増當竜也

映画コラム

『大コメ騒動』レビュー:現代とマッチする、女性たちの社会への怒りと家族への愛

増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」意図的か結果的かはわかりませんが、映画がその時代とぴったりマッチすることが、時折起きたりするものです。本木克英監督の最新作『大(だい)コメ騒動』も、そんな1本になっています。今から102年前の日本...
アニメ

1月公開アニメ映画を一気にチェック|セーラームーン、銀魂、ヤマト、夏目、エヴァ……

増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」何かと大変だった2020年がようやく終わり、2021年の到来! まだまだいろいろありそうですが、気持ちの上だけでも前向きに、明るく、早速本年度最初の月の新作映画ラインナップを眺めていたら……?これ...
映画コラム

『燃えよデブゴン/TOKYO MISSION』レビュー:ドニー・イェンがまさかのメタボ・ヒーローに!

増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」激動の2020年も幕を閉じ、いよいよ2021年が始まりますが、映画ファンならば年明けの最初に見る映画は何にしようか? などと思案されている方も多いことでしょう。あまたある作品群の中から、今回は20...
映画コラム

『AWAKE』レビュー:吉沢亮がAI将棋開発に炎を燃やす!|再生と希望と挑戦を描く

増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」人工知能=AIの発達は日進月歩の勢いで、そのうち本当に「仮面ライダーゼロワン」のように人間型AI=ヒューマノイドが作られる世の中も来ることでしょう(現在上映中の劇場版、感動で涙モノでしたね)。さて...
映画コラム

『ソング・トゥ・ソング』レビュー:映像詩人と豪華キャストによる神々しい愛欲のLIVE

増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」『地獄の逃避行』(73)『天国の日々』(78)で世界中の映画ファンからカルト的支持を得つつ、その後20年の沈黙を経て『シン・レッド・ライン』(98)で復活したテレンス・マリック監督。21世紀に入っ...
映画コラム

『この世界に残されて』レビュー:ホロコーストを生きのびた人々の苦悩とは?

増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」2020年も『ジョジョ・ラビット』(19)をはじめナチスドイツによるユダヤ人迫害をモチーフにした映画が多く日本で公開されました。これはたまたまということではなく、やはり西洋諸国で「決して忘れてはい...
映画コラム

『ワンダーウーマン』新作を見る前に『トリプル9』でガル・ガドットをチェック!

2020年はコロナ禍によってハリウッド映画新作の多くが公開延期もしくは配信へスライドといった措置が取られ、映画ファンにとっては何とも忸怩たる年になってしまいました。しかし、それでも9月にクリストファー・ノーラン監督の『テネット』が公開されて...
映画コラム

『日本独立』レビュー:日本国憲法誕生にまつわる日米の戦いを描いた問題作!

増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」映画には純粋に楽しんでもらいたい、笑ってもらいたい、泣いてもらいたいといったものもあれば、賛否を覚悟で問題提起を発していくものもあります。『女囚さそり』シリーズ(伊藤監督はシリーズのうち72年から...
映画コラム

『声優夫婦の甘くない生活』レビュー:ベテラン声優夫婦の新仕事がテレフォンセックスと映画泥棒…!?

増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」日本における声優人気は年を追うごとに加速している感がありますが、一方で海外ではどうなってるのかな? と考えてみたことはありますか。実は多くの国で外国映画&ドラマ、アニメーションの声を吹き替える仕事...
映画コラム

『新解釈・三國志』と真逆?硬派な歴史スペクタクル大作『墨攻』

(C)2020「新解釈・三國志」製作委員会2020年12月11日より公開の『新解釈・三國志』はご存じ中国の名作『三國志』を原作に日本映画界が総力を挙げて壮大に描いたもの……ではありません。これは『銀魂』や『今日から俺は!』などで知られる福田...