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2021年06月04日

「カラフラブル〜ジェンダーレス男子に愛されています。」第10話までのネタバレ感想|後味すっきり、最終回も少しの勇気をもらった

「カラフラブル〜ジェンダーレス男子に愛されています。」第10話までのネタバレ感想|後味すっきり、最終回も少しの勇気をもらった


第4話あらすじ&感想

第4話のあらすじ

和子は、周にキスしたことで、「これはもう、セクハラなのでは!?」と激しく動揺する。一方、周は、ぎこちない態度の和子に戸惑う。
キラ(桐山漣)は、あさひ(水野美紀)のことばかり考えていた。彼は明らかにあさひに恋しているのだが、周から「いい加減に認めなよ」と言われても、頑なに拒む。
 
キスのことが頭から離れず、仕事中もぼんやりしてしまう和子。彼女は、境(おいでやす小田)が甘地(遠藤健慎)を叱っているところに遭遇する。境は、ビジネスマナーを知らない甘地がミスを犯したと激怒。しかし、和子が甘地に話を聞くと、彼の言い分にも理があった。20歳以上の年齢差がある境と甘地の世代間ギャップは、簡単に埋まりそうもない。
 
和子と周めぐるは、キラの連載ページの撮影で顔を合わせる。和子はどうしていいか分からず…。

そんな中、境の娘・乙姫が編集部を訪ねてくる。乙姫は、しっかり者の小学生。“お父さん、お母さんの働いている所を見てみよう”という学校の課題で、境の仕事を見学に来たのだった。その約束をすっかり忘れていた境は、大慌て。境は妻と離婚し、乙姫を1人で育てていた。
和子は境から、キラの撮影に参加させてほしいと頼まれる。乙姫がキラのファンなので、境は彼女に撮影を見学させてやりたいという。
 
「父親は、子供のヒーローにならなあかんねん!」
父として乙姫にカッコいいところを見せたいと意気込む境。和子は、彼の頼みを引き受ける。キラの撮影は順調に進み、境も乙姫にバリバリ働く仕事ぶりを見せていたのだが…。

第4話の感想|カテゴライズは本質を見えづらくするという話


第4話は、周に思わずキスをしてしまった和子の、「何いきなりキスしてんねーーーん!」というセルフツッコミでスタート。この叫びが、おいでやす小田演じる境メイン回の合図だ。

描かれたのは、キレキャラの堅物おじさん vs 今時の無気力な若者というありがちな対比構造。編集部でデスクを務める境は、新入社員・甘地(遠藤健慎)が来客を下座に座らせていたことでキレ散らかす。社会人経験も年数を重ねると、新人くん、やっちゃったね、なんて気持ちにもなったし、ともすれば境と一緒になって最近の若者は…なんて言いたくもなるが、実は彼にも彼なりの言い分があった。「1番奥の席、冷房直撃なんですよ」「プロジェクターをいじるから、僕が1番奥に座った方が効率がいい」…なんとも思いやりに満ちた理由だ。ただ、そこまで人のことを考えられる彼も「境さんはおじさんだから分からない」と、壁を作ってしまっていた。どうせ理解されないだろうと思ってしまうと、気力なんて簡単に奪われるよね、分かる!

そんな折、境の娘・乙姫が社会科見学で会社にやってくる。娘の来訪を忘れていたこともリマインドしなかった自分が悪い、と言ってしまうくらいしっかり者の娘だ。そしてここで、境がシングルファーザーとしてすでに1年もの間、男手ひとつで娘を育てていたことが発覚する。よく会社に言わずに両立をしてきたものだなと感心すると同時に、この人はこの人の世界の中で、大変さを抱えていたんだなと気付かされる。そんな健気な父としての姿を見せられたら、「父親は子どものヒーローにならなあかんねん!」という言葉も応援してあげたくなってしまうだろう。

ところが、境のためにと腕を回す和子に、周はあまり気乗りしない様子。いいところを見せようと必死にヒーローを演じていた境だったが、娘の前で甘地にキレてしまった。周の不安が的中…かと思いきや、彼は嘘がバレることを懸念していたわけではなく、取り繕った姿を見せることに違和感を抱いていたのだ。これって同じようだけど全然違う。1本取られた気分になった。

そのことは、乙姫もよく分かっていた。父に内緒でお誕生日パーティーの用意をし、手作りクッキーとともに贈った言葉からも、それが見て取れる。

「父が父だから好きです。全部好きです。なので、あんまり頑張らないでください。2人でいれば何とかなると思っていますので」

こんなことを伝えられる子どもっているんだろうか。普通、子どもから親への手紙って「お仕事頑張ってね」になってしまうだろうに、と自分の幼少期を思い出して少し恥ずかしくなった。

これをきっかけに境と甘地も和解。互いが互いを“堅物のおじさん”と、“無気力な若者”というカテゴリーでしか見ていなかったことを認め合い、謝罪する。この人はこういう人、というカテゴライズが、いかに判断を邪魔し、本当のものを見えなくするのかという教訓だろう。

ところで、今回はキラのいろんな表情が見えた回だった。個人的にはケーキの着ぐるみを着たキラがイチ押し! ケーキになったことで、美しさが際立っていたように思う。…普通じゃありえない。さらに、周とぎくしゃくしていた和子に対して「周のところへ行け!」と…ついにキラが本物のキューピッドに見えてきた。

そんなキューピッドも、意中の相手・あさひをデートに誘っていたし、こちらの進展もますます楽しみだ。

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(c)読売テレビ

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