<にぶんのいち夫婦>最終回まで全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第3話ストーリー&レビュー
第3話ストーリー
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和真(竹財輝之助)の浮気相手らしきアカウントを見つけ、投稿の詮索が止まらない文(比嘉愛未)。さらに和真の裏アカも?「私の何がいけなかったの?」文はそんな思いを抱きながら打ちのめされていたが、崩れていく夫婦の信頼関係を繋ぎとめるべく、和真に妊活を提案する。
そして、タイミング法を試すことになった文と和真。「子供ができたら何か変わるかもしれない…」かすかな希望にすがる文を、さらなる絶望が襲う…!
第3話レビュー
結婚記念日の日は飲み会と称して外泊した夫の和真(竹財輝之助)を疑っていた文(比嘉愛未)。浮気相手らしき女のアカウントも発見し、結婚記念日にもらったプレゼントもその女と同じものだとわかった。
完全にクロ、絶望的な状況で、子どもができたら和真を繋ぎ止められるのではないかと考える文(なんでそうなる)。和真の子どもが欲しいと訴え、二人で妊活をすることに。
これは友人・香住(秋元才加)のセリフ「浮気してるかもしれない相手とどうやってちゃんとした家族になんのよ」に全面同意だが……。文の回想が入る。文の母は、父の浮気が許せず、数年後に何年たっても許せないものは許せないと家を出て行ってしまったのだ。母のようにはなりたくないという気持ちがあるようだ。
不妊治療がつらいものだということはもちろん初めて聞いたわけではないし、だとしても実際治療されている方の苦労は想像してもしきれないが、改めて映像として見せられると特に精神面のしんどさが伝わってくる。検査のためにAVなどが置かれた部屋で精子を出せと言われ、やっとのことで終えて出ると次の患者に「おっそ」となじられる。映像としては出てこないが、女性側はさらに注射など、身体的にもつらい治療を度々せねばならない。
タイミング法は、日にちは指定されるので当然ムードもへったくれもない。指定されたタイミングの日、この日はそのために空けてと念押しし、いつもなら対応する同僚からのSOSも断り早く帰った文(というか定時になった後に引きとめるのはどうなんだ)。和真に精のつく夕食を用意するが、昼が遅かったから明日の朝食べると途中でやめてしまう。
「じゃあ始めようか」ベッドの上で「大丈夫、嫌じゃない」「これで全部うまくいく」と自分に言い聞かせる文。だが和真は服を着はじめ「ごめん、今日は無理みたいだ。今回はキャンセルして」「無理なんだ」「そうやってプレッシャーかけられたら……」「ごめん、できない」と言って去って行ってしまった。傷ついた文は、このとき「和真は本当に浮気しているのだ」と確信した。
和真……妊活に応じておいてそれはないだろうと思うけど、かえって良かったような気もする。どう見ても浮気してそうな人との間に子どもを作ろうとするのはちょっと理解できない。浮気するような人が、子どもが生まれたからってやめるとは思えないし、別れたいと思っても子どもがいるから別れられないという状況になるかもしれない。何よりそんな状況では子どももかわいそうなのでは……。
一方、文は産婦人科で前回夫にDV疑惑のあった優香(瀬戸さおり)に会っていた。優香は母子手帳を持っていたが「違うの」と言って立ち去ってしまう。文が浮気を確信した夜、優香は暗い部屋で一人母子手帳を見ながら「ごめんね」と泣いていた。もし本当に優香の夫がDVをしているとしたら、子どもが生まれたら子どもにも手を上げるかもしれない。妊娠したとしても、手放しで喜べない状況だ。
日中、外を歩く優香は、浮気相手らしき女と一緒にいる和真を見てしまった。
次回、樋口(坂東龍汰)が文にせまる? 次も見逃せない展開になりそうだ。
この記事は「にぶんのいち夫婦」の各話を1つにまとめたものです。
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