<おむすび>第1週~4週の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第9回のレビュー
結(橋本環奈)の通う糸島東高校が福岡西高校と試合。結は書道部の面々と応援に参加しています。9回裏、3対3の同点。逆転勝利の大チャンス。
横断幕を書いた風見先輩(松木玖生)はじつは野球が好きで、クールでやさしい仮面をはがし、熱い野球愛を饒舌に語り、結を驚かせます。
野球の解説キャラがいないとただ野球の試合を流してもわけがわからないので、風見がその役割を担っているのでしょう。結はキャラ激変に戸惑いますが、宮崎恵美(中村守里)はあっさりあしらう感じがおかしい。もう知っていたのか、風見に興味がないか、どちらかでしょう。
ここで福岡西のピッチャーが交代。見覚えがある結。海で出会い、商店街で再会した四ツ木(佐野勇斗)でした。でもメガネをかけていて、ちょっと印象が違う。風見の解説によるとかなりの実力派のようです。じゃあ、糸島東ピンチ!
対するバッターは、ホームランを打つと結に宣言した陽太(菅生新樹)。
「陽太がんばって!」とかわいい声で結が応援します。
でもカンタンに2ストライクまで来てしまい
「陽太あきらめんな!」とやっぱりかわいい結の声が届いたかーー
打った!
大きく打毬があがった!
と思ったけれど、あっさりとられてアウト。
そのとき、四ツ木と結の目が合ったような……。
結局、福岡西が勝ち、翌日の新聞には、「福岡のヨン様」と四ツ木の写真が大きく載りました。なんとあのあと大量得点で10点もとって、13対3の大勝利。そこまで差を広げなくても……。糸島東立場なし。
米田家ではおばあちゃん(宮崎美子)とお母さん(麻生久美子)が「冬のソナタ」好きらしく、「福西のヨン様」と呼ばれる四ツ木に夢中になっています。
韓国ドラマ「冬のソナタ」は02年に韓国で放送され、日本では03年〜04年にかけて大きなブームを巻き起こしていました。当時のブームはすごかった。韓国ロケ地ツアーにも続々と日本人女性が出かけていったものでした。
そのヨン様にまたまた再会する結。
乱視で野球のときだけメガネをかけているそうです。
「米田結」とフルネーム呼びが、結への特別な気持ちを感じさせます。ここは少女漫画ふうというか青春恋愛ドラマぽい。
四ツ木は速い球を投げてすごそうに見えますが、長い回を投げるスタミナがなく、ストッパーとして活躍しているようです。
先日のトマトのお礼にと、いちごを差し出す律儀なところを見せる四ツ木。
糸島もいちごの産地であまりありがたみがないけれど、だからこそ出来の良さは結にはわかりました。
「おむすび」は西日本の話だけれど、北関東の香りがちょっとだけ入っているのは、あまり西日本に偏らないようにという配慮でしょうか。
※この記事は「おむすび」の各話を1つにまとめたものです。
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(C)NHK