片岡愛之助)と会い、レンの転校手続きを代行した慰労をされる。そんなあいこのスマホに早瀬からメッセージが…。向後はあいこと早瀬が良い関係になっていると思うが、実は逆。清一郎から「別れろ」と指示されたと話すと、向後は大賛成で設定通りに進めるよう頼む。

翌日、転校初日のレンを迎えに来たものの、やっぱり断ろうとしたあいこだが、清一郎に二日酔いだとばれ、言い負かされてしまう。そして、早瀬と別れる件についても、ミッションは明日までだと聞く耳を持たない清一郎。仕方なくあいこはレンを連れて学校に行く。すると、そこに強烈な個性を放つ女性漫画家・金條可憐(木南晴夏)がやってきて……。

第2話の感想:こんなの清一郎(鈴木亮平)のこと好きになっちゃうよぉ……

せっかくいい感じに&嘘ついていたことを告白してさらに仲が深まった早瀬(竜星涼)と「別れろ」と清一郎(鈴木亮平)に言われてしまったあいこ(吉岡里帆)。そりゃないぜと思いつつ第2話視聴。

こ、これは刈部を好きになっちゃう回だ……!

「僕たち、対等になったんです!」と嬉しそうに言い、清一郎に対して何かしたいと努力するレン(岩田琉聖)がいじらしい。朝食を作ってみたり、コーヒーを入れてみたり……。しかし「朝は食わない」「俺は決まったものしか飲まない」と突っぱねられてしまう。

ただ、部屋に戻ると清一郎も清一郎でレンにそっけなくしてしまったことを気にしてるっぽい。不器用な人よ……。

レンが大事に持っている、亡くなったレンの父で刈部の弟・純とレンの二人を清一郎が描いた絵。橋の上で二人が並んでいるその絵に描かれた場所がどこなのか聞いてみるレンに、清一郎は「丸子橋」だと答える。おそらくここは、回想シーンで若き日の清一郎と純が話していた場所だ。

翌日レンが学校に来ていないと連絡があり、探すあいこ。そこに刈部が現れ、丸子橋に向かう。

丸子橋で川を眺めながら、純のことを思い出すレン。

「いい眺めだろ?  ここに来ると悩みなんて鼻くそみたいに小さいと思える。辛くなったときは、ここに連れてけって俺に言え。また一緒に、鼻くそ捨てに来ようぜ」

いいお父さんだったんだなぁ、でも死んじゃったんだなぁ……かなしい。

レンを見つけた清一郎とあいこ。声をかけようとするあいこを制してレンの元に行く清一郎。

「どうして?」と聞くレンに

「来たかったからだ、純が好きな場所に。ここに来るとあいつに会えるような気がする」

この押し付けない感じ、レンのためじゃなくて自分が来たかっただけというスタンスを貫くところに清一郎の人柄が出ている。そしてレンに気を遣ったばかりでもなく本心で、自分も純の死を悼んでいる、同じ気持ちだと伝えているようにも感じる。

「泣け 泣いていい」

やっと泣くレン。これはもらい泣きしてしまった。こんな気持ちになるとは思わなかった。

「約束しろ、ここに一人で来るな 連れて行けと俺に言え 一緒に捨てに来てやる」

「うまかった、コーヒー」

「飲んでくれたんですか!?」

照れ笑いする清一郎。

いやもう、好き〜!!
変人だし不器用だけど根は優しいいい人じゃん。

これからも清一郎のいろんな面があいこやレンとの関わりで引き出されるのかな、楽しみだ!

これ以外にもいろいろと判明する清一郎エピソード。

・鬼瓦の種類にこだわる

・タクシーしか乗らないからバスの乗り方わからない

・別れろと言われて戸惑うあいこに「別れとは別れること離れること離別だ」と言葉の意味教えちゃう

・外に出ると見た目があやしすぎて職質されちゃう

他にもレンがいなくなったと知って部屋に入るあいこに「勝手に人の部屋に入るな」と言ったこと、相手が子どもとか関係なく対等な人間として扱っているのだと伝わってくる。「人の気持ちなんてなぁ、本当のとこは誰にもわからないんだ」というセリフからも、他の人の気持ちに対して真摯な気がして好きだ。

そう考えながらキャラクターたちに心を持たせて描いているからこそ、清一郎(刈部まりあ)の漫画は人に支持されるのかもしれない。向後が話す「彼の作品の根幹には満たされない孤独や飢餓感、劣等感があります」という話も興味深い。

ちなみに「綻びこそがドラマだろう それが面白いんだ」というセリフも言い得て妙。

反抗したものの、清一郎の指示通り早瀬と別れるあいこがつらかった。人目も憚らず大泣きしながら帰るあいこ。かわいそう。まっすぐな人なんだな。

早瀬さん、ずっといい感じの人だったけど、別れを告げられた後のセリフが何となく取ってつけたように感じて「誰?」と思ってしまった。これで本当に終わりなのかなぁ。

契約書は絶対にしろ、あれだけ稼働させておいてお金なしはひどいなと思ってしまった。せめて最低賃金×拘束時間分払うべきではないか。

レンの転校先にアク強すぎな漫画家・可憐(木南晴夏)の姪がいたのも気になる。そして担任の先生(稲葉友)がイケメンだしいい人そう……と思ったら、今度のターゲットは彼らしい。

ギャルになるらしいし、略奪愛らしいし気になる!


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