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2021年06月04日

「カラフラブル〜ジェンダーレス男子に愛されています。」第10話までのネタバレ感想|後味すっきり、最終回も少しの勇気をもらった

「カラフラブル〜ジェンダーレス男子に愛されています。」第10話までのネタバレ感想|後味すっきり、最終回も少しの勇気をもらった


第5話あらすじ&感想

第5話のあらすじ


正式に付き合い始めた漫画編集者の和子(吉川愛)とスタイリスト 周 (板垣李光人)は同じベッドで目を覚まし、一緒に朝食を作るというラブラブな朝を迎える。
「好きだよ、周くん」「僕も大好きだよ、和子ちゃん」大好きな人と思いが通じ合う幸せをかみしめる2人...。

一方、編集長あさひ(水野美紀)は、モデルのキラ(桐山漣)からのデートの誘いをキッパリ断ったものの、心が揺れる。キラは、あさひにフラれて落ち込んでいた。そんな中、キラにドラマ出演のオファーが舞い込む。ただし、役柄に合わせて髪を切らなければならないという。キラは自分の“襟足”を非常に大切に思っており、絶対に切りたくないと拒絶。マネージャーの高林(吉日ウーロン太)は、新しい挑戦をする良い機会を逃してしまうのではないかと頭を抱える。

周は高林から、タレント活動を真剣に考えてほしいと持ち掛けられる。子供番組に出演して以来、周は注目されるようになっていた。タレントになることに興味がなかった周だが「新しい価値観を打ち出していこう」と高林に言われ、興味を持ち始める。

和子の出版社では、同期でファッション誌編集者の玲(中川大輔)が、キラを起用した漫画誌とのコラボ企画をファッション誌で行いたいと、あさひに提案する。企画のコンセプトは“新しいキラ"。キラのイメージを変えようとする大胆な玲のアイデアは、キラの事務所側からも承諾を得る。その企画に沿って、撮影が行われることになるが...。


第5話の感想|恋をすると世界も人も、変わる


晴れて同棲生活をスタートさせた“めぐわこ”カップル。朝の支度で、メイクを手伝ってくれる周(板垣李光人)…わたしの家にもほしい。この2人は順調そのものといった感じで安心して見ていられる。非常に微笑ましい。

問題なのは、わたしの推しであるキラ(桐山漣)とあさひ(水野美紀)の方だ。前回、キラが意を決してデートのお誘いをしたにもかかわらず、「業務時間は終了していますので」と事務的に断られてしまった。のみならず、そのお誘いすらあさひは「聞かなかったことにする」と突っぱねてしまう。さらに、赤い絨毯と大きなバラの花束を用意してあさひを迎えるキラも、夜道でジャケットを掛けてくれるキラも、あさひは拒絶する。あまりにも頑ななあさひに、だんだん切なくなってくる。

ただ、あさひも何も感情が動いていないわけではない。腕時計に内蔵された脈拍計は、キラのことを考えるたびに数値が倍近く跳ね上がる。めっちゃドキドキしてるじゃん、あさひ! かわいいぞ、あさひ‼ と思うのも束の間、彼女はそれをかき消そうとしているようだった。理由はおそらく、「私らしくない」から。キラのことを考えてドキドキし、冷静でいられなくなってしまう自分が耐えられないようだ。しかし、なぜあさひはここまで自分の“らしさ”に囚われているんだろう…?

そして、もちろんこの拒絶にはキラもしっかりと傷ついていた。「キラは天使のように美しいが、キューピッドになりたいわけじゃない」…前回の感想で、がっつり“本物のキューピッドに見える”と書いてしまって申し訳ない気持ちになった。いや、美しさを表現したかっただけなのだが、それでも。

しかし、キラはまだまだめげない。「キラの命の泉」というほど大事にしていた襟足を、撮影のために切ってくれると言い出した。和子(吉川愛)が土下座をしたことで企画の本気度が伝わったというのもあろうが、「新しいキラを見るとあさひが笑うから」。恋をすると人は変わる。さらに強くなった周と和子。そしてあさひのために試行錯誤し柔軟に自分を変えていくキラ。さて、次に変わるのはあさひ。固まりきった“らしさ”からの解放は…? 


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(c)読売テレビ

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