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2021年06月18日

「レンアイ漫画家」全11話のネタバレ感想|どこまでも対等なあいこと清一郎、最高のハッピーエンドをありがとう!

「レンアイ漫画家」全11話のネタバレ感想|どこまでも対等なあいこと清一郎、最高のハッピーエンドをありがとう!

第9話あらすじ&感想

第9話あらすじ

刈部清一郎(鈴木亮平)と久遠あいこ(吉岡里帆)のキスを目撃してしまった早瀬剛(竜星涼)は衝撃を隠せないでいた。二階堂藤悟(眞栄田郷敦)の店で、向後達也(片岡愛之助)と金條可憐(木南晴夏)に報告する早瀬。あの二人がキス、それも清一郎から、ということに驚く一同。レン(岩田琉聖)も聞いていた。

刈部家の食卓では清一郎とあいこが互いを意識しすぎて、ぎこちない。そんな二人に「お付き合いしてるんですか」と単刀直入に聞くレン。慌てて誤魔化す二人。清一郎はレンに説明しようと思うが、そもそも「付き合う」とはどういう意味なのか、堂々巡りの思考に陥ってしまう。結局、清一郎がなんとかできたことは、あいこに今描いている原稿を書き上げたら「食事に行かないか」と尋ねることだった。

一方、編集部に戻った向後は、SNSで『銀天』をエゴサしていると『銀天』が炎上騒ぎになっていた!「悲報、刈部まりあはおっさん」など、清一郎の画像つきで拡散されている。動揺する向後。炎上騒動を知った可憐と早瀬は刈部家へ行き、あいこに事情を話す。  その頃、向後は山田編集長(林和義)と炎上への対策を検討していた。そこへ『銀天』が日本漫画大賞を獲得したと連絡が入る。清一郎に黙って応募してしまった上、この炎上騒動、賞は辞退するしかないという向後だったが、編集長から「炎上を逆手にとれ」と言われてしまい…。
 

第9話感想:「意味は私たちで作りませんか」のキス、最高だった!裏ヒロイン向後(片岡愛之助)回

ついに心が通じた清一郎(鈴木亮平)とあいこ(吉岡里帆)。
清一郎は「付き合う」を辞書で引き、さらに「交際」を調べ堂々巡りにおちいったりしたものの、仕事が終わったら食事に行こうとあいこを食事に誘うことに成功し、廊下で一人ガッツポーズを決めていて大変かわいい。ときめいているあいこもかわいい。なんてかわいい二人なんだ。

だが幸せもつかの間、清一郎の写真を載せ「刈部まりあは実は男」という内容がSNSに投稿され、あっという間に拡散されてしまう。向後(片岡愛之助)は清一郎に言うか迷うが言い出せず、あいこや可憐はネットを見ない清一郎にバレないうちに騒ぎがおさまってくれることを願うが、なぜか自宅の情報まで公開されて野次馬が押し寄せる。一般人の民度低くない……?

外に出た清一郎は好奇の目にさらされ、質問攻めにあい無許可で写真を撮られ、大事な単行本がボロボロになって地面に落ちているのを拾いショックを受ける。向後にも帰れと言い、なんとか励まそうとしたあいこにも怒鳴ってしまう。

女性だと思っていた少女漫画家が男だったというだけで、こんなにネガティブな声が集まるのだろうか。私は読んでいる漫画の作者が実は思っている性別ではなかったと知って否定的な気持ちになったことはないので、あまりの炎上っぷりにびっくりしてしまった。


清一郎のとの出会いを思い出す向後。本当は少女漫画の担当になったことを不服に思ってやる気がなかったこと、でも持ち込みしにきた清一郎の漫画を読んで感動したこと。読者に合わせて内容を変えようという提案を拒否した刈部に納得したこと……

「あの日から刈部くんとの大恋愛が始まった」

向後さん、やはり恋に近い感情だったんだなぁ。いや、実際に向後さんが清一郎のことを恋愛的な意味で好きなのかはわからないけど、編集者が作家や作品に大恋愛するような気持ちを持って名作が生まれたということに感動した。実際に漫画や映画やドラマや小説や書籍は、そういった情熱によって生まれたものも多いのかもしれないし、理想的な創作のあり方だと思った。

再び清一郎の家にきた向後の言葉がよかった。

「刈部くんが落ち込んでるのって、正体がばれたからじゃないよね。作品を愛してくれてると思っている読者に裏切られたと思っているか。違う。僕も最初はショックだった。でもわかったんだ。それは違うって」

「ガーガーガーガー言ってる奴はただの野次馬。ろくに読んでもない馬鹿ばっか、」

「いいものはいい、作品はそれがすべてだ。そんなことわからないような奴は相手にする価値もない、クソ食らえだ!」

ドア越しで聞きながら涙する清一郎。向後さんよく言った、素晴らしい……。

SNSに情報を載せたのは由奈だった。こんなことになると思わなくてと謝るが、今さら謝っても意味ないし想像できなかったのかよ……。いつになく厳しい言葉をかけるあいこ、当然だ。

責任を感じて謝りに行く二階堂(眞栄田郷敦)。いや由奈も一緒に謝りに来いよ。あいこのことを伝えたのはナイスアシストではあるけど……。

日本漫画大賞、向後は辞退するつもりだったが、清一郎はやってきた。
読者や周りの人への感謝を述べ、謹んで賞を受けると話し、あたたかい拍手を受ける。

あいこに付き合うの意味を調べたことを伝えて混乱する清一郎にキスして「意味は私たちで作りませんか」っていうあいこ、最高かっこいい。そしてそう言われたときの清一郎の笑顔、とてもよかった。今期一番キュンキュンさせてくれるドラマかもしれない。


早瀬(竜星涼)、ヤバいストーカーだと思ってたけど度を超えたことはしないしあいこの恋愛も邪魔せずに見守るし、今回は犯人特定のためにいい動きをしていて素晴らしい。もしかしたら早瀬と可憐くっついたりするかなと前回までは半ば冗談で考えていたが、これ、あるかもな……。

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