<石子と羽男―そんなコトで訴えます?―>最終回まで全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第7話ストーリー&レビュー
第7話のストーリー
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石子(有村架純)と羽男(中村倫也)は、停車中のキッチンカーを破損させた人物を捜してほしいという依頼を受け、丸来町の繁華街にやって来た。ここは居場所を求める少年少女が集まる場所。聞き込みをしてもまともに話を聞かない少年たち。石子と羽男は川瀬ひな(片岡凜)と東美冬(小林星蘭)にも話を聞こうとするが無視されてしまう。
ドライブレコーダーの映像をもとに聞き込みをした結果、車を破損したのは少年少女たちのカリスマ的存在で「K」と呼ばれている人物だとわかる。
そんな中、羽男に「助けて!」とひなから電話があり……。
少女たちに隠された秘密とは?
第7話のレビュー
今回は損害請求賠償から話は始まる。停車中のキッチンカーを破損させた人物を探してほしいと依頼された石子(有村架純)と羽男(中村倫也)。
調査のため、石子たちが向かったのは、繁華街の、少年少女たちが集う場所。居場所がない子たちばかりだ。そんな中で出会ったのは家出をしている川瀬ひな(片岡凛)と東冬美(小林星蘭)。羽男たちが声をかけても無視されていたが、後日、ひなから「助けて!」という電話がかかってくる。
冬美が父親・辰久(野間口徹)に追いかけられ、逃げる途中で歩道橋から落ちてしまい、意識不明となる。追いかけていたのが父親、ひなのただならぬ様子。ひなは羽男に向かって辰久を訴えられないか、と迫る。
実は、辰久は冬美を虐待していた。当然辰久は認めない。
周りの評判は良い辰久。だが、行きつけの飲み屋での態度は悪く、典型的な「弱い者にだけ強く出る」というやつだ。
証拠がないので、辰久を訴えることはできない。しかし、石子と羽男はキッチンカーの破損の案件から、辰久を訴える道筋を見つける。
居場所がなくて、大人を信用できない少女たち。
躾と称して暴力を振るう義理の父親。
少女たちの弱みに付け込み、利用する人間もいる。
珍しいことじゃない。だからこそ、誰か、救いの手を差し伸べられないのか、と似たニュースを見るたびに思う。
少女たちの人生を変えられないか、といつもより熱く、少女たちに関わる石子。
そして、前よりも粘り強くなった羽男。
解決に向けての道筋は、今回が今まで一番スムーズだったように思う。
それは石子と羽男の連携が取れてきているからだ。軽口をたたき合う関係にもなっていて、微笑ましい。
大庭(赤楚衛二)や塩﨑(おいでやす小田)らの協力も得て、辰久の虐待に証拠をつかむことができた。
虐待=傷害罪だ。意識を取り戻した冬美は父を訴えることを決める。これで、冬美、そしてひなの人生は変わったのか。ただ、信頼できる大人と出会えたことは彼女たちにとって大きいはずだ。
一方、石子と付き合うことになった大庭。今回は、石子が大庭の家を訪れるシーンがあった。
おうちデートというより、単純に仕事を手伝ってもらっただけだが……。
石子って本当に大庭のことが好きなの? とちょっと思わなくもなかったのだが、大庭の寝顔を見つめる石子の表情はとても優しいもの。このまま、穏やかに関係が続けばいいのだけど……。
どうも、大庭の就職した会社が怪しげだ。さらに、ラストシーンでは、代表取締役の肩書がついた大庭の名刺が大写しに。え、どういうこと?
おかしなことに巻き込まれているのでは?
恋も仕事も絶好調に見えたけど、暗雲が立ち込めているようにも思える。
※この記事は「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」の各話を1つにまとめたものです。
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