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2021年06月15日

「イチケイのカラス」最終話までのネタバレ感想|劇中の佐々木蔵之介の台詞「入間みちお、またいつか会うことになるかも」が続編を期待させる最終回だった!

「イチケイのカラス」最終話までのネタバレ感想|劇中の佐々木蔵之介の台詞「入間みちお、またいつか会うことになるかも」が続編を期待させる最終回だった!



第8話あらすじ&感想

第8話あらすじ



みちお(竹野内豊)たちが所属する『イチケイ』に、事務官から書記官になるための研修生として、前橋幸則(渡辺佑太朗)と磯崎由衣(夏目愛海)がやってくる。部長の駒沢(小日向文世)は、合議制で扱う案件があるから立ち会うよう、ふたりにも指示する。

案件は傷害事件だったが、その起訴状を見た坂間(黒木華)と浜谷(桜井ユキ)は驚く。被告人の潮川恵子(真凛)は、坂間が裁判長、浜谷が書記官を務めている窃盗事件の被告人だった。

万引きの前科があった恵子は、再びスーパーマーケットで万引きをして保安員に捕まっていた。恵子の万引きを目撃し、店側に伝えたのは、山寺史絵(朝加真由美)という女性だった。恵子には6歳になる娘がおり、商社マンの夫は海外単身赴任中。恵子は、育児と義母の介護の疲れから軽いうつ状態で服薬していた。そんな恵子と話した浜谷は、子どもを預ける当てがない彼女は罪を認めて逃亡の恐れもないことから、在宅からの審理がいいのではないかと坂間に進言したという。ところが恵子は、その間に史絵に暴行を加え、加療約1年のケガをさせていた。

窃盗事件と傷害事件が併合されて開かれた第2回公判。恵子は、被害者の史絵が小学校時代の恩師だったことに触れ、4ヵ月前に万引きで逮捕されたときのことは恨んでいないと証言する。史絵にケガをさせてしまったのは、実は彼女が万引きをしたところを目撃し、それを止めようとした際に襲われて抵抗したからだと言うのだ。恵子は取り調べの段階からそう主張していたが、虚偽の発言として取り上げてもらえずにいた。一方、検察の井出(山崎育三郎)は、史絵が万引きをしたという証拠がないこと、そして恵子から暴行を受けた後、市会議員をしている夫の信吾(大谷亮介)に電話し、逆恨みで元教え子に襲われたと助けを求めていることを指摘するが……。


第8話の感想:イチケイの愉快な仲間たち、正直もはやLOVE!

入間みちお(竹野内豊)が弁護士時代に担当した12年前の東丸電機殺人事件。
前回、無事に解決し、第8話からはどんなストーリーを展開するのかとワクワクしていた。

今回は、どうやら裁判所、書記官主任、川添(中村梅雀)が主役のようだ。

型破りの裁判官である入間に毎日振り回され、ストレスマックスの川添。
「今の切なる願いはただ一つ、滞りなく定年を迎えること」
と哀愁漂う中村梅雀の演技がじつに面白い。
そして、中村を取り巻くイチケイの仲間たちとのやり取りもにコミカルだ。
入間にイジられ、小声で悪口を言うシーンは最高の喜劇だ。

同ドラマは、張りつめた雰囲気のときと、そうでないときの緩急がはっきりとつけられていて、
視聴者を飽きさせない。
これが人気の理由なのかもしれない。

第8話は、書記官になるための研修生も2人加わり、イチケイメンバーはある万引きが引き金となった
傷害事件を担当することに。

事件を深堀していくと、被害者も加害者と同様に万引きの常習犯であることがわかった。
しかも、2人とも窃盗や万引きを止められず、繰り返してしまう「クレプトマニア」という病気ということも。

法廷では、万引きを繰り返してしまう被害者と加害者に向かって

「勇気をもって助けてと言ってみてはどうでしょうか? 言葉にしないとわからないこともあります」

と、入間らしい人間味のある言葉がかけられた。

やはり、前回が最終回だったのでは? 
と、思うほど見応えのある回だったので、少し拍子抜けしてしまったところはあるが、
入間やイチケイの仲間たちの愛情に満ちた微笑ましい回であった。

来週は、どんなストーリーか今から楽しみだ。

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(c)フジテレビ

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