<おむすび>第1週~4週の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第10回のレビュー
人は見かけによらないもの。ハギャレンの4人のリーダー的存在のるーりー(みりちゃむ)はしっかり者のイメージでしたが、密かに孤独を抱えていました。
家に家族がそろうことなく、母親の手料理もない。でもお金には困っていなくて、晩ごはん代で1万円ももらえます。でも、食べるのはコンビニ飯。
そして、夜、ひとりで天神の街に繰り出し、ちゃらい男たちに絡まれたすえ、交番に保護されてしまい……。
場面は不穏でしたが、朝ドラで夜の都会の風景は珍しい。夜景がきれいでした。
結(橋本環奈)は最近ずっと土日はギャルたちと過ごしていましたが、お父さん聖人(北村有起哉)のことも気になって、畑仕事の手伝いをすることにします。
お父さん、なにかと小うるさいですが、単に娘のことが心配で心配でしょうがないだけなのでしょう。ただ、歩(仲里依紗)がギャルになったのが自分のせいと気に病んでいることは考えすぎな気もしますが……。
畑仕事をしていると、るーりーからケータイメールが届きます。またしても招集? 天神の東交番に来てほしいとギャル文字。
るーりーは交番にいて、誰か迎えに来てもらえないと本署の少年課に引き継がれてしまいます。父親は中国で母は仕事で連絡がつかず、ハギャレンに助けを求めたのです。
でも、前回1回、緊急招集で騙されているし、結としては身構えてしまいますよね。
どうなるみりちゃむ。
あわやーーというところに、結が現れます。
「うちはこの人の友達です」
という言葉にるーりーは感動。
ちょっと遅れて、スズリン(岡本夏美)とリサポン(田村芽実)もやって来ます。
ところが、未成年では意味がなく、困ったーーと思ったら
愛子(麻生久美子)が真っ赤なセーターを着てツヨツヨな感じで現れて、事なきを得ました。
「お母さんを誰だと思ってるの」
愛子は歩のギャル文字を学んでいたので、結のケータイを読むことができたのです。
今回、ただただ、愛子が頼もしかったです。米田家の嫁という感じが全然なく、遠慮なく生きている。夫にもびしびし厳しい。愛子もまた見かけによらなくて、一見、ふわっと優しそうで、ファンシーな作業着がお似合い。でもじつは芯がしっかりしていそうです。
米田家は喧嘩もするけれど基本仲良くやっています。が、みりちゃむの家はバラバラ。彼女にはハギャレンしかいない。そんなことを知って、結はパラパラを一緒にやってみようと考えます。
街の警官の人たちにも川合紗香(兒玉遥)、加藤(竹下健人)と名前がついているのは、今後も登場するのでしょうか。
※この記事は「おむすび」の各話を1つにまとめたものです。
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