俳優・映画人コラム
<さとうほなみに注目>ラブシーンの女王に君臨?今こそ知りたい魅力
<さとうほなみに注目>ラブシーンの女王に君臨?今こそ知りたい魅力
『彼女』:衝撃的なストーリーと壮絶な人生を見事纏った会心作
衝撃作と言われている原作「羣青」を、『余命1ヶ月の花嫁』や『ここは退屈迎えに来て』などで知られる廣木隆一監督により映像化された『彼女』(21)。日本初のNetflix映画第一弾作品として、世間の注目を集めた。
本作品でさとうほなみは、水原希子とともに初の映画主演を果たした。
>>>Netflixで『彼女』を観る
裕福な家庭に生まれ育つも、自身が同性愛者であることを家族に言えずにいるレイ(水原希子)。そんなレイが学生時代から思いを寄せていた同級生・七恵(さとうほなみ)から連絡を受け、10年ぶりの再会を果たす。が、七恵は旦那から激しいDVを受けていた。それを知ったレイは旦那を殺害し、二人で逃避行に出るがーー
立場や状況は異なるものの、まるで『窮鼠はチーズの夢を見る』の恭一のポジションと思わせられるような配役に、歪んだ運命を感じた。
さとうほなみ演じる七恵は、貧しい家庭で父親から暴力を受けて育ち、結婚してやっと幸せになれたと思いきやその夫からもDVを受けることになるという絶望的人生の持ち主。
さらには過激で大胆なヌードシーンも多々あり、誰が見ても“女優としての看板を背負う覚悟”が強く感じられた、さとうほなみの新境地となる作品となった。
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