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お笑い

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2024年02月21日

「インシデンツ2」“地上波では流せないコント番組”はなぜ面白い?

「インシデンツ2」“地上波では流せないコント番組”はなぜ面白い?


芸人・俳優たちの生身の面白さ


もうひとつ特徴として挙げられるのが、キャラクター憑依型コント番組ではないこと。「LIFE!~人生に捧げるコント~」(2012年〜)のように、芸人・俳優たちが奇抜なキャラクターを演じ、その人物造形の面白さで笑いを誘う“型”が、長らく主流の時代があった。

だが「インシデンツ」シリーズは、あくまで台本の面白さにフォーカスした作品。いや、正確には出演する芸人・俳優たちの生身の面白さを活かしたうえで、綿密なシナリオを作り込んでいる、というべきか。おそらくアテ書きで割り振られたであろうキャラクターを、各々がその人間力で演じている。


今回の「インシデンツ2」にも、⼩宮浩信・相田周二(三四郎)、岩崎う⼤・槙尾ユウスケ(かもめんたる)、平⼦祐希(アルコ&ピース)、渡部建(アンジャッシュ)、酒井貴⼠(ザ・マミィ)、サンシャイン池崎 、春⽇俊彰(オードリー)、ファーストサマーウイカ、東出昌⼤、野呂佳代といった強烈な演者たちが集合。

彼らが、策士・佐久間宣行の掌で気持ちよく遊ばれている。(個人的には、極楽とんぼ・加藤浩次が久々に狂犬的キャラクターで登場してくれたことが嬉しかった)

さらば青春の光がいてこその「インシデンツ」シリーズ


これは筆者の個人的な感想だが、とはいえこのコンテンツは、さらば青春の光の森田哲矢・東ブクロあっての番組であることをつくづく感じさせられた。もともと彼らは、東ブクロの不祥事、松竹芸能との契約解除トラブルなど、スキャンダラスなイメージが強かった。

その後個人事務所「ザ・森東」を設立し、今では地上波でも活躍中。だが彼らは汚れのイメージを払拭することなく、むしろヒール的な立ち振る舞いで独自のポジションを確立している。アンダーグラウンドなコンテンツに、ぴったりの人材なのだ。森田はガサツなテンパリキャラ、東ブクロはエロいことばっか考えているキャラと、本人たち(?)をそのまま引き写したかのような役なのも、非常に確信犯的。

構成と脚本を務めているのは「ゴッドタン〜The God Tongue 神の舌〜」(2005年〜)などで佐久間宣行と仕事をしている構成作家のオークラで、2022年に行われた「東ブクロをプロデュースしたい5人の者たち」というライブでもプレゼンターとして登場するなど、さらば青春の光とも繋がりが深い。


“地上波では流せないコント番組”「インシデンツ」シリーズは、佐久間宣行とオークラの緻密な戦略によって、さらば青春の光の“アンダーグラウンドな笑い”が爆発している。いや、それはコンプライアンスに慎重的な地上波とのゾーニングの問題であって、もはやアンダーグラウンドではないのかもしれない。

いま最も攻めているコント番組こそ、最もコントらしいコントなのだから。

(文:竹島ルイ)

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