<トリリオンゲーム>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第6話ストーリー&レビュー
第6話のストーリー
▶︎「トリリオンゲーム」画像をすべて見るついに天才クリエイターの蛇島(鈴木浩介)が「トリリオンゲーム」社にやってきた。しかし、金儲け主義の蛇島とハートを大事にする桜(原嘉孝)は意見が噛み合わない。ガク(佐野勇斗)は間に入って苦労しながらも、蛇島の何気ない一言が気になっていた。
一方、ハル(目黒蓮)と祁答院(吉川晃司)は「ゴップロ」の社長・神(塚本高史)を退陣に追い込むため、株主たちの委任状集めに奔走。カギを握る所属俳優のヒムロ(曽田陵介)にも密かに接触を試みる。
そして「ゴップロ」の株主総会当日、事件が起こる!
>>>「トリリオンゲーム」第6話の予告をYouTubeで見る
第6話のレビュー
ゲーム事業とメディア事業、どちらも狙うことにしたハル(目黒蓮)とガク(佐野勇斗)たちトリリオンゲーム社。とはいえ、どちらもまだまだ課題は山積みだった……。蛇島(鈴木浩介)がゲーム制作に合流し……?
ドラゴンバンクから引き抜こうとしている、天才クリエイターの蛇島(鈴木浩介)がトリリオンゲーム社のゲーム制作に合流。まずはお試し期間として、一緒にやってみることになった。
前回の一瞬の登場でもすでにキャラの濃さがうかがえた蛇島、とにかくアクが強い。「Dr.スランプ アラレちゃん」のアラレちゃんのような走り方、指パッチン(ポール牧……?)、英語を多用した話し方(ルー大柴?)、途中は3年B組金八先生の武田鉄矢のような話し方になるところも。
なんとなく予想はついていたが、お金になってナンボだという蛇島と、お金は二の次でハートと面白さが大事だという桜(原嘉孝)は衝突する。上にある画像のシーンなのだが、桜に「ハートだろ」とまくしたてられて指ハートしながら「ハートゥ……」という蛇島、ちょっと面白い。ぶっとんでいるが、一人称「おっちゃん」の蛇島、だんだん可愛く思えてきた。
蛇島がお金を最優先にしているのを「金の亡者」と非難されるシーンがあるが、ソシャゲを作るうえでは正論だと思う。筆者、ソーシャルゲームを作る会社に勤めて制作していた時期があるのだが、お金にならないことには運営を続けられず、サービス終了に追い込まれるのだ。月の目標金額を達成できそうか月初の数日でわかり、達成できなさそうだとわかるとテコ入れをしていく感じで、ソシャゲでこんなにお金が動くんだということにも、その達成が絶対なことにも驚いた。
もちろん面白くないゲームにお金を出したいと思うわけがないので、桜の言っていることも間違ってはいないのだが、お金はやっぱり大事なのだ。
ドラゴンバンク社長・黒龍一真(國村準)は、蛇島を呼び出し、本格的にトリリオンゲームに移籍するようなことがあったら「潰すよ、トリリオンゲームごと」と脅しをかける。さらに、蛇島は気持ちがなくなったように見せかけてトリリオンゲームのメンバーに別れを告げ、非難される。
でも本当は、蛇島もトリリオンゲームでのゲーム作りを楽しんでいたのだ。ドラゴンバンクではドラゴン娘が大ヒットするも、会社だけ儲けて社員への還元をきちんとせず、蛇島はお金を横領してしまったらしい。結局お金を返すことで許されたが、制作には関われないまま飼い殺しされていたところにガクたちからの誘いがあった。
黒龍は、蛇島がドラゴンバンクに居続けるならゲーム開発のいいポジションを与えるという条件までつけ、そのことを記者も入ったイベントで盛大に発表しようとしていた。イベント直前、ガクとハルは再度蛇島の元に訪れ、ガクは「僕たちと一緒に心揺れる仕事を、最高に面白いゲームを作りましょう」と呼びかける。
蛇島は心が動いたようだったが、黒龍の脅しの言葉を思い出し「そういうの、ゲームの世界ならありうるんだろうな」と寂しそうな顔をして二人に背を向けた。せ、せつない……。
イベントで挨拶する蛇島は、後方にハルとガクがいるのを見つけ、自分は今日限りでドラゴンバンクを辞め、トリリオンゲームに行くことを宣言したのだった。へ、蛇島~!! 単なる金の亡者ではなかったのだ。
トリリオンゲームに戻った蛇島を、社員たちは温かく迎える。自分がいるとトリリオンゲームに迷惑をかけるかもしれないから、今切ったほうが……と心配する蛇島だったが、みんなそんなことは意に介さない様子。感激した蛇島は、ドラゴンバンクでの経験を語る。
「ユーザーが課金するのは、勝ちたいときだけじゃない」「心が、揺れた瞬間」「その通り」と、桜とも息が合ってきた。桜、このときといい、蛇島が横領したと聞いても「過去は過去」と言ったことといい、本当にお人好しのいいやつだ。
そしてまた、ガクの言葉が人の心を動かした。
ゴップロ買収、成功なるか……?
一方、祁答院(吉川晃司)古巣のゴッド・プロモーション(ゴップロ)を買収しようという祁答院とハル。株主の元を回るが、色よい返事はなかなか聞けない。株主総会当日、黒龍の根回しでハメられたことが判明する。が、ただで倒れるトリリオンゲームではなかった。
ゴップロの顔であり、かつては祁答院がマネージャーを務め、身代わりになった交通事故を起こした張本人でもあるヒムロ(曽田陵介)の「真実を話します」という発言から、雲行きが変わる。ヒムロが真実を話すまでもなく、無線でハルから通信を受けた神社長(塚本高史)はハルの指示に従い、社長退任と次期社長を祁答院に託すことを宣言した。神が小心者なことを逆手に取った作戦だった。
ゲームとメディア、両方手に入れたトリリオンゲーム。ヒムロをCMに起用し、制作したゲーム「プチプチランド」の売れ行きも好調。そしてハルはネットテレビ「トリリオンTV」の開局を考えている。もちろん黒龍が黙っているわけもないだろうし、毎回出てくるハルのいない未来も気になる。次回の展開も見逃せない。
数話前までハルに圧倒されていたのに、前回からガクの言葉に心を動かされはじめている。
今後の二人の印象がどうなっていくのかも気になる。
今週のキリカ様
今週もキリカ様(今田美桜)に触れられなかったので、お洋服を紹介。すごく派手な柄だけど、お顔が負けていなくてさすがです。
ヒョウ柄の長い手袋、なかなか一般人には着こなせない。バッグも柄を合わせています。
※この記事は「トリリオンゲーム」の各話を1つにまとめたものです。
→元記事はこちら
→目次へ戻る
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
©TBS/撮影:高橋裕子