<じゃない方の彼女>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第4話ストーリー&レビュー
第4話のストーリー
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怜子(山下美月)から突然キスをされた雅也(濱田岳)。自分の気持ちを正直に伝える怜子に対し、雅也は焦ってその場から逃げ出してしまう。その後、ちゃんと話をしようと大学で怜子を探すも中々再会できず…。一方の怜子は雅也の妻・麗(小西真奈美)と娘の沙織に偶然出会っていた…。怜子と話すタイミングが掴めず悶々とする雅也。大学で怜子が風邪を引いたという噂を聞き、雅也は驚きの行動にでて…⁉
第4話のレビュー
怜子(山下美月)は本当はあざとくないのではないかと感じさせ、さらに衝撃のキスシーンで幕を閉じた前回。
キスのあと、「これで信じてくれました?」「運命だったらいいな」と言葉をぽつぽつと繋いでいく怜子。
動揺した雅也(濱田岳)は、すごすごと退散していった。キスまでして、恐らくは意を決して思いを伝えただろう人を置いていくなんてあんまりだ。
しかも、「逃げ切ってみせます」ときた。ここでちょっと雅也にイラっとしてしまった筆者、完全に怜子の沼にハマってしまっていることを自覚する。なんていうか、すごく応援したくなる…。
怜子の大学の友人・彩菜(東野絢香)は、同級生の誠(豊田裕大)と付き合っている。誠は落ち着いていていい奴そうだけど、ちょっと頼りない。完全に主導権を彩菜に握られている感じ。
そんな誠に対し、以前怜子は「分かるよ、見てれば」、と誠の性格を列挙。そして、疲れちゃうから、とあまり彩菜に合わせてばかりではよくないとねぎらいもした。
そのおかげで、誠はケーキを食べに行こうという誘いを、怜子が見ている前で断って見せた。「ごめん、ケーキ苦手なんだ」と、きっぱりと。その代わりたこ焼きを食べに行こうと盛り上がる2人は、とてもいい感じだ。
やっぱり大事な人にこそしっかりと思いを伝えなきゃね、なんてほっこりしたのも束の間、その場を後にしていく怜子のことをぼーっと見つめる誠。
もしかして、怜子のことが気になっているんだろうか。いやいや、ダメだよ…? 君の視線が、怜子から友達を奪うかもしれないんだから! なんて、怜子沼に落ちた筆者は一抹の不安を感じてしまったのだった。
そんな中、坂を転がるりんごを拾うという、トレンディドラマの王道みたいな出会い方をした怜子と、雅也の妻・麗(小西真奈美)。レジ袋が破けてしまった麗に、ためらいなくエコバッグを差し出す怜子の優しさたるや。さらに、娘の沙織(宝辺花帆美)にも積極的に話しかける。沙織も「お姉さんいい匂いがする~!」と瞬時に懐く。やっぱり怜子は、純粋に、ただただいい子なんだという思いを強くしたが…、このシーン、なにかのきっかけになりそうでちょっと怖い。
一方の雅也は、怜子にきちんと話がしたいと申し出る。
しかし、これまで頻繁に会えていたはずの怜子に、なかなか会うことが叶わない。どうやら怜子は熱を出して大学を休んでいるようだった。
先輩・片桐(山崎樹範)の後押しもあって、怜子のお見舞いに行くことを決める雅也。
余談だが、不倫ばかりしている片桐が、デートの前にはワクワクしていると知ってなんだか少しかわいく思えてしまった。ひとつひとつの思いは意外と誠実なんだな。とはいえ、不倫は不倫だけども。
怜子の家の前についた雅也は、やっとの思いでインターフォンを押す。
想像の中では、怜子に別れを切り出せていたものの、この人の現実がそんなにスマートにいくわけもなく。「お願いがあるんです」と言われ、結局また家に上がり込んでしまった。
体調不良で弱っている怜子は、とにかくかわいい。いつもの、人を元気にしてくれる笑顔は影を潜め、でもすっぴんを恥じらう。言動のひとつひとつがかわいいし、そりゃ看病もしたくなってしまうだろう。
案の定、雅也はおかゆを作ってあげたり、熱さまシートを貼りかえようとしたり、どぎまぎしながらも献身的だ。それにしても、あんなにかわいく色っぽくおかゆを食べられる人っているんだな…。
くしくも今日は、普段雅也の希望をあまり聞いてくれない麗が、めずらしく食べたいものを聞いてくれた日。それなのに、雅也は帰りが遅くなると麗に連絡をする。片桐にアリバイ工作まで依頼して。
さらに、怜子からダメ押しの「まだいてくれますか?」爆弾が投下。横になりながら目を潤ませ(これは筆者の錯覚かもしれない)、こんなこと言われたら誰だって帰りたくなくなる。
しかし、沙織が1度怜子の匂いを印象に残してしまっているのが気がかりだ。怜子の部屋から帰宅したら、もしかしたら沙織に同じ匂いがする、なんてバレてしまうかも。
そんな未来はきてほしくないが…どうなる!? 雅也!!
※この記事は「じゃない方の彼女」の各話を1つにまとめたものです。
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