<らせんの迷宮 〜DNA科学捜査〜>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第6話ストーリー&レビュー
第6話のストーリー
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神保仁(田中圭)は恩師・静原博史(山田明郷)の誘いで安堂源次(安田顕)と研究所を訪れる。そこには大学の同窓生の科学者、槇村明良(高橋光臣)、山富高明(小松利昌)、田丸哲也(柏原収史)、緋山香菜子(橋本マナミ)の姿も……。突然、彼らはフグ毒を打たれ密室に監禁されてしまう。
静原の狙いは、8年前の娘・沙也香(朝倉あき)殺害事件の犯人を見つけることにあった。裏切り者は誰!? 生死を掛けた天才達のDNA捜査が始まる!
第6話のレビュー
今までよりも圧倒的に緊迫した展開だった。
恩師・静原の誘いで大学の同窓会に訪れた神保。そこに安堂を伴うって……仲良しだな! 神保ってあまり人に心を開くタイプには見えないけれど、ここまでで心を開いていく過程が描かれているのでほっこりする。
……が今回はちょっと様子が違う。同窓生の科学者たちが集って思い出話をするのかと思いきや、静原のたくらみでフグ毒を打たれて監禁されてしまう。穏やかじゃない。
静原の目的は、8年前、娘・沙也香を殺した犯人を見つけ出すこと。犯人として疑われているのは神保の同窓生たち。その中で、かつての神保のパートナーである槇村だけは静原の協力者として犯人を捜す立場へと回っている。神保はこれまでの事件解決の貢献があるから槇村に協力するように言われる。
毒を打って監禁。解毒剤が欲しければ協力しろ、ということである。もちろん、神保からするとこんなことは承服できるはずがない。とは言え、協力しなければ犯人はいつまで経ってもわからない。結果、同窓生、そして巻き込まれる形となった安堂の命も危険にさらすことになる。それも神保にとっては納得ができるはずがない。えっ、めちゃくちゃ卑怯である……。
一方、安堂もおとなしくはしていない。同窓生たちから事件の経緯などを聞き、解決の糸口を探ろうとする。
それぞれが抱えていた問題などが露呈する。
科学者としての限界、嫉妬……何も分からない立場からすると、科学者って努力と勉強をひたすら重ねていくことで開けるものがあるのかと思っていた。が、ここにもセンスというものが必要らしい。
また科学者にもタイプがあるようで、槇村はひらめきタイプ。神保はコツコツと実験とデータを積み重ねていくタイプ……など。
同窓生からしたら、活躍している神保は科学者としてものすごくセンスがある部類に入るのかもしれない。
想像力も必要そうだし……。
前回もそうだけれど、知らない世界の競争や、そこでどんな屈託を抱えることになるのか。
興味深いけれど、そこにはさまざまな業界に通じる人間臭さがある。
そして、今回の事件も神保が予測とデータを積み重ねていくことで真犯人を導き出す。犯人は、槇村。一番犯人っぽくない立ち位置で確かに怪しかったけれども……。
怒りを爆発させた静原は、槇村を刺す。逃げる槇村を追いかけ、研究室に鍵をかけ、爆破をする。過激だ……。
全話通して、神保が一番感情をむき出しにしていた回だった。最終回では「天才科学者、闇に落ちる!?」という煽りが。一体どのようなラストを迎えるのか……(不謹慎かもしれないが闇に落ちた田中圭さん見たすぎる)。
※この記事は「らせんの迷宮 〜DNA科学捜査〜」の各話を1つにまとめたものです。
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(C)夏緑・菊田洋之・小学館/テレビ東京/AX-ON