「逃亡医F」第10話レビュー:妙子、ついに目覚める!そして一番の悪は京子だったという驚きの結末へ(※ストーリーネタバレあり)
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成田凌がプライムタイム連続ドラマで初めての主演を務める「逃亡医F」が1月15日よりスタートした。
恋人殺しの濡れ衣を着せられ、突如、指名手配犯となってしまう成田演じる天才外科医・藤木圭介。復讐に燃える“殺された恋人の兄”、“国家権力”、そして“事件の裏側で暗躍している敵”の目を欺きつつ、目の前で苦しむ人々を救っていくサバイバル・ドクター・エンタテインメントだ。
本記事では、第10話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
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「逃亡医F」第10話レビュー
逃亡医Fが最終回を迎えた。ついに「フェロー、フェロー、わったしのフェロー」も聞き納めだ。
そして、最終回は藤木(成田凌)が天敵の佐々木フェロー(安田顕)を助けることになるとは……。
妙子(桜庭みなみ)をバイオネオから救出した藤木たち。
妹の姿を心配そうに見つめる拓郎(松岡昌宏)や美香子(森七菜)。
筋川(和田聰宏)から、長谷川(桐山照史)が留置所で殺されたと聞かされ、筋川と美香子は長谷川の妻の浩子(大後寿々花)に会いに行く。
浩子の病室には生前、長谷川が遺してくれていた佐々木の大罪の証拠があった。
しばらくして妙子が目を覚ました。
藤木と拓郎は妙子に抱きつき大喜び。
意識が戻った妙子は兄のお手製のカレーをバクバク食べながら、自分が飛び降りることになってしまった経緯をすべて話した。
佐々木が警察に捕まりそうになると、そこに佐々木の部下のこずえ(堺小春)の姿が。
こずえのお陰で佐々木は逃げることに成功したが、今度は佐々木の逃亡生活が始まった。
初回、佐々木に涙をすすられたこずえ。
嫌で泣いているのかと思っていたが、まさかこんなにも強く佐々木のことを想っていたとは……。
ぶっ飛んではいたが、初回から最終回まで重要なキャラクターだった。
ついに逃亡中の佐々木と対峙した藤木と拓郎。
ガイストとDDSηを自分のものにしたかった佐々木。
最後は追い詰められると、自殺を図り瀕死の状態に。
結果、藤木が最後に手術をした相手は佐々木だった。
最後にガイストとDDSηを手にしたのは京子。
後半、何度も藤木を助けてくれたが、ガイストとDDSηのデータを海外の会社に破格の値段で売ったらしい。
そして、妙子を屋上まで攻め立て、屋上から落下させる原因を作った自分の手下の男も京子は最後に殺している?
何気に一番の悪は京子だった。
藤木と妙子は「楽しい記憶だけ脳の奥に入ってしまって、思い出せない」というナゾの後遺症に悩まされていたが、2人は楽しそう。
ラストシーンは美香子が元の職場で新人教育をするシーン。
森七菜が演じた美香子の立ち位置が途中、わからない時があった。
しかし、この物語に登場する人物たちの心を動かす重要な役であった。
天真爛漫な笑顔に視聴者も救われたのではないだろうか。
「逃亡医F」は、初回の放送があまりにも衝撃的で、最終回までどんな展開になるのか想像がつかなかった。
とはいえ、結果的にうまくおさまった感がある。
(京子の罪だけはモヤっとするが)
しばらくは安田顕の姿を見たら、頭の中であの歌が流れてしまいそうで怖い。
いろいろな意味で楽しませてもらったドラマだった。
出演者の皆さま、制作スタッフの皆さま、本当にありがとうございました。
(文:駒子)
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