映画『ヒロアカ WHM』何度でも楽しめる「7つ」のポイント


4:緑谷・爆豪・轟が魅せる成長



今作『ワールドヒーローズミッション』では緑谷・爆豪・轟たちの成長を感じられるようになっている。物語の時系列的にエンデヴァーのもとでインターンしている最中なので、心身ともに成長が見られるのだ。

今作ではデクが黒鞭を器用に使いこなして縦横無尽に飛び回る様子が多く描かれており、テレビアニメで黒鞭の暴発で戸惑っていたことが記憶に新しいこともあり(「受け継ぐモノ」)、アクションシーンにワクワクしつつも成長に感動するなど感情が大忙し。

第1作『2人の英雄』ではオールマイトとデクの師弟コンビ、第2作『ライジング』では1年A組オールスター&緑谷と爆豪の“2つのワン・フォー・オール”でヴィランに挑んでいた。一方の今作はヒューマライズの本拠地ではそれぞれが1人でヴィランに挑む。

1人でヴィランと戦い、「なんとしてでも勝つ」という姿は最高にカッコイイ。



戦闘シーンは3人とも超絶カッコイイのだが、なかでも注目&激推ししたいのがショートこと轟焦凍の戦闘。エンデヴァーの息子として生まれ、様々な苦悩や葛藤を経て“なりたいヒーロー”を目指している。そのショートが決め技として放ったのが「赫灼熱拳噴流熾炎(かくしゃくねっけんふんりゅうしえん)」だった。初期はエンデヴァーをひたすら憎み、自身の炎熱の個性も封じていた彼が、決め技として赫灼熱拳を使ったことの感動はもはや言葉にならないのだ。

一発の赫灼熱拳に込められた個性的な成長と、精神的な成長を見て、今後もっともっと強くなることを確信した。(ほとんど泣きながら)



また爆豪勝己の戦闘シーンも外せない。双子ヴィランとの戦闘による負傷で、血が入ってもなお目を見開いて戦う爆豪の姿を「最高にかっちゃんって感じだな……」と思いながら観ていた。彼の「戦って勝つ」という信念を感じられる。

CV岡本信彦の演技とボンズの神作画が合わさって、過去最大級の「榴弾砲着弾(ハウザー インパクト)」が観られるのも大きなポイントだ。



もし余裕があれば、原作やアニメを軽く復習しておくと、彼らの成長をより一層実感できて、それだけで泣けるだろう。
「これ以上は僕が許さゃなへぞ」と震えていた少年が、ヒーロー“デク”としてフレクト・ターン(ヒューマライズの指導者)の個性に立ち向かい続ける姿なんてもう……劇場効果も重なって感極まるのも仕方ない。

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(C)2021「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 (C)堀越耕平/集英社

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