<逃亡医F>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
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成田凌がプライムタイム連続ドラマで初めての主演を務める「逃亡医F」が1月15日よりスタートした。
恋人殺しの濡れ衣を着せられ、突如、指名手配犯となってしまう成田演じる天才外科医・藤木圭介。復讐に燃える“殺された恋人の兄”、“国家権力”、そして“事件の裏側で暗躍している敵”の目を欺きつつ、目の前で苦しむ人々を救っていくサバイバル・ドクター・エンタテインメントだ。
cinemas PLUSでは毎話公式ライターが感想を記しているが、本記事ではそれらの記事を集約。1記事で全話の感想を読むことができる。
もくじ
・第1話ストーリー&レビュー・第2話ストーリー&レビュー
・第3話ストーリー&レビュー
・第4話ストーリー&レビュー
・第5話ストーリー&レビュー
・第6話ストーリー&レビュー
・第7話ストーリー&レビュー
・第8話ストーリー&レビュー
・第9話ストーリー&レビュー
・第10話ストーリー&レビュー
・「逃亡医F」作品情報
第1話ストーリー&レビュー
第1話のストーリー
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天才的なオペ技術を持つ帝都医大の脳外科医・藤木圭介(成田凌)。前途洋々な未来が待っていたはずの藤木はその日、同僚で恋人の研究医・八神妙子(桜庭ななみ)を病院の屋上から突き落として殺害したという“無実の罪(冤罪)”を着せられ、天才医師から一転、警察に追われる殺人犯へと転落する……。
2週間後――。妙子の殺害事件の捜査本部に一人の男が乗り込む。妙子の兄で元自衛官の八神拓郎(松岡昌宏)。刑事の筋川二平(和田聰宏)たちの制止を振り切り、ホワイトボードに容疑者として貼られた藤木の写真を見つけた拓郎は、妹の恋人だった藤木が犯人であることを確信。藤木への異常なまでの復讐に燃える……。
そんな中、逃亡を続ける藤木は、『鳴海健介』と名乗り、ある人物に会いに行くため、海洋観測船・第一海風丸にアルバイトとして搭乗しようとしていた。先輩観測員・沢井美香子(森七菜)は、初めての後輩である藤木の指導に張り切る中、その手がツルツルであることに気づき、どんな仕事をしてきたのかと興味を持つが……。
その頃――。拓郎は、ある策略を巡らして筋川の弱みを握ると、藤木を追うための捜査情報を自分に横流しするよう迫っていた……!
一方、船上では、指名手配犯のポスターを目にした美香子が、『鳴海健介』の正体が恋人殺しの容疑者・藤木圭介であることに気づく……!
着々と藤木に近づく捜査網! そんな中、船上でまさかの大事故が発生し、美香子が利き腕を失うかもしれない大怪我を負う! 逃げるのか、助けるのか? 追っ手が迫る中、藤木は手術道具の少ない過酷な状況下で、自分にしか助けられない患者を前に、医師としての選択を迫られる……!
さらに、藤木の無実を信じる後輩医師・長谷川輝彦(桐山照史)、不審な行動を取る妙子の親友・烏丸京子(前田敦子)、そして、バイオベンチャー企業の天才研究者・佐々木世志郎(安田顕)と、事件を巡って藤木の周囲の人間関係が不穏な渦を巻き始める……。
第1話のレビュー
伊月慶悟原作、佐藤マコト作画の「逃亡医F」(Jコミックステラス)の実写化ドラマがスタート。初回を見終わった。
「逃亡もの」と聞けば、ハリソン・フォード主演の映画『逃亡者』が思いつく。
この作品と勝手に重ねた筆者は、今回の作品もミステリーものかと思いこんでいた。
しかし、蓋を開けてみたらホラー要素が満載?
筆者にとっては良い意味で大きく裏切られた感があった。
初っ端から主人公、藤木圭介(成田凌)の恋人である八神妙子(桜庭ななみ)がビルの屋上から転落し、死んでしまう。
その場に居合わせた圭介は、殺人者の濡れ衣を着せられて逃走。
妙子を溺愛していた元自衛官の兄、八神拓郎(松岡昌宏)は、怒りの感情をむき出しで圭介を追う。
逃げる圭介、追う拓郎…この構図は最終回まで続くのではないだろうか。
海洋観測船にアルバイトとして船に乗り込んだ圭介だったが、あっという間に先輩である沢井美香子(森七菜)に逃亡犯だとバレる。
開始から20分。
……え? もうバレるの? は、早くない?
美香子に怪しまれながらも、ここは船の上。
すぐに逃げるわけにいかない圭介は、自室でじっと過ごす。
圭介がもんもんと過ごしている時に、船上で作業をしていた美香子の上に大きな機械が落下。
美香子の腕が今にも引きちぎれそうな状態に!
その描写があまりにも強烈で一瞬、目をそむけたくなるほど。
視聴者も
「え!ちょっと待ってグロ映像なんだけど!」
「なにこの映像。めちゃくちゃリアル」
と驚きを隠せない。
そこへ、のこのこと圭介が登場。
美香子の状況を見た圭介は、手際よく止血をはじめた。
そして身分を明かすと、なんの道具もない中、船上で手術をしようと準備をはじめた。
周りの観測士にも圭介が逃亡犯だとバレてしまったが、今は医者である圭介に頼るしかない状態。
よって、全員が圭介の指示通り動く。
腕がちぎれかけているというのに、ペラペラとしゃべる美香子……。
なんともカオスな状態だ。
美香子の傷をまじまじと見た圭介。
そこから縫合をはじめるかと思いきや、どこからか持ってきた斧を美香子の腕に振りかざした!!!
ひっいぃぃぃぃーーーー!!
なんだ、この展開は!
縫合せずに、腕を斧で切断した圭介はブラック・ジャックですか?
圭介曰く、このほうがうまくいくというが、視聴者は生々しすぎる展開に動揺し、圭介の言葉が耳に入らない様子。
「待って!なにこのドラマ。想像していたのとまったく違う(笑)」
「ぎゃぁーー!グロ画像あるなら言ってよ!」
と戸惑いを隠せない。
無事に美香子の腕をくっつけた圭介だったが、そこへ妙子の兄、拓郎が圭介を追って船の上へ。
もみくちゃになりながらも、なんとか拓郎から逃れた圭介。
シーンは変わり、バイオベンチャー・バイオネオの研究者、佐々木世志郎(安田顕)が登場。
女性部下が船上から圭介が逃亡したことを報告すると、執拗にその部下を責めはじめた。
部下があまりの恐怖に泣きそうな顔を見せると「泣いたらすするからね」と謎の宣言。
すると、頬をつたう女性の涙を本当にずるずると、すすりだしたのだ。
これには鳥肌がゾゾゾッ。き、気持ち悪い……。
この男、圭介とどういう関係なのだろうか。
冒頭でも述べたように「逃亡医F」、もっとシリアスで手に汗握る展開を想像していたが、ここまでツッコミどころが満載のドラマだったとは……。
いろいろな意味で、最終回まで目が離せないドラマになりそう。
※この記事は「逃亡医F」の各話を1つにまとめたものです。
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