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「あのときキスしておけば」第8話までのネタバレ感想:桃地と巴、切なく優しい恋の行く末

 

松坂桃李が主演するテレビ朝日・金曜ナイトドラマ枠「あのときキスしておけば」が、2021年4月30日に放送スタートとなった。

「セカンドバージン」「家売るオンナ」など、数々の恋愛ドラマを手がけてきた大石静による完全オリジナル脚本の本作は、主人公の青年が出会って恋した女性の魂が見知らぬおじさんの中に乗り移ってしまったことから始まる異色のラブコメディー。

ポンコツで何かと不運に襲われる主人公・桃地のぞむを映画にドラマに大活躍中の松坂桃李が演じ、のぞむが恋する漫画家の女性・唯月巴を麻生久美子、巴と入れ替わってしまうおじさん・田中マサオを井浦新が演じる。

本記事では、毎週放送終了後に感想を記していく。

もくじ


・第1話あらすじ&感想

・第2話あらすじ&感想

・第3話あらすじ&感想

・第4話あらすじ&感想

・第5話あらすじ&感想

・第6話あらすじ&感想

・第7話あらすじ&感想

・第8話あらすじ&感想

・「あのときキスしておけば」作品情報

第1話あらすじ&感想

第1話あらすじ




『スーパーゆめはな』で青果担当として働く桃地のぞむ(松坂桃李)。何をしても鈍くさく不運な彼は、 運んでいたトマトをうっかりぶちまけても、清掃員の田中マサオ(井浦新)には舌打ちされ、手助けもしてもらえない。夢や目標も、まして恋愛願望もあるはずもなく…唯一の楽しみは、大好きな漫画 『SEIKAの空』を読むこと、というなんとも地味すぎる日常を送っていた。

 一方、『SEIKAの空』作者・蟹釜ジョーとして執筆活動に励む唯月巴(麻生久美子)。世間の人々 は“蟹釜ジョー”を男性だと思っており、ストーリー展開に悩んだり、ときにSNSでアンチから攻撃を受けたりしながらも、『週刊少年マキシマム』副編集長であり元夫でもある高見沢春斗(三浦翔平)のサポートを受けながら、人気を確固たるものにしていた。

 そんなある日、2人はまさかの出逢いを果たす。
スーパーのレジでクレーマーに絡まれていた桃地を、華麗なキックで救ったのは、なんと買い物途中だった巴。この出来事を機に、運命の歯車が回り始める――。

 以来、巴の正体が気になり、また会える日を心待ちにしてしまう桃地。数日後、偶然にも巴と再会を果たした桃地は、なぜかあれよあれよという間に自宅に招き入れられ、衝撃の事実を告げられる。
――「蟹釜ジョーは男じゃないの。私なの。」

 世界一尊敬する大ヒット漫画家を目の前にし、感動のあまり言葉を失う桃地。あまりにも純粋なファン心を買われたのか、突如巴に高額バイトとして雇われることになる。トイレットペーパーを買い出し、風呂を掃除し、食事を作り、電球を変え…時にご褒美として、まだ世に出ていない『SEIKAの空』の原稿を読ませてもらい涙する日々。
 セレブすぎる巴の生活に理解が追いつかない桃地だが、徐々にこの“シンデレラボーイ生活”にも慣れ始めた頃…2人の恋は、突然に終わりを告げる――。

なぜ彼女は、おじさんになったのか――。
たとえどんな姿でも、僕はあなたに恋をする。
果たして、桃地と巴の運命は…!?

第1話の感想:ポンコツ青年の平凡で退屈な日常の終わりの始まり


前クール「天国と地獄~サイコな2人~」で男女入れ替わりという設定があった今クールでも男女入れ替わりモノが登場。続くときは続く。しかし、当たり前だが、作品それぞれ、全く違う。今回は、ヒロインの中身が見知らぬおじさんの中に入ってしまい、主人公と恋をする……? という物語だ。

 主演の松坂桃李演じる桃地はスーパーで働くポンコツ店員。

トマトを運べば全部落としてダメにしてしまうし、クレーマーに詰め寄られてもおどおど。困っている人がいても助けられず、ただ、それを気にしないわけではなく、助けられなかったことを後で悔やんで落ち込む。

何をやってもうまくいかない、もしかして過去にがんばったことがあるけど報われなかったという経験があったりするのだろうか。

そんな桃地が愛してやまない漫画が『SEIKAの空』。その作者である唯月巴と出会い、なぜか家政夫として雇われるようになる。

あっという間に唯月の一挙一動に振り回されるようになる桃地。LINEの返信がなければ落ち込み、頼りにされれば表情も明るく、スーパーの仕事だってがんばっちゃう。言ってみれば素直な男なのである。でも、押し倒されてキスを迫れれば「そういうつもりじゃなかった」と言う。そういうつもりじゃなくてもキスぐらいしておけよ、と唯月にも言われるができないシーンに桃地という人格が凝縮されている気がする。

そんなふたりだけどなんだかんだでいい雰囲気になったと思ったら、飛行機事故で彼女を失うことに……。が、その魂は井浦新演じる田中マサオの中に。

大切な人の死だけで十分すぎるぐらい衝撃的なのに、見知らぬおじさんに自分はそのあなたの大切な女性なのだと名乗られたら控えめに言って気が狂う。

でも、桃地のことだから、そんな唯月のためにがんばってしまうんだろう。

ひたすらカッコイイ役もいわゆるクズな役も演じこなす松坂桃李だが、一番難しそうな「どこにでもいるっぽい人間」の役もハマる。唯月に「使用人も美しくないと」と言ってスーツに着替えさせられたところでそのスタイルの良さにハッとしてしまうけれど。変なパーカーもに合っちゃうからズルい。

+オタク的要素があると更にイキイキとしてくる。偶然、『SEIKAの空』の最新話を手にしてしまったときの様子、わかりすぎる……とりあえず身を清めてから読もうとするのもめちゃくちゃわかる。普段はおどおどしているのに、作品の魅力について語りだすと流暢になるのも、憧れの人を目の前にしたらちょっとばかり大胆になってしまうのもわかりすぎる!! そういう松坂桃李が見られるのも楽しいんだけれど、2話からは変わっていくのだろうか……それはちょっと寂しい。

脚本は「セカンドバージン」や「家売るオンナ」の大石静氏ということで、そのセリフ運びやどのようなラブコメが展開されるのか期待大である。

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