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2021年06月15日

「イチケイのカラス」最終話までのネタバレ感想|劇中の佐々木蔵之介の台詞「入間みちお、またいつか会うことになるかも」が続編を期待させる最終回だった!

「イチケイのカラス」最終話までのネタバレ感想|劇中の佐々木蔵之介の台詞「入間みちお、またいつか会うことになるかも」が続編を期待させる最終回だった!


第3話あらすじ&感想

第3話のあらすじ



「どうしたらなれるか、アインシュタインに」。ある日みちお(竹野内豊)は、坂間(黒木華)たちイチケイメンバーにそう質問する。ヒントは、裁判官にも大事なことだとみちおは言うが……。

そのとき、起訴状を読んでいた部長の駒沢(小日向文世)は、合議制で扱いたい案件がある、とみちおたちに告げる。案件は重過失致死及び死体損壊の事件で、被告人はガラス工房で働く藤代省吾(岡田義徳)、被害者は市役所職員の野上哲司(成松修)だった。

その教室には野上の14歳になる娘・碧(渡邉心結)が通っていたが、迎えに来た碧の母で、笹原警察署の警察官でもある奈緒(佐津川愛美)に一方的に好意を抱いた藤代は、「野上哲司は浮気している」「夫と別れなければ罰を与える」等の監視や人格非難にあたる内容の手紙を差し出し人不明で送りつけていた。

それが藤代の仕業だと気づいた野上は、事件当夜、藤代と工房で会い、口論からつかみ合いになったという。藤代は工房にあった自転車に乗って逃げようとして野上と衝突。そのまま後ろに倒れた野上は、後頭部を強く打ち命を落としたらしい。犯行の露見を恐れた藤代は、野上の遺体を焼却炉で燃やしていた。

みちおが裁判長を務めた第1回公判、入廷してきた駒沢の姿を見た藤代は驚く。実は駒沢は、18年前に裁判長として藤代を裁いたことがあり……。

第3話の感想:毎週違う傍聴マニア役のお笑い芸人にも注目!

竹野内豊主演のドラマ「イチケイのカラス」が面白くなってきた。

原作は、講談社モーニングKC刊から発売されている同名の漫画。著者は、浅見理都だ。
個人的に好きなテイストの作品なので、原作漫画にも手を伸ばした。

主演の竹野内豊が演じる入間みちおは原作では小太りのおじさんで、竹野内とは対極のタイプだ。
黒木華が演じる坂間千鶴も、坂間真平という男性でドラマとはまるで違う。

原作が面白いのでドラマ化となったことは想像に容易い。
しかし、原作の主人公の坂間を女性の黒木に、そして入間を竹野内にキャスティングしたあたり、製作サイドのドラマにかける想いが感じられた。
単に原作をそのままオマージュしたものではなく、元の作品を知っている視聴者にも楽しんでもらいたいという意図があったのではないだろうか、と勝手に推測している。

また、竹野内の裁判官とは思えぬちょっと抜けた感じの雰囲気が、ドラマ全体を包み込んでおり、
安心して時間をゆだねられるのも特徴だ。

第3話は?
さて、第3話は結果的にはちょっと悲しいストーリーであった。
今回の被告人は、ガラス工房で働く藤代省吾(岡田義徳)。
イチケイの部長である駒沢(小日向文世)が18年前に裁判長として裁いた案件の被告人だった。
罪を償い、まっとうに生きていると思っていた藤代が重過失致死及び死体損壊の事件で、また自分の目の前にいることが信じられない様子。
入間らイチケイのメンバーたちで事件を一から捜査してみると、藤代はある人の罪をかばっているということがわかり……。

傍聴マニアにも注目
裁判シーンの多い同ドラマでは傍聴席にも注目をしてもらいたい。
第1話では、チョコレートプラネット。
第2話ではミルクボーイ。
そして、第3話には鬼越トマホークが傍聴マニアとして出演していた。

毎週違う人気芸人が出演するとあって、次回の傍聴マニア役を予想するのも楽しい。

毎回、気づきをくれるセリフが泣ける
第3話も気づきの多い回であった。
入間の「起きてしまったことは変えられない。でもこれからのことは変えられる」
駒沢の「いかなる理由であれ、罪を償うチャンスを奪ってはいけない」という言葉にぐっときた。
このドラマは判決のシーンで裁判官の入間が被告人にかける言葉にも毎回、注目をしてもらいたい。

 1時間という時間のなかで、とても丁寧にまとまったストーリーを見せてくれる印象の「イチケイのカラス」。

自由すぎる入間と、東大法学部出身で将来を約束されたエリートの千鶴の関係性が今後、
どう変化していくかが楽しみだ。


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(c)フジテレビ

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