「私の夫は冷凍庫に眠っている」全話考察:ふたりに幸あれ。願わくは、殺されませんように。
第6話あらすじ&感想
第6話のあらすじ
奏の死体が冷凍庫にないと驚く亮。一方、唐沢は木芽と夏奈に関するあるヒミツを使い、木芽を強請っていた。そんな時、木芽は夏奈を食事に誘う。久しぶりの母娘での食事。しかしそれは永遠の別れを意味していた。
一方、亮は孔雀の家に忍び込み、夏奈の情報を手に入れようとしていた。夏奈が追い求めた幸せの形とは? そして夏奈と亮のこれからは……。
第6話の感想
夏奈の過去が、ようやく明らかになった。思い返せば第1話、なぜそこまで亮に触れられることに嫌悪感を示していたのか解せなかったけれど、これで合点がいった。いくら亮の人柄が変わってしまったからといって、あそこまで病的に拒否をするのはトラウマを感じさせる。やはり、父親にされた行いが原因だったのだ。当時から児童カウンセラーとして面倒を見てくれていた木芽とも、この事件をきっかけに養子縁組を結ぶことになった。誰にも明かせない秘密を共有した仲になったということだ。向かいに住むミステリー作家・孔雀との関係性については詳しく語られずに終わったけれど、たまたま向かいに住んでいただけだったのだろう。
木芽と夏奈の絆は強固だ。ひとつバレれば芋づる式にすべての罪が明らかになってしまう。この関係性に割って入ることのできる人物はなかなかいないだろう。ケーキ屋さんでたまたま出会ったという亮が、その風穴になったことがわかる。
目の前に生きて戻ってきた亮は、果たして本物の亮なのか? だとしたら、殺された亮は双子の兄で間違いないのか? その答えも最終話で明らかになった。この物語で最もクレイジーなのは亮の双子の兄だと思っていたけれど、最後の最後で、もっと”触れてはいけない人物”がいたことが明るみに出る。
結果的に、同じ罪を隠し持つことになった夏奈と亮。彼らは結婚して幸せなのか? それはきっと、ふたりにしかわからないことだ。
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