国内ドラマ

REGULAR

2021年11月15日

<らせんの迷宮 〜DNA科学捜査〜>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<らせんの迷宮 〜DNA科学捜査〜>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第4話ストーリー&レビュー

第4話のストーリー



→「らせんの迷宮 〜DNA科学捜査〜」画像ギャラリーへ

神保仁(田中圭)は病院で患者・白石美雪(稲垣来泉)と出会う。有名ピアニストの父・涼平(松尾諭)と美人の母・由紀子(紺野まひる)の一人娘で幸せそうに見えたが、「天才の遺伝子」という言葉で落ち込んでしまい……。

一方、安堂源次(安田顕)は、花屋の店主・斎藤正弘(東根作寿英)の刺殺事件現場で「娘を誘拐した。1億円を出せ」と書かれた脅迫状を発見。誘拐されたのは美雪で、神保と源次が誘拐犯を追うと、衝撃事実が……!?

第4話のレビュー



新聞の文字を切り抜き、脅迫状を作っている男の手元。「おいおいそれじゃあ遺伝子情報残りまくりだよ!!」とツッコミを入れてしまう程度には、神保先生に影響を受けている。

殺人事件と、天才ピアニスト・白石涼平(松尾諭)の娘・美雪(稲垣来泉)の誘拐事件が絶妙に絡み合う今回。殺人事件現場で脅迫状の文面が見つかり、誘拐事件も同時発生していることが発覚する。殺された男・斎藤(東根作寿英)は誘拐犯で、斎藤と白石夫妻は大学のサークルの同期という関係性。しかも、涼平の妻・由紀子(紺野まひる)を巡って三角関係にあって……。

とにかく殺された(誘拐犯でもある)斎藤がクズofクズである。同窓会で再会した由紀子に薬を飲ませ、ホテルに連れ込む。その後、由紀子は妊娠。生まれてきた娘・美雪が涼平の子であってほしいと願うが、美雪の病気が発覚し、血液型が判明したことで斎藤の子だったことがわかる。

それを知った斎藤は「美雪に会わせろ」というだけではなく、誘拐の提案をし……胸糞が悪くなるクズ男である。

由紀子は今の家庭が壊れることを恐れ、斎藤の提案を受け入れる。しかし、由紀子と斎藤が会っていることを涼平が知ってしまい……。

由紀子も涼平も美雪のことが大切なはずなのに、斎藤に引っ掻き回されたせいで、見失ってしまっていた印象。妻が浮気をしているかもしれないという疑惑から、美雪と血がつながっていないこと、そして、その美雪が監禁されていたこと。衝撃的な情報が多すぎて、涼平に同情してしまう。

由紀子にも何か他に方法があったのではないか、と思う。しかし、自分がその立場に立ってみたらーーと考えると、あまりにおぞましい犯罪で何も考えられなくなる。とにかく斎藤が信じられないほどの悪。

「らせんの迷宮」に出てくる悪役は振り切った悪が多くて、ナチュラルに腹が立ってしまう。そして被害者になっていることが多い。なんでこんなヤツのために苦しんでいた人が罪を犯さなければならんのだ! と歯痒く思ってしまう。

そんな中でも、和むパートは神保と美雪との交流だ。神保先生、意外と子どもとの対話が上手……。子どもにも分かるように遺伝子の説明をしてあげたり、ちゃんと目線を合わせて話してあげるところが、なんとも和む……。

積極的に捜査に協力する神保。安堂から「先生も人間だな」と言われ、神保は「美雪との話が途中だったから」と答えていた。神保の真面目すぎるところ、誠実なところが出ていてとても良かった。

そして今回はスイーツタイムが短いな、と思ったら、神保特製の甘いドリンクが出てきていた。抜かりない。良い。

※この記事は「らせんの迷宮 〜DNA科学捜査〜」の各話を1つにまとめたものです。

→元記事はこちら

→目次へ戻る


無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

(C)夏緑・菊田洋之・小学館/テレビ東京/AX-ON

RANKING

SPONSORD

PICK UP!