「探偵☆星鴨」第10話までのネタバレ感想:「タワシ殺人事件」ついに解決!星鴨、唐戸、捜田刑事よ、ありがとう
第10話あらすじ&感想
第10話あらすじ
星(有岡大貴)と捜田(岡田義徳)は、星お手製の探偵グッズ三徳双眼鏡とあんパンを手に張り込み、一方の唐戸(片山友希)は、黒谷(森廉)殺害現場近くの喫茶店の防犯カメラに映っていた竹田芽衣(入山法子)の姿を見つける。
星は、ジョー(堀部圭亮)の告白は全くの作り話で、実は真犯人を星に暴いてほしいという調査依頼だったのではないか!?そして、真実の鍵は、ジョーに探偵学校で教わった『ジョーの掟』にあるのでは、と推測するが…。星たちが張り込んでいたアパートから出てきたのは、以前、竹田の依頼で調査した元結婚詐欺師の鮫島売(武田航平)!全力で逃げる鮫島を懸命に追いかける星と捜田は、いつしかバディのように!追いつ追われつの逃走劇の果てに待っていたのは…!?
星と捜田が事務所に戻ると、そこには携帯電話だけが残され、唐戸の姿が消えていた!!もしや、真実を知ってしまった唐戸の身に危機が!?ついに点と点が線で繋がる!?怒涛の最終話!!最後の依頼人はジョー!?星は本物の『一番星』を見つけ、真犯人を暴き、師匠・ジョーにかけられた疑いを晴らすことが出来るのか!?そして思いがけない「タワシ殺人事件」の結末と真実!?捜田の推理は!?ジョーの罪は!?星 と 唐戸に待ち受ける未来とは!?
第10話の感想:「タワシ殺人事件」ついに解決!星鴨、唐戸、捜田刑事よ、ありがとう
ようやく「タワシ殺人事件」の真相が明らかになった。
並んで張り込みをする星と捜田刑事。見張っていたアパートから出てきたのは、8話に登場した結婚詐欺師・鮫島だった。
逃走する鮫島をなかなか捕まえられない星たちだったが、「仕方ない、あいつらを呼ぶか…」と捜田刑事があんパンを掲げると、部下の警官二人が登場。彼らのおかげで無事鮫島を確保できた。(なぜあんパンを掲げたら出てきたのか、若干疑問ではあるけれど…)
黒谷を殺した真犯人は、この鮫島の婚約者と名乗った8話の依頼者・竹田芽衣だった。
実は彼女も結婚詐欺師。その証拠を掴んだ黒谷にゆすられていたために殺そうと考えたという。事件当日、黒谷の後をつけ、ジョーが立ち去った後に黒谷の頭を石で殴って殺害。黒谷との関係がばれないよう、純粋な依頼者だと印象づけるため鮫島とともに星に嘘の依頼をしたのだった。
今回、がっつり協力した星と捜田刑事。張り込んであんパン談義をしたり(ちなみに捜田刑事のあんパンは“栗入り”)、鮫島を追って走り回ったりと絶妙なバディぶりを見せてくれた。また、一緒に捜査しただけでなく、示し合わせてあの横入刑事に仕返しもしていた二人。前回「ジョーの実家のあるフジヤマ村に行く」と言ったのは実は真っ赤な嘘。横入がお店に盗聴器を仕掛けていたのを知って一芝居打ったのだった。(おかげでひたすら山の中をさまよっていた横入刑事。果たして無事に帰ってこられるのか…?)
事件を解決して「すべて君のおかげだよ。ありがとう」とお礼を言う捜田刑事に、「探偵として当然の仕事をしたまでです」と星は応える。第1話の不当逮捕で出会って、最終的にすごくいいコンビになった二人。握手を交わす星と捜田はとてもいい顔をしていて、見ているこちらもうれしくなった。
ただ、この時点ではまだ気になることが残っていた。現場にあった例のタワシは結局何だったのかということ。
それを明らかにしたのが、再び星の前に現れた探偵ジョー。実はタワシはジョーが星のお店で買ったもの。黒谷と争った際に現場に落としていったのだった。
改めて教え子の星と向き合ったジョーはようやく真実を明かす。黒谷が殺されたのを知って、自分にかけられるであろう疑いをはらそうと考え、「真犯人の手掛かりになる」と竹田が現場に残したハイヒールを持ち去った彼。その後、警察の包囲網が狭まる中で、星に希望を託そうと作り話でヒントを与えたのだった。
これに、「ハイヒールを警察に渡していれば、もっと早く解決できたのでは」と唐戸からもっともなツッコミが入る。その通りだと認めるジョー。そう、彼は自分で解決しようとしたがために、むしろ事件を攪乱させてしまったといえる。
自身を「探偵失格」だと称したジョーは、星に探偵の帽子を渡して「後は任せるよ」と未来を託す。そして、自身の今後について「情報屋でもやるとするかな」と言いつつ去っていった。(ちなみに彼の本名は「城 豊也(じょう ほうや)」である)
ジョーとのことでちょっとしたほろ苦さもあったけれど、見事に難しい殺人事件を解決した探偵星鴨。さらに彼はラストに唐戸の顔を10秒見つめ続けることにも成功。女性恐怖症もちょっとだけ解消されたようだ。
毎週月曜の深夜にゆるめのコミカルなミステリーで楽しませてくれた本作が、今回ついに幕を閉じた。
ズッコケなところも多々あったけれど、見事な閃きで依頼者たちを笑顔にしてきた探偵星鴨。
なんだかんだで星をしっかりサポートし、カラッとしたツッコミが冴えわたっていた助手・唐戸。
思い込みが激しくてポンコツだったけれど、実は誰よりも優しくていい人だった捜田刑事。
軽妙でハートウォーミングで、でもちょっとズレたところもある彼らのやりとりが毎回本当に楽しかった。星、唐戸、捜田の3人に心から「ありがとう」と伝えたい。
ただ、実はもう一つ気になっていることがある。6話で登場した四方田樹。いろいろ思わせぶりな回想シーンもあったけれど、結局彼は「タワシ殺人事件」には関わっていなかったのだろうか?
この謎もあるので、ぜひ続編や劇場版などをやってもらいたい。探偵星鴨の「見えた!輝く一番星!」がまたいつか輝くことを願っている。
→目次へ戻る
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
(C)NTV・J Storm