「探偵☆星鴨」第10話までのネタバレ感想:「タワシ殺人事件」ついに解決!星鴨、唐戸、捜田刑事よ、ありがとう
第5話あらすじ&感想
第5話あらすじ
星(有岡大貴)は、唐戸(片山友希)が助手になってから依頼内容がしょぼくなったとぼやき、探偵というより、便利屋じゃないかと嘆く。
「難事件を解決したい!」と意気込む星のもとに依頼人・田所(菅原永二)が、「ある物」を盗まれたと訪ねてくる。難事件の依頼かとテンションの上がる星だったが、田所は洋食店を営む料理人で、盗まれたのは店の名物・ナポリタンの「味」だという。
ひとまず田所のナポリタンを試食。ただ「うまい、うまい」と繰り返す星に対して、唐戸は的確に味を表現し、食リポの上手なリポーターのよう。
続いて「味」を盗んだ疑いのかかる、オープンしたばかりの駅前の喫茶店から、唐戸がナポリタンをテイクアウト。店長(森優作)の接客の様子からは、味を盗むような悪い人には思えなかったが、食べてみると確かに似ている。
そこに新たに現れた女性依頼人・西田(磯山さやか)。星がドギマギしながらも事情を聴くと、今度はカレーの味を盗まれたという。それも、疑惑の店は先ほどと同じ駅前の喫茶店だった。これは犯行確定かと、今度は利きカレーを実施!そこにカレーの匂いにつられるように現れた捜査中の捜田刑事 (岡田義徳)も利きカレーに参戦!味泥棒疑惑から発展し、想定外の一番星が!?
第5話の感想:もはや友だち?になりつつある星鴨と捜田刑事
5話の依頼人は、お店の料理の味を盗まれたという田所・西田の2人。
本当に盗まれたのか確かめるため、ナポリタンとシーフードカレーを試食する星と唐戸。料理はどちらもとても美味しそうで、特にナポリタンは調理するシーンも披露されてなかなかの飯テロだった。
いざ食べはじめると、ひたすら「うまい」を繰り返すだけの星。ナプキンをかけてもりもり食べる姿はとてもかわいらしいけれど、味の捜査にはまったく役に立たない。一方、唐戸は見事な食レポを繰り出して味の個性を掴みだす。なんだかんだ星のポンコツぶりを唐戸がフォローして、いいコンビになってきていると感じた。
そして、星と唐戸がカレーを食べている最中「匂うな!」と現れたのは、おなじみ捜田刑事。「匂うな」の言葉のノリで「やっぱりお前がホシだったのか」と星にいちゃもんをつけるが、「カレーの匂いは、カレーの匂いでしょ」と突っ込まれて「うん、確かに」と納得する。このあたりは、いつものお約束の流れ。
その後、お腹をすかせていた捜田もカレーを食べるが、律儀に「いただきます」と手を合わせた後美味しそうに食べて、料理人に笑顔で会釈もして、その姿はごく普通のいい人。ここまで見てなんとなくわかっていたが、彼は容疑者(=星)に厳しいだけで、根は素直で優しい善人なのだと思う。
そして、食べ終えた捜田に西田がかけた「はい、よろし」の言葉で、星の「見えた!輝く一番星!」が閃く。
この「はい、よろし」という言葉、実は西田だけでなく星がナポリタンを食べ終えたときに田所も口にしていた。そして、味を盗んだとされる喫茶店の電話番号にも「81-464(はいよろし)」の数字が含まれていたのだ。
この同じ言葉を使っていた彼らは、実は父親が同じ兄妹。味が盗まれたのではなく、彼らがみなお店で父の味を受け継ぐ料理を出していたために味が被った…というのが事件の真相だったのだ。
父親が残した味のおかげで巡り合えた兄妹3人は、一緒に新たなお店を始めることに。探偵・星鴨は、またも見事事件を解決して依頼者たちに笑顔を取り戻したのだった。
今回、ある意味事件を解決に導く活躍を見せたといえる捜田刑事。ただ、実際にしたことといえば、仕事の合間で星のところに来てカレーをご馳走になっただけ。もはや星を友人のように感じて遊びに来ているんじゃなかろうか?と思えてしまった。実際、星は嫌がっているが、二人は徐々に腐れ縁の友だちになりつつある気がする。
なお、「タワシ殺人事件」のほうは、「絶賛捜査中だよ!」(捜田刑事)というだけで今回まったく進展なし。しかし、次回は事件について何か知っていそうな星の同級生・四方田樹がついに登場するので、今度こそ大きく動きそうな予感……果たしてどうなることやら――?
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