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「大豆田とわ子と三人の元夫」全10話の「名言&愛おしトピック」総ざらい(ネタバレあり)|選んだ人生がその人の幸せ。ありがとう、まめ夫

第9話の「名言&愛おしトピック」:「あなたを選んで 一人で生きることにした」とわ子が選んだ幸せの姿

そうか、そうかぁ……。

とわ子(松たか子)の決断、半分は何となく予想していたけれと、もう半分は予想しきれなかった。

冒頭とわ子が見る夢は、4回目の結婚をすることになって会社のみんなに指輪を見せてとせがまれるという内容。「私こんなの慣れてるんですから」と、これ見よがしに見せつける。

夢の中では、微妙な関係になってしまった部下・松林(高橋メアリージュン)も笑顔なところが切ない。


会社を辞め、マレーシアで新しい仕事をすることになった小鳥遊(オダギリジョー)に「人生を一緒に生きるパートナーになってくれませんか」とプロポーズされたとわ子。それ以降の会話は、すべて「パートナーになってくれませんか」で再生された(本当はどんな話をしていたのか気になる……笑)。

唄も大賛成、うれしそうなとわ子。過去、八作にはプロポーズされていないらしい。

唄が八作にとわ子がプロポーズされたことを伝え「慎森には内緒ね」と言ったところを慎森に聞かれてしまう。唄は逃げ、八作を問い詰めようとしたが「無意識過剰マン」で登録していたことがばれ、逆に謝る羽目になる慎森。そして八作がプロボウラーと結婚することになったと告げられる。


バッティングセンターで小鳥遊を待っていると両端に慎森と八作が来て「ここってストーカーセンター?」と叫ぶとわ子(そんなセンター嫌だ)。

八作が結婚する話を出して「心のピンを倒されたんですね(笑)」と言う慎森とへらへら笑った後「ていうか嘘でしょ?」と見抜くとわ子。「こんなにつらいとは思わなくてつい」と言う八作。とわ子がプロポーズされたことがバレたタイミングで小鳥遊登場。

「彼女の心のピンを倒そうとしてるのがあなただけだと思わないでくださいね!」と威嚇する慎森、「はい、好きです」と言う八作、「僕だって」と言う小鳥遊。

松田龍平と岡田将生とオダギリジョーに取り合われるの、すごいな。
松田龍平と岡田将生とオダギリジョーが並んでバット振ってるのもすごいな。


松林さんを家に誘い、ごはんを作るとわ子。

社長になったら41人の社員をどうするか聞かれ、少人数にしたほうが利益は出るけど、マディソンと折り合いをつけて全員残してうまくやっていきたいというのが今の考えだと言う松林。「これなら私に社長譲ってくれますか?」と言って「いいよ」という返事が返ってくると泣き出す。「だって社長今まで頑張ってきたのに」と泣く彼女に「大丈夫、松林さんは間違ってないよ」となだめるとわ子。


とわ子、器が大きいなあ、すごいなあ……相手が自分にきつく当たるかどうかは置いておいて、社員のことや彼女が社長に向いているかどうか、会社のためになるかどうかをきちんと見極めて判断できる。いくら経営者が私情を持ち込むものではないといえど、ここまで冷静にジャッジできる人はそうそういないのではないかと思う。松林さんも、思うところあって反発したけれどとわ子が頑張ってきたこともちゃんと認めていたり、彼女の中でも葛藤があったようでほっとした。和解してうれしい。


一方先輩の犬を洗っている中村慎森。この大きさの犬って慣れてないと洗えないと思う、動物とか嫌いそうなのに好きなんだ、かわいい。表れてるワンちゃんの表情も何ともいえない。

「これぐらいの大きさの犬は毎日でも洗いたいので」ってなに……笑

「ポケットから千円」と「ポケットからキュンです」のメロディーで歌いながら洋服を選ぶとわ子。浮かれている。アポなしでやってきてスマホを奪い、とわ子を閉じ込める慎森。動きがめちゃくちゃどんくさい。「あのひげの人は駄目だ」「いい意味で最悪」などと言う。


結局とわ子にうまいこと逃げられたうえに転んで頭を打ち、手当てしてもらう羽目に。していることは迷惑だけどどんくさすぎて愛おしい。「森の中で暮らす一匹の熊になりたい」ってどういう意味なんだ。


「もう一人は嫌なんだよ、限界なんだよ。誰かに頼りたいんだよ、守ってもらいたいんだよ」と言うとわ子に


「人の孤独を埋めるのは、愛されることじゃないよ、愛することだよ」

「そしてそれは、僕のことじゃない」

「残念ながら、君はあの人を愛してる」

「その人も君を」

「田中さんだよ」と言う慎森に「何それ、全然面白くない」と言うとわ子だが。


別の日、突然家にやってきた八作を門前払いしようとするとわ子だが、モニター越しに「君を好きになって、君と結婚してよかった。君と結婚して幸せだった、ありがとう。幸せになってください」と言い、両手を振って去っていく。八作、死ぬ気なのか? と思ってしまった。


そしてプロポーズの返事をする日。とわ子は腕によりをかけてご馳走をつくる。

唄に電話で「その人、ママのこと守ってくれそうなんでしょ? ママは自分が思ってるほど強くないから、誰かがいてくれたほうがいいよ」と言われた後、母の遺影を見て母の言葉を思い出す。


「とわ子はどっちかな。一人でも大丈夫になりたい? 誰かに大事にされたい?」

真顔で考えているとわ子。


朝9時からの事情聴取を終え、やってくる小鳥遊。マレーシアの家の写真を見せられ、建築様式を見てはしゃぐとわ子。10代の時からこういう家を作ってみたかったと言う。「すてきですもんね。夢が叶いますね」と言われたときのとわ子の表情が絶妙。さりげなく料理を手伝う小鳥遊。やり方が合っているか聞いたうえで手伝っていて素敵。ごはんを食べながら会話する二人は笑顔にあふれて楽しそう。数学の問題を解きながらも笑顔。二人で社員を眺める様子も素敵。

「小鳥遊さん、私は……」

セリフはそこで切れ、夜の道路まで小鳥遊を送るとわ子。楽しく雑談している。

抱き合って、小鳥遊の頬にキスして、笑顔で「じゃあ」と言って反対方向に歩きだす二人。

その足で八作の店に行って「今さ、この人素敵だなって人とお別れしてきた。一緒にいて安心できる人だった」と言う。


ああ……やっぱりそっか……。

もう、こうなるんだろうなという気はずっとしていた。大人の美しくて素敵な別れだった。

でも、かごめの話を聞いて話してくれたときや「それ、分けませんか?」と言う小鳥遊が素敵すぎて、二人の話が二人だけにしかできない話のような気がして悲しいな……!


「それはもったいないことしたね」と言う八作。

「そうなんだよね。でもしょうがない。ほしいものは自分で手に入れたい。そういう困った性格なのかな」

「それはそうだよ。手に入ったものに自分を合わせるより、手に入らないものを眺めているほうが楽しいんじゃない?」

「そうなんだよね。そっちのほうがいいんだよね」

「うん」

「一人で生きていけるけど、まあ、さびしいじゃん。さびしいのは嫌だけど、でもそれで誰かと二人でいたって……自分を好きになれなかったら結局一人だしさ」

「そうだね」

「好きになれる自分と一緒にいたいし、一人でも幸せになれると思うんだよね。無理かな?」

「全然余裕でなれるでしょ、なれるなれる」


とわ子は雑だなと言ったし、人がほしい言葉を自動で言えちゃう八作だけど、この一連の会話は結構本心だったんじゃなかろうか。かごめは「手に入らないもの」だったけど、眺めているのが楽しかったのかな。今も永遠に手に入らなくなってしまったけど、思って生きていけるのかな。

このドラマが始まったとき、ついていたコピーは「ひとりで生きたいわけじゃない」だった。物語がここまで進んで、とわ子なりの答えが出たということか。

ドアのところで鳴る物音。「君じゃなかったんだ。最近よく物音がするから、君が様子を見に来たのかなと思って」と言う八作。

かごめなのかな。

「私もね、あなたを選んで 一人で生きることにした」

「無理なのかな」

「今だってここにいる気がするんだもん。3人いたら恋愛にならないよ」

「いいじゃない、こうやって一緒に思い出してあげようよ」

「3人で生きていこうよ」

「そうだね」

「かごめのどんなところが好きだった?」


その後は楽しく話し、それぞれに電話をかけてきた鹿太郎と慎森がテレビ電話同士でケンカするのを見て大笑い。八作の慎森の登録、「しんしん」でかわいい。


 とわ子と八作が想像する「もし二人が別れずにずっと結婚生活を送っていたら」が長くて美しくて切ない。映画『ラ・ラ・ランド』のようだった。どうしてこうならなかったんだろう。でもこうならなかったのは仕方なかったし元には戻れない。「夫婦なんて強いところじゃなくて、弱いところで繋がってるものじゃないの」と言う八作。それでも続けられなかったんだな。ぶどう狩りデートのときに、八作が超わかりづらいプロポーズをしていたことも判明する。

とわ子の選んだ道は尊重したいけれど、それってあまりにさみしかったりしんどかったりしないのかなと思ってぐるぐるしてしまった。でも、あらためてエンディングテーマ「presence」のMVを観ながら気づいた。



「曖昧で 純粋で 私が自分で決めた 幸せの姿」

のところが今回とリンクして泣いてしまった。そうか、これがとわ子が決めた幸せの姿なんだ。肯定するしかない。

さらに、

「見えないけど覚えている 言えないけど伝えている」

ここもまた小鳥遊と公園で話したときにした話とリンクしている。
これはもしかしたら小鳥遊さんに出会ったからそう思えた部分なのかもしれない。
二人は別れる運命だったけど、出会ったことでお互いの人生は確実に変わったんだ。

来週で終わってしまうなんてさみしすぎるけど、心して見届けたい。


第9話のあらすじ



ビジネス上は敵対関係にありながら、心を通わせるとわ子(松たか子)と大史(オダギリジョー)。ところが、社長からの恩義に縛られることなく生きることを選んだ大史は、かねてから誘われていたマレーシアの会社に転職することを決断。さらに、現地では建築士としてとわ子の仕事も見込めるとして、とわ子に「人生を一緒に生きるパートナーになってくれませんか」とプロポーズをする。

そのことを八作(松田龍平)に伝えた唄(豊嶋花)は、「取り乱すから」と慎森(岡田将生)には内緒にしておくようお願いするが、運悪くそこへ慎森が現れる。その後、バッティングセンターで大史と待ち合わせていたとわ子の元に、なぜか八作、慎森が現れる。慎森いわく、八作がプロボウラーと結婚することになった、と。困惑しながら結婚報告する八作の話を聞いていたとわ子だったが、そこに遅れてきた大史が現れて…。

唄の応援もあり、四度目の結婚や新天地での生活に期待をふくらませつつも、一方では社長として会社と社員たちの行く末も気になるとわ子。そんな彼女に対して、元夫たちはそれぞれの思いを胸に行動を起こす。

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