<おむすび>第1週~4週の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第6回のレビュー
第2週「ギャルって何なん?」(演出:松木健祐)はギャルの掟3か条からはじまりました。ハギャレンと友達になった結(橋本環奈)。ケータイ番号を交換したらさっそくメールで「緊急招集」がかかります。
慌てて自転車と電車をとばして1時間もかけて天神のゲーセンに向かうととくに用事はなく……。
来るか、来ないか、賭けられていただけでした。
結のバカ正直さやお人好しっぷりがよくわかります。先週、すずりん(岡本夏美)が倒れたこともあったので、また何かあったと思ったのかもしれませんが。
ギャルの掟
1:仲間が呼んだらすぐ駆けつける
2:他人の目は気にしない。自分が好きなことは貫け
3:ださいことだけは死んでもするな
ギャルの掟に「しょーもな」と呆れる結。友達になるのはいいが(いいのか!)、周囲に友達だと言わないでほしいと頼みます。微妙に差別的ですが、そんなにギャルは世間から忌み嫌われているのか、筆者はギャル文化(と世間の位置づけ)をよくわかっていないのでいまひとつピンときません。外観が独特なので、つい線引したくなるのでしょうか。
結がほのかに憧れ中の風見先輩(松本怜生)が、真面目で上品なので、ギャルを好きではないだろうと結は思っているので、ギャルと友達と知られて嫌われないように用心しているのかもしれません。
風見先輩は、結が書道展をすっぽかしても、怒らず、また行こうと優しく接してくれます。ますます好感度があがります。
ハギャレンとつるんでいたため、帰宅が遅れた結は、書道部の人たちとハンバーガーを食べていたと嘘をつきます。
聖人(北村有起哉)は、ハンバーガー?どこの店で?何バーガーを食べたんだ?等々と細かく問い詰め、愛子(麻生久美子)に「デカ長」とからかわれます。
「デカ長」なかなか愉快なたとえです。平刑事ではなく、デカ長というわりとえらい役割でよかった。
結は、平日書道部、土日ギャルとの交流と忙しい日々がはじまりました。糸島フェスティバルでパラパラを一緒に踊ろうと言われ、断ると、プリクラを家族に見せると脅されて……。
脅迫とは由々しき行為です。
このドラマはそういう話ではないとわかってはいますが、ついつい情にほだされて悪い友達にずるずると巻き込まれてしまうこわさを感じます。繰り返しますが、「おむすび」はそういう話では決してないはずです。脚本家の根本ノンジさんは「ギャルに対してあまりいい印象を持っていないかたもいるかもしれませんが、今回のドラマに出てくるギャルたちは、とてもクリーンでいい子たちばかりです」とインタビューで語っていました(Yahooニュースエキスパート〈「やっぱり第1週から橋本環奈さんを見たいよね」『おむすび』脚本家の素直な思い〉より)
※この記事は「おむすび」の各話を1つにまとめたものです。
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(C)NHK