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2022年08月04日

<石子と羽男―そんなコトで訴えます?―>最終回まで全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<石子と羽男―そんなコトで訴えます?―>最終回まで全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第10話ストーリー&レビュー

第10話のストーリー


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綿郎(さだまさし)が「何日か出かけてくる」とメッセージを残し、連絡が取れなくなった。綿郎が御子神(田中哲司)と一緒にいた目論見とは……。

一方、警察は拓(望月歩)が殺人事件の現場で見たという「もう一人」の人物を捜していたが、手掛かりがつかめない。

そんな中、石子(有村架純)と羽男(中村倫也)は、綾(山本未來)と高岡(森下能幸)が巻き込まれた不動産投資詐欺と、綿郎が追っていた不動産投資詐欺事件に共通点が多いと気が付く。同一グループの犯行ではないかと考えた石子と羽男は、共同で訴えることを高岡と綾に提案。大庭(赤楚衛二)も手伝い、法律事務所一丸となって証拠集めに奔走し、訴訟の準備を進める。

そして口頭弁論当日、羽男が法廷で顔を合わせたのは裁判官の父・泰助(イッセー尾形)。石子は新証言を持って法廷に駆け付ける予定だったが……。


第10話のレビュー

放火殺人の疑いが晴れ、釈放された大庭(赤楚衛二)。しかし、大庭の弟・拓(望月歩)が現場で見たという「もうひとり」の人物の手がかりは見つからない。

そんな中、殺人の引き金になった不動産投資詐欺事件の解決に尽力する石子(有村架純)と羽男(中村倫也)。怪しいのは大庭が務めていた会社の社長・刀根(坪倉由幸)。しかし、当然、証拠などはなく……。


これまでと変わらず、地道に証拠を集めていく石子たち。刀根が火をつけた犯人だということがわかり、そこから不動産投資詐欺にかかわっているであろう御子神(田中哲司)を追い詰めていこうとするが、うまくいかない。

「法律は力のある者の味方」だという御子神は石子たちとは全く違う考え方だ。しかし、力がある人が作った法律が、必ずしも力がある人の味方だとは限らない。そこに逆転の鍵がある。

羽男たちは御子神を監視、彼がポイ捨てした吸い殻を集め、告発。御子神は廃棄物処理法違反で現行犯逮捕される。この程度のことで、と笑う御子神だが、この逮捕がきっかけで政府のカーボンニュートラルの理事を解任される。法律から罰を受けるのではなく、世間から罰を受ける形となった。

殺人事件、不動産投資詐欺、と大きな事件が起こっていたわけだが、「タバコのポイ捨て」から追い詰めていくのは石子と羽男らしい。


また、不動産投資詐欺の裁判では、羽男の父・泰助(イッセー尾形)が裁判官を務める。
証拠が不十分ゆえに頼りない弁論を繰り返す羽男。
しかし、これが結果的に父に、本当の姿を見せる良い場となった。羽男が別の法律事務所への移籍することを望んでいた泰助だったが、羽男の姿を見て思いなおす。
本当の自分を見てもらえない、と思っていた羽男の思いが、意外なところで実現した形となった。



そして、石子は綿郎(さだまさし)に背中を押され、司法試験を受けることを決意。
石子が試験に受からないのは、かつて試験当日に目撃した事故のトラウマがあるせい。今回も、そのことを思い出し、足が動かなくなる石子だが、そこに現れたのは羽男。
石子の視界を傘で遮る。「とっとと受かってこい」と笑顔で送り出す羽男……かっこよすぎないか?
石子に隣にいてほしい、と言えるのも良すぎるし、最高のバディでは……。


 
でも、あくまで石子と羽男は仕事仲間。石子は大庭とは良い関係を気付いているようである。プライベートで石子に傘を差しだすのは大庭で、仕事で傘を差しだすのは羽男、ということだろうか。
どっちにしろ素敵すぎる関係だ。

石子が弁護士となり、羽男と一緒に案件に取り組む姿も見てみたい。
そして大庭くんは良い就職先が見つかりますように……!


※この記事は「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」の各話を1つにまとめたものです。

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