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映画コラム

REGULAR

2021年03月12日

『ラーヤと龍の王国』新たなディズニーの傑作となった「5つ」の理由

『ラーヤと龍の王国』新たなディズニーの傑作となった「5つ」の理由


おまけその3:『トロールズ ミュージックパワー』に似ていること

『ラーヤと龍の王国』に偶然にして良く似ている作品に、現在配信中の『トロールズ ミュージックパワー』があります。「いくつかに分断されていた世界」「分裂したきっかけは偏見とそれによる悪意」であることなど、両者はよく似ているところがあるのです。



あらすじは、音楽のジャンルごとに6つに分断されていた世界で、ロックの女王が他の村を乗っ取ろうとしていたため、ポップの女王とその親友が危機に立ち向かうというもの。ダフト・パンクの「ワン・モア・タイム」やPSYの「江南スタイル」など、日本でもよく知られている有名楽曲をノリノリに奏で、きらびやかな装飾で彩るという、音楽と映像の魅力が半端ではない内容になっていました。

同時に、多種多様な音楽の魅力を描くことで、ストレートに多様性の素晴らしさを訴えていおり、クライマックスからラストにかけての「多様性の肯定」についての回答は、これ以上はないと思えるほどのものでした。作品としての構造は似ていても、この着地は『ラーヤと龍の王国』のラストとは異なるものというのも面白いです。ぜひぜひ、合わせて観てみてください!

(文:ヒナタカ)

参考記事:『ラーヤと龍の王国』ディズニー新ヒロインはシラット使い!『ザ・レイド』も参考にした異色の武闘派|シネマトゥデイ

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