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2022年02月09日

<ハレ婚。>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<ハレ婚。>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第8話ストーリー&レビュー

第8話のストーリー


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ゆず(柳ゆり菜)の出産から4年が経ち、小春(島崎遥香)は伊達家の息子・麟之介(佐藤一和)をゆずとともに育てていた。夫婦3人と麟之介の家族4人での暮らし、そして子育ての喜びを感じる日々を送っていた。

龍之介(稲葉友)は作曲家・ピアニストとして大きな成功をおさめていたが、多忙で家に帰れない日も増えていた。そんな龍之介のマネージャーとして付き添っていたのはまどか(浅川梨奈)。4年前に離婚したことへの後悔と3番目の妻として再婚したいという思いを明かす。

まどかと再婚したいという気持ちを小春とゆずに伝えた龍之介。驚きを隠せない小春は、龍之介が自分の知らない所でまどかと会っていたことに対して、こみ上げる悔しさを抑えられないでいた。

これまでのように1夫3妻の4人の夫婦で仲良く暮らそうと考えていた龍之介。しかし、まどかは龍之介を独占したい強い思いに駆られていた。そして、伊達家を崩壊に追い込む恐るべき画策を実行に移すのだった…。


第8話のレビュー



最終回まで残すところわずか2話となったドラマ「ハレ婚。」。ゆず(柳ゆり菜)の息子・麟之介(佐藤一和)が生まれ、穏やかな日々を過ごしていた伊達家に暗い影が忍び寄る。

作曲家・ピアニストとして多忙な毎日を送り、なかなか家に帰ってこれない龍之介(稲葉友)にマネージャーとして付き添っていたのは、なんと離婚して家を出ていったまどか(浅川梨菜)。第8話では、彼女の抑えていた龍之介への愛が暴走してしまう。



一夫多妻制と聞いて、まず脳裏に浮かぶのは「妻たちは他の妻にヤキモチを妬かないのだろうか?」という疑問。お金のためと割り切っているならともかく、愛している人が他の誰かと甘い雰囲気になっていたら誰だって嫌な気持ちになる

そんな嫉妬心を小春(島崎遥香)たちは他の妻たちと深く関わり、理解し、一つの家族になることで乗り越えてきたはず。でも龍之介が外でまどかと会うようになり、小春は再びモヤモヤした感情と向き合うことになった。

龍之介は4年前に離婚したことへの後悔と再婚したいという気持ちをまどかに伝える。もちろん不倫のようにコソコソしているわけではなく、小春とゆずにも本音を明かしているのだが、今回ばかりは龍之介の行動にイライラしてしまった。家には麟之介がいて龍之介の帰りを待っているのに、少ないプライベートな時間をまどかを口説き落とすために使うのはどうなんだろう……。

何よりまどか自身、龍之介の絶対的な一番になれないことに苦しみ、決死の覚悟をしたのに、そんな気持ちはお構い無しに再婚を申し出るなんて身勝手だ。



そして、再び心に火をつけられたまどかがハレ婚制度の危機に乗じて驚くべき行動に出る。自分がたった一人の妻になるため、小春やゆずを排除しようとしたのだ。

DNA鑑定で麟之介の父親を特定しようとしたり、龍之介との密会現場に小春をおびき寄せたり、その行動は不倫相手を手に入れようとする身勝手な愛人そのもの。どんどん闇落ちしていくまどかの姿は哀れとしか言いようがなかった。でも、そこまで彼女を追い詰めたのは、まどかだけを選ぶことも、解放してあげることもしなかった龍之介だ。




そんなまどかの暴走を止めたのは、ゆずの息子・麟之介だった。まどかの中には理性が残っていて、純粋無垢な子どもを前にしてようやく我に返る。

ただただ、お父さんの龍之介とお母さんのゆずを求めている麟之介。親子三人が並ぶ幸せな家族の原風景に、まどかだけではなく小春の心も揺さぶられる。そして、小春は伊達家を出ていく決意をするのだった。

「ハレ婚。」は次週、最終回。一夫多妻制度をテーマに当たり前とされている今の結婚のあり方に切り込んだ本作は、最後にどのような答えを我々に提示するのだろうか。


※この記事は「ハレ婚。」の各話を1つにまとめたものです。

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