<トリリオンゲーム>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第3話ストーリー&レビュー
第3話のストーリー
▶︎「トリリオンゲーム」画像をすべて見る蜜園社長(余貴美子)からの「花を1ヶ月で2000万売上」という条件を達成するため、ハル(目黒蓮)とガク(佐野勇斗)は新宿歌舞伎町のホストクラブへ。フラワーギフトの最大市場である夜の町でホストになって、大勢のお客にAIショップ「ヨリヌキ」を利用してもらう作戦だ。
ところが、ガクの生真面目な性格があだとなり、初日からトラブルに発展。ハルたちの目的が別の金儲けのためだと知ったナンバーワンホストのヒロト(黒羽麻璃央)から「追放」を命じられる。ナンバーワンホストが店のルールを決めると聞いたハルは「自分が今月の売り上げトップになる」と豪語。ヒロトもその挑戦を受け入れる。
一方、蜜園は客のフリをして「ヨリヌキ」のAI機能に「真っ黒の花が欲しい」と相談する。その無茶な注文に凜々(福本莉子)は・・・。
さらに、桐姫(今田美桜)が蜜園フラワーに買収を迫る!
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第3話のレビュー
ハル(目黒蓮)とガク(佐野勇斗)たちトリリオンゲームに課せられた新たな試練は、花を1か月で2000万円売り上げること。だが、花屋でバイトしていた凜々(福本莉子)によると、フラワーギフトの市場はそもそもそんなに大きくないという。そこでハルとガクは、最大の市場となる夜の街にホストとして潜入することに……!? 2人のホスト姿が楽しみなのは間違いなかったし、放送前日に公開されたWEB限定SPOTでは、ハルがホストと思われる人物相手に回し蹴りを食らわせていたシーンもあり、視聴者の期待はさらに募っていた。潜入早々、歌舞伎町の洗礼を受ける二人
二人が潜入した店のナンバーワン・ヒロト(黒羽麻璃央)は、複数の客に「お前がいないと生きていけない」と営業をかけていた。この世界ならそれくらいは大したことではないと思うが、生真面目なガクはそんな世界が受け入れられず、ヒロトの上客(松井愛莉)に声をかけてしまう。だが逆に「愛情は課金制」「モブが調子乗ってんじゃねーよ」と彼女に頭から水をかけられ、それを見ていたヒロトの取り巻きホストに殴られる。
助けに入ったハルは、(一応)先輩ホストたちをボコボコにする。先ほど触れたWEB限定SPOTの回し蹴りはこのシーンだったというわけだ。ここで花を売りたいために潜入していることがヒロトにばれてしまい「追放」を言い渡される二人。「ナンバーワンの命令は絶対」と言われ、ハルは「俺がナンバーワンになる」と大口を叩き、ヒロトも「お前が勝ったらホストやめてやるよ」と応じる。
ヒロトの高圧的な言い方や手下に暴力をふるわせるやり方はともかく、ハルが面白くないと思われるのは当然な気もする。真面目にトップ争いをしている場で先輩のヘルプにもつかず、禁止された客引きをし、さらに別の金儲けのために来ているとわかったら「なめてる」と思われても仕方ない。
ホストに扮するのは2度目の目黒蓮
ファンの方はご存じだと思うが、目黒蓮がホストに扮するのは2度目だ。以前Snow Manの冠番組「それSnow Manにやらせてください」のメンバーがある職業についたらいくら稼げるか、という趣旨のコーナーでホストの面接を受け、実際にホストクラブを経営している方々から日給100万の査定をもらったことがあるのだ。本来ならば潜入しただけの素人がナンバーワンになどなれる世界ではないが、目黒蓮のビジュアルとそれスノでの実績からいける気がしてしまった人は結構いるのではないだろうか。
ヒロト、実はいい人
序盤の印象がやや悪かったヒロトだが、客引きしていて厄介な相手に声をかけてしまったハルをみかねて助けてくれた。「お前のためじゃねぇぞ。うちの店の看板守るためだ」と言い、一緒にラーメンを食べながら「花なんか売れねぇぞ」と歌舞伎町の客の傾向をぶっきらぼうに教えてもくれて、実はいい人なんだなとわかったし、ナンバーワンの器を感じた。
黒羽麻璃央は今期「CODE-願いの代償-」「ウソ婚」にも出演しており、さまざまな役を演じている。
「ワンナイトの約束覚えてる?」ハルvsキリカが今回も良い
ホストとしての名刺を持ってキリカに会いに行くハル。蜜園フラワーを買収しようとしているキリカは「あなたたちは負ける」と言い放つが、ハルは「ワンナイトの約束覚えてる?」と切り出す。「はぁ?」とキレる長瀬(竹財輝之助)をスルーして見つめ合う二人。この二人の、二人にしかわからない世界というか空気感、たまらない。着々と情報収集するガク
ガクも地道に頑張っていた。客にオンラインショップ「ヨリヌキ」の使い方を丁寧にレクチャーするほか、ホストやキャバ嬢にはたくさんの記念日があると聞き、記念日登録できる機能を実装するなど、彼なりにホストとして得た知見を活用していた。
そう、フワちゃん、あの、アンミカなど、客として出演した方たちのラインナップが豪華すぎた。
ヒロトvsハル、対決の行方は……?
ヒロトとハル(源氏名ハルヤ)の対決の結果が出る日。ヒロトはもともとある人脈を、ハルも地道に集めた客を集め、祁答院(吉川晃司)も招集して戦う。ハルはあと500万円のところまで差を詰めたが、やはりヒロトには負けている。時間も残りわずか……となったところで、キリカがやってくる。
これはハルの勝ちか? と思ったのもつかの間、キリカは目の前に来たハルのほか、「私一流のものしかほしくないの」とヒロトを呼び「今夜は私に合うお酒を出してくれた方を指名させてもらいます」と言う。そ、そう来たか~! しかしさすがキリカ様、貫禄すごくてかっこいい~!
ヒロトが選んだお酒は、2000万円する最高級ブランデー・ハーディー。
対してハルが出したのは、なんと缶ビール。
「ナンバーワンと飲むハーディーより、俺と飲む缶ビール」
「あなたにそんな価値ある?」
というやり取りののち、「味わってみてください」と耳打ちするハル。
見ていた祁答院の秘書、風華(あかせあかり)は「エロッ」とつぶやく.
結局、キリカが手にしたのは缶ビールだった。さらに「いくら出せばあなたは勝てるの?」と501万を払い、ハルの勝利。とんでもねぇ世界だ……。「今あの二人が負けたらつまらないでしょう? 私は彼らともっと面白いゲームがしたいの」と言うキリカ様、スペシャルなお人……。
無事2000万円を達成した「ヨリヌキ」。「チームで戦うってこういうことなんだね」とうれし泣きするガク。「胸張れ。これがお前の仕事だ」「これからも一緒に頑張りましょう」というハルと凜々。3人の絆にじーんときた。
蜜園フラワーと手を組むことになるが……。
トリンリンがAIではないことに気づいた蜜園社長(余貴美子)だが、結局トリリオンゲームと手を組むことに。「小さなアリが巨大なゾウに勝つには攻めるしかない」という名言が印象的だ。
だが、ドラゴンバンクは「ヨリヌキ」にそっくりなAIサービスつきECショップをリリース。これはキリカも知らなかったらしい。どうなる、次回……!?
※この記事は「トリリオンゲーム」の各話を1つにまとめたものです。
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©TBS/撮影:高橋裕子