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「大豆田とわ子と三人の元夫」全10話の「名言&愛おしトピック」総ざらい(ネタバレあり)|選んだ人生がその人の幸せ。ありがとう、まめ夫

第6話の「名言&愛おしトピック」:噓でしょ、かごめ……何もかもがもう遅くてつらい

確か、仕事相手の社長の車に連れ去られたとわ子の身を案じていたはずだったのだが。

3人の元夫たち&それぞれ気まずい感じになっちゃった女性3人による地獄の合コンみたいなパーティー(飲み会?)が始まっていた。さっそく自己紹介が始まるが、例によって慎森が「自己紹介っているかな?」と言い出し場は凍り付く。

いろいろあって、なぜかとわ子はいないとわ子のマンションでのギョウザパーティーへと発展。

男性陣が包んだギョウザに名前をつけていると、女性陣は愚痴大会に発展。「どれが誰が包んだギョウザでしょう?」という鹿太郎はスルーされ、愚痴はどんどんヒートアップしていく。

翼(石橋菜津美)の元彼たちがトレカ作れるぐらいやばい男たちだという話から、匿名だが明らかに自分のことだとわかる愚痴を聞かされて大ダメージを受ける3人。動揺のあまりギョウザから具がはみ出たり具なしのギョウザを包んでしまったりする。

慎森は「一番ひどい、人に透明人間にされるほど悲しいことはない」「その人はきっと自分だけがが好きなんだろうね」と言われ


鹿太郎は「普段モテない人って妄想がふくらむけど相手が実態化した途端逃げる」「したいのは恋愛じゃなくて恋愛ごっこなんですよ」「ロマンチスト最悪。ロマンはごはんだと思ってるんですよ。ロマンはスパイスなんですよ、主食じゃないんだな~」と言われ


八作は「その人が優しいのは」「その人にとって人間関係はサービスでしかないから」「謝っとけば話打ち切れると思ってる」と言われる。

慎森のことは「不器用だから」鹿太郎のことは「ロマンチストだから」八作のことは「言いたいことがうまく言えなかったのでは」とかばい合う夫たちだが、女性陣の大反撃をくらう。

「言えたことですよ、言えたことだけが気持ちなんですよ」
これは名言だ。いくら心の中で思っていても相手に伝わらなければ思ってないのと一緒だ。自分も身につまされる。

「自分と付き合いたいと思う?」
ぐうの音も出ない元夫たち。

「トレカ3枚引いた大豆田とわ子。こんな駄目な3人なのに、大豆田とわ子は怒らなかった」
あらためてとわ子の偉大さに気づく3人。そして鹿太郎は色気があるところ、慎森は笑顔が素敵なところが好きだったと言われて驚く。

さっき元夫たちを詰めた3人だが、「私たちもひどかったよね」と笑う。
向き合ってる女たちのほうが強いし上手だしかなわないなと思った。

慎森も鹿太郎も相手と向き合うみたいですと言う八作に早良(石橋静河)が言った言葉が刺さる。
「もう遅いよ。どこが好きだったか教えるときは、もうその恋を片付けるって決めたときだよ。せっかく自分だけが見つけた秘密だったんだから」

そういう早良だけは八作に好きだったところを言えず恋を片付けると消められないのがまたしみる。だがやはり、八作がその思いを受け入れることはなかった。

相手と向き合うと決めた慎森と鹿太郎だったけど、どちらも別れを告げられてしまう。表情から察するに、たぶん女性二人とも、本当に彼らのことが好きだった。大切なものに気づけず、やっと気づいた途端に失ってしまった、自分のせいで。

これは痛いなぁ、落ち込むなぁ。
決して他人ごとではない失敗だな、胸に刻もう。
でも八作だけ断っている側だからダメージ低い?
と思っていたら、まさかそんな展開になるなんて。

かごめの突然の死

思いつめた表情で携帯を気にし、コンビニで何か買う八作。靴下も一緒に買った。
病院では、青ざめた唄が自販機の前であったかい飲み物が買いたいのに買えないという。ボタンを押して唄を抱きしめる八作。

時刻と「心筋梗塞」という死因を告げる医師の声。
ええええ、そんな。

え、とわ子に何かあったの? と一瞬思った。
いや、結婚断られたからってさすがに殺さないよね?
違った。とわ子は座っていて、八作に買ってきてもらったホチキスでパーカーのひもを直していた。「霊安室」の文字が目に入る。

亡くなったのはかごめだった。
持ち主がもう着ることはないのに、直してあげると約束していたパーカーのひもを直してしまう。
実際のお葬式で近い光景を見たことがある。
うまく言えないけど、そういうものだと思う。
意味があるかとか、実際役に立つかなんて関係ない。

その後のお葬式の準備をしている様子が、楽しげな音楽とともに流れていくのがかえってリアルに感じた。実家でお葬式あげられたくないというかごめの希望は叶えられなかったけど、祭壇やお花屋音楽。かごめらしさを取り入れたお葬式にできてよかった。

それまで粛々と役割を果てしてきて、霊柩車が出るときに「かごめ!」と叫んだとわ子、切ない。二人の思い出のシーンはいつも楽しそうで、けんかのシーンがあっても二人がお互い大事な存在なんだなということが分かった。

3人の夫と離婚し、母を亡くし、父はあんな感じだし、雇われ社長で社員たちに気を遣うとわ子。娘もいるけど、とわ子にかごめがいてよかったと思ってたのに。運命はなんでとわ子からかごめを取り上げてしまうのか。

かごめは「私には何もない。だから、うまく行こうが行くまいが、やりたいことをやる。一人でやる」と言っていたのに、終わりがあまりに早すぎる。自分には何もないと思ったまま死んでしまうなんて。

とわ子はできる限りのことをしていたと思うけど「一人で死なせてしまった」と悔やむ。
八作はとうとう思いを告げられずに終わってしまった。もうどうにもできない。

すべて「もう遅い」状態で終わってしまった今回。
あまりにつらい展開に、かなりじわじわと衝撃を受けている。
でも、この物語を見た私たちは、この物語では間に合わなかったいろんなことを、現実では少しだけ間に合わせられるかもしれない。

特に人の死に関することは、なかなか悔いが一切ないということは難しい。
でも少しでも減らしたいなとあらためて思った。

かごめのこと、大好きになっていただけにこの展開がつらくてたまらない。
ただ、家のことを聞かされたとわ子に「忘れて。私をそういうことで見て欲しくないんだよね。私はそれを超えるアイデンティティを作ってきたし、あるから」と言っていたかごめだ。
きっと早すぎる死にばかりフォーカスを当てて気の毒がっていては不本意かもしれない。

かごめは自由すぎるくらい自由で軽やかで、そんなところにとわ子も八作も惹かれたんだと思う。とわ子みたいに苦楽をともにして、わかってくれる友達がいた。そういう意味では幸せな人生だった。家庭に恵まれなかったり仕事はうまくできなかったとしても、決して何もなくなんてなかった。

でもやっぱり悲しいよ、かごめ。

第6話のあらすじ


誕生日当日の夜、取引先の説得に向かったとわ子(松たか子)との連絡が途絶えた。とわ子の誕生日を祝うため、オペレッタに集まっていた八作(松田龍平)、鹿太郎(角田晃広)、慎森(岡田将生)は彼女の身を案じるが、そこへ早良(石橋静河)、美怜(瀧内公美)、翼(石橋菜津美)が偶然来店し、さながら合コンのような飲み会が始まる。

さらに、元義父の旺介(岩松了)から半ば強引に呼び出された八作たちは、とわ子のマンションへ。早々に酔いつぶれて寝てしまった旺介をよそに、主不在の部屋で、なぜかギョーウザを作り始めることになった元夫たち。その傍らで、女性陣はそれぞれの恋愛の愚痴で意気投合し始める。しかも、名前こそ出さないものの話題は明らかに八作、鹿太郎、慎森のことで、3人は動揺を隠せず…。

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