<婚姻届に判を捺しただけですが>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第8話ストーリー&レビュー
第8話のストーリー
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一世一代の告白をし、明葉(清野菜名)は晴れて百瀬(坂口健太郎)と両思いに!
…と思いきや、百瀬は自分の気持ちも明葉の気持ちも“ラブ”ではなく“ライク”だと思い込み、お互いの恋心に全く気付いていない!
雲行きがどんどん怪しくなる中、百瀬は明葉の“本当の気持ち”を全く理解していないことが分かり、我慢の限界を迎えた明葉は家出してしまう。
行くあてもないまま出社した明葉に、新しいコンペの仕事が舞い込む。選考委員の中に丸園ふみ(西尾まり)の名前を見つけ、前回のリベンジを決意する明葉。家出中ということもあり、会社に泊まり込んで作業を進めるのだった。
一方、百瀬のところへ、ルームメイトと喧嘩した唯斗(高杉真宙)が突然やってくる。しばらく泊める代わりに、百瀬は明葉の気持ちを教えて欲しいと頼み込むのだが….
果たして、百瀬は明葉の気持ちに気付くことができるのか、そして百瀬自身の気持ちは一体…!?
第8話のレビュー
想いを告白し合った明葉(清野菜名)と百瀬(坂口健太郎)、ついに両想いか? と思いきや、そうじゃなかった~! なんと百瀬、この期に及んでLIKEのほうの好きだと思い込んでいたのだ。そ、そうじゃないだろ~! ここは日本、LIKEでキスしないから……! もう嫌だこの人、とちょっと思ってしまった。
自分で考えてくださいと、明葉は家を出て行ってしまう。
入れ替わりに、友だちとルームシェアを解消したという唯斗(高杉真宙)が百瀬宅にやってくる。明葉の気持ちを教えるという交換条件で、部屋が見つかるまで唯斗に家と食事を提供する約束をした百瀬だが、唯斗はなかなか教えてくれない。居候ながら若干えらそうな唯斗だけど、ゲームをしたり、なんだかんだ百瀬も楽しそうに見えた。
今回初めて一話通して唯斗の出番が多く、高杉真宙の顔面を堪能できる神回だった。唯斗の両親も契約結婚に近く、情がわいてしまった母がずっと苦しそうだったというエピソードが明らかに。また唯斗が獣医師になるためにまじめに勉強している様子や、それは明葉に釣り合う(百瀬と対等な)人間になりたいため、という理由もわかる。さらに株が上がってしまう。
たまたま鉢合わせた元ルームメイト(というか元カノ?)に「どうせ獣医師になりたいというのもでたらめで、仕事も適当にやってるんだろ」と罵倒される唯斗。百瀬はそんなことないと反論し、ひっぱたかれてジジイ呼ばわりされる(ひどい)。
頼んでないからお礼言わないからな、人にどう思われたってやりたいことをやる、と尖る唯斗。自分の気持ちにさえ鈍感な百瀬にたまらず
「いい加減に気づけよ。アッキーのことが好きだって」と言ってしまう。
「百瀬さんが自分の気持ちに気づいたら、自分には勝ち目がないと」言っていたのにだ。結局いい奴すぎるだろ唯斗……。
自分の気持ちを確かめたいと走って明葉の職場を目指す百瀬。明葉の職場って百瀬家から徒歩圏内なの? 「明葉さんと出会って僕は、僕の気持ちは、ひとりぼっちじゃなくなった」
早朝道端でのハグ、よかった。明葉のリップとコートの色の組み合わせもいいし、背伸びして抱きついて幸せそうに笑う明葉もよかった。
それなのにだ。
「明葉さん。今すぐ、僕と離婚してください」
は、はぁ~~~?
何でそうなる~~~!
クソ真面目に考えて一度リセットしなきゃとか思ったのかなとは思うんだけど、難儀すぎるなこの人は……。結ばれたとしても明葉が幸せになれるのか、心配になってきてしまった。
あと、明葉のおばあちゃんのエピソードがよかった。おじいちゃんと見合い結婚をして、結婚してからも戦友のようには思っていたが好きだと思ったことはなかった、思う暇もなかったというおばあちゃん。でも、おじいちゃんが亡くなったときにさみしくて、この人のこと好きだったんだと気づいたという。
「一人がさみしいんじゃない、好きな人といられないのがさみしいんだなって」
名言すぎた。
(文:シネマズ編集部)
※この記事は「婚姻届に判を捺しただけですが」の各話を1つにまとめたものです。
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