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2021年03月19日

ドラマ「知ってるワイフ」全11話のあらすじ&感想|ありえない設定の物語が教えてくれた大切なこと・よかったところと疑問点

ドラマ「知ってるワイフ」全11話のあらすじ&感想|ありえない設定の物語が教えてくれた大切なこと・よかったところと疑問点


第2話あらすじ&感想

第2話あらすじ




“人生は変えられる”。剣崎元春(大倉忠義)は謎の男、小池良治(生瀬勝久)からもらった平成22年(西暦2010年)の500円硬貨で、二度目のタイムワープを試みる。 目覚めたのは、2010年の江川沙也佳(瀧本美織)からコンサートデートに誘われた日だ。記憶と同じく、元春は沙也佳とデートを約束。

大学から一度自分の家に戻り、デートに向けて準備を整えた元春はコンサート会場へ向かうためバス停へ。そこには高校生の建石澪(広瀬アリス)がいた。バスに乗ると、澪は元春の記憶通り財布を落として降りてしまう。ためらう元春だが、財布を拾って交番に届けた。 コンサートホールに急ぐ元春が交番を出ると澪とすれ違う。元春は澪と話すことはなく、そのまま沙也佳とのデートに向かった。コンサートの帰りに沙也佳から告白された時、元春の周囲が光に包まれる。

元春が目を覚ましたのは見知らぬ部屋。しかし、隣で寝ているのは沙也佳だ。元春が時計を見ると、表示は西暦2020年。妻は澪から沙也佳に入れ替わり、住んでいる家は超豪華。広い家に高価な家具、専用のゲームスペースに元春は大興奮。「早く帰ってきてね」と優しい沙也佳に送り出され、高級車に乗って出勤する。元春は望んでいた結婚生活を手に入れた。

銀行に出勤して同僚・津山千晴(松下洸平)と話した元春は、以前の人生では津山は結婚して双子の子供持ちだったが、今の人生では独身になっていることを聞き、周囲の人々が微妙に変化していることを知る。そして元春も澪との間にいた子供たちもいなくなってしまい、涙を流して後悔する元春。しかし、今回の人生こそ幸せに生きると決意。そんな元春の前に、なんと同僚として澪が現れる。独身であおい銀行に勤務する澪は、異動してきて元春と同じ支店で働くことに…。

第2話の感想

元春(大倉忠義)、どこまでも自分のことしか考えてなくて引くなぁ……。

とうとう過去を変えて妻を入れ替えてしまったけど、もともと妻だった澪(広瀬アリス)とうまくいかなかったのを「相手が澪だったから」と思っているの、浅はか~!

そして変えてしまってから子供たちを消してしまったことに気づくの、遅くない……? 子供たちを思って泣き出したかと思いきや(しかも業務中に)すぐに立ち直ってて早くない……? 妻が沙也佳になって家や車が豪華になったのも、おそらく元春ではなく沙也佳(の親)の力だし、それで満足なのかいと思ってしまう。澪の父親が急に亡くなった後、「自分の勉強のついでだから」と無料で勉強を見てあげていたところだけは見直したけど。

元春と澪だけでなく、元春の人生が変わったことによって周りの人たちの人生もちょっとずつ変わっていて、人生は人との関わりで決まっていくんだなーとか、偶然が積み重なってできているんだなーなどど考えた(ちょっとMIU404を思い出す)。

澪が元春の職場で毅然とした態度や機転、メンタルの強さを生かして活躍しているのを見ると、選ばなかったほうの人生というのものは誰しもあるのだと改めて気づく。選びなおすことはできないけれど、ひとつの道がうまくいかなかったからといってすべてがダメになるわけではないなとも思いました。

澪が異動を申し出た理由がわかって切ないけど、本当はこんな風に明るくて心優しい健気な人だったんだな、心なしか前回の元の人生の澪より幸せそうな気もした。

元春の自己中な感じや設定に引き気味なところはあるものの、ある疑問に至ってしまった。もし結婚している人たちが「結婚相手を変えられる、子供やその他の事情は考慮しなくてよい」と言われたらどのくらいの人が変えたいと考えるのだろうか。

私事だが、母が父にプロポーズされたとき他二人にもされていて、断った一人のことはちょっと好きだったので「その人と結婚してたらまた違った人生だったな」という話を聞いたことがあるし、昔バイト先の真面目な主婦の人がもう一人結婚を考えていた人がいたけど夫と結婚したことを話してくれ「これでよかったと思わないと生きていけないじゃん?」と言っていた。

すごく突飛な設定に感じるけど、もしかしたら既婚者の心境的にはリアルな話なんだろうか。次週の展開も楽しみだ。

ところで沙也佳と結婚した元春が自分の両親に会えないの、闇の予感がする。

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(c)フジテレビ

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