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2021年06月15日

「イチケイのカラス」最終話までのネタバレ感想|劇中の佐々木蔵之介の台詞「入間みちお、またいつか会うことになるかも」が続編を期待させる最終回だった!

「イチケイのカラス」最終話までのネタバレ感想|劇中の佐々木蔵之介の台詞「入間みちお、またいつか会うことになるかも」が続編を期待させる最終回だった!


第10話あらすじ&感想

第10話あらすじ


みちお(竹野内豊)は、弁護士時代の同僚でもある青山(板谷由夏)と、彼女の母親の多恵(銀粉蝶)に会いに行く。愛犬みちこの弟妹が生まれたからだった。帰り道、青山は、独立して事務所を立ち上げるにあたって、得意の企業法務だけでなく国選弁護もやっていくつもりだとみちおに告げる。青山は、その国選弁護である案件を担当するため、またイチケイに通うことになる、と続けた。

あくる日、駒沢(小日向文世)は、レアケースの案件が上がってきたので合議制で審理する、とみちおや坂間(黒木華)たちに伝える。それは傷害事件だったが、被告人が『名無しの権兵衛』なのだという。青山が弁護人を引き受けた案件だった。

第1回公判。どこか飄々とした雰囲気を持つ被告人(板尾創路)は、名前はもちろん、自らの素性を明かすことを拒む。事件は、当時17歳だった被害者の朝倉純(小野寺晃良)の胸部を工具で殴打し、ケガをさせたというものだ。この事件の背景にあるのは、路上生活者に対する少年たちの投石事件だった。河川敷で路上生活者仲間とバーベキューをしていた被告人は、被害者の純を含む5名の少年たちから石を投げつけられた。少年たちを追いかけた被告人は、純を捕まえて注意をした。すると、そのことに腹を立てた少年たちは再び投石行為に及び、路上生活者のひとりにケガをさせてしまう。純を探し出した被告人は、もみ合いになった際に彼が持っていたスパナを奪って殴りつけたという。純は肋骨が折れるほどの大ケガだった。だが、みちおから、起訴事実について間違いはないか、と問われた被告人は、間違っている、嘘だと答えた。そして、自分は嘘が嫌いだ、と言い放ち……。


第10話の感想:被告人役も秀逸な役者揃いの同ドラマ。第10話も板尾創路が謎だらけの被告人を熱演!

第9話までの視聴率が2桁キープと快進撃の「イチケイのカラス」。
竹野内豊が11年ぶりに月9に出演すると話題になっていたが、どうやら竹野内と月9の相性は良かったといえる。

最終回前の第10話では、名無しの権兵衛の被告人役に板尾創路が登場。
入間みちお(竹野内豊)の弁護士時代の同僚である青山瑞希(板谷由夏)が弁護人を務めた。

ある日、河川敷で路上生活者たちがバーベキューをしていると、そこへ複数の少年たちが石をなげつけてきた。
少年たちに注意をするとまた、別の日にも同じように石を投げつけてきた。
運悪く、一人の路上生活者の頭に当たり、負傷するとその行為に憤りを感じた名無しの被告人が少年たちを追いかけ、一人の少年にけがを負わせてしまったという。
しかし、法廷ではケガなど負わせていないという被告人。
さらに、この名無しの被告人はどうやら青山弁護士と何か関係があるようで……。
名前も名乗らない、不思議な被告人と入間の対峙がはじまった。

板尾の態度や表情から極悪非道さを感じたため、『名無しの被告人が本当は少年に危害を加えていたんでしょ!』と思い込んでしまっていたが、蓋を開けてみるとまるで違うものであった。
さらに、被告人と青山弁護士に繋がる過去のストーリーも展開され、とても中身の濃い1時間であった。

また、終盤では入間の生い立ちにも触れるシーンがあり最終回へ繋がる伏線もバッチリ。

主演の竹野内に脇を固める黒木華や小日向文世、新田真剣佑などメインの出演者も秀逸だが、被告人を演じる役者の演技に毎回、引き込まれる。
これまで被告人を演じたバカリズムや黒沢あすか、前田敦子、今回の板尾に加え、無名に近い役者の演技が非常に光っているのも同ドラマの魅力かもしれない。

早くも来週、最終回を迎える同ドラマ。
最終回はどんな展開を見せてくれるのか。
今から続編を期待しているのは私だけではないはず!

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(c)フジテレビ

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