「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」第4話レビュー:野村周平演じる下馬の笑顔がたまらない!徐々に明かされる、凛々子の過去にも注目(※ストーリーネタバレあり)
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黒木華が主演、溝端淳平、野村周平、野間口徹、石井杏奈などが脇を固める木曜劇場「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」が2022年1月6日より放送スタート。
取材なしの「コタツ記事」を量産するユルいWebメディア「カンフルNEWS」の編集部へ異動となった、元経理部の瀬古凛々子(黒木華)。与えられた使命である「PV数アップ」を実現させるため、手段を選ばない取材方法を遠慮なくやってのける。
その真っ直ぐすぎるやり方に違和感を覚える他の編集部員だが、次第に彼女への好感が芽生えてきて……?
本記事では、第4話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
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「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」第4話レビュー
ゴシップ第4話は、カンフルNEWS編集部のなかで、もっともやる気のない下馬蹴人(野村周平)の物語であった。“カマドウマ” という人気ユーチューバー(大木空)の失踪の真相を追うことになった編集部。編集長の瀬古凛々子(黒木華)は、下馬と一緒に取材にはいることになった。
カマドウマが姿を消した空き家に到着すると淡々と仕事をこなす凛々子。対してやる気のない下馬……。この2人のアンバランスさが、徐々に視聴者を物語にひきこんでいく。
第4話ではこれまでチャラさを全面に出していた下馬が、実は母親想いの優しい青年だったこと、「おばぁちゃん、大丈夫?」と優しく祖母の介護をする献身的な孫だったことがわかった。この下馬の姿に、野村周平のファンはぐっときたに違いない。
物語の中盤。カマドウマ探しよりも、母親と祖母の様子が気になる下馬は、凛々子に愚痴る。
「僕にしかできない仕事なんてない。それなら仕事ってそこまで頑張る必要がない。どのみち一生懸命働いても無駄」と。
すると「あなたは必要ない」とピシャリと言われ撃沈。凛々子は1人でカマドウマ探しを続け、下馬は帰宅したのだった。
凛々子の予想通り、カマドウマは空き家に潜伏していた。そして、凛々子を殺そうとガソリンを室内にまき、マッチに火をつけたところで現場に戻った下馬が、間一髪のところで凛々子を助けたのだった。
「だれかに認められたかったら、他にできることがあるだろう!!!」
カマドウマを怒鳴るシーンでは筆者も思わず「おお!」と声がでてしまった。登録者数のためならなんでもしてしまう一部の動画配信者に、「警鐘を鳴らしたセリフ」だったのではないだろうか。
ラストシーンで「カンフルにあなたは必要」と凛々子に認められた下馬のホクホクした笑顔が非常に印象的だった。
普段はぶっきらぼうで何を考えているかわからない凛々子だが、褒めるところは褒める。この緩急が、部下の心を引き付けるのだろう。
しかし、凛々子とは相容れない編集部員唯一の女性、一本真琴(石井杏奈)が凛々子の名前を検索。
すると、なにやら物騒な文字が……。
徐々に面白さが増してきた同ドラマ。
今後は凛々子の過去にも注目したい。
(文:駒子)
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